リンダーホーフ城 (Schloss Linderhof) 2011年欧州旅行記-53

リンダーホーフ城は、ルートヴィヒ2世が完成にこぎ着けた唯一の城だという。その庭園や城の様式はヴェルサイユ宮殿の影響を強く受けている。ヴェルサイユ宮殿ファンの彼氏には、かなりうれしい場所だったに違いない。

駐車場でバスを降り、アナさんから集合場所と集合時間について説明を受ける。言葉は英語。白鳥が遊んでいる池を眺めながら各人リンダーホーフ城の建物を目指す。
今回のツアーは各国語の人が混じっていたけれど、最大勢力は日本人だったらしく、お城内部の見学は日本語と、そのほかの言語の二つのグループに分けられた。「後ろ……たぶん同業者」と日本女性たちを警戒する彼氏を微笑ましいなあと思いつつ、ハンサムなドイツ人兄ちゃんのガイドに従って城に入る。各ポイントではCDプレイヤーにセットされた解説を聞く。城といっても、こぢんまりとした館という感じ。内部は飛び出す絵本のように彫刻が施されていて、なかなか仰々しい作りになっていた。


時間が限られていて、庭園を満足に散策できなかったけれど、晴れた夏の日をこの城で過ごしたらさぞかし気持ちの良い一日になるだろう。

バスはリンダーホーフ城を離れ、フレスコ画で彩られたオーバーアマガウに立ち寄る。ここでトイレ休憩とお土産屋散策に1時間の時間が取られた。僕らはカフェでひと休み。大阪にいたことがあるという地元のおじいちゃんと彼氏がおしゃべりしたり、ケーキを食べて1時間を過ごした。


そしてバスは、今日最大のハイライト、ノイシュヴァンシュタイン城を目指す。

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