ミュンヘン マリエン広場と晩ご飯 2011年欧州旅行記-51

ミュンヘン市内の観光名所というと、マリエン広場周辺に固まっているという。ミュンヘン中央駅からマリエン広場に向かって歩く。とにかく異常気象と言ってよいほどの寒さで、周囲を歩いている人たちの服装も冬そのままだ。フランクフルト・アム・マイン、ローテンブルクとも異なり、ミュンヘン駅周辺ではイスラム文化の服装をしている人たちをたくさん見かけた。バイエルン州といえば人種差別の傾向が強いと言われるが、確かにネオ・ナチと一触即発しても不思議ではないような感じはする。たくさんの人たちが歩いていて、まっすぐに歩くのも困難なほど。からくり時計で有名な新市庁舎を眺める。


晩ご飯は、やっぱり白ソーセージが食べたいというリクエストを叶えてもらった。マリエン広場に面したBayerischer Donislで。ドイツのレストランは他国(?)の流儀とはちょっと異なっているようで、なかなか席に案内してくれなかったり、無表情でたんたんと給仕するので怒っているのか、嫌われているのかとちょっと不安になる。彼氏によると、悪気はなくてあれが普通だから気にするなということらしいんだが。

親子3代でにぎやかに食事しているテーブルのとなりで、僕らもささやかな晩餐を。店内には東洋人の姿もちらほら見られる。有名店らしい。

ドイツに来ているのに、なぜかフランスワインで乾杯!ワイングラスに線が入っている。これはグラスワインを頼んだとき、法律でこの線まで入れないといけないことになっているらしい。ドイツらしい。


郷土料理の白ソーセージは焼いてもらったもの。なんでもお湯に浸した白ソーセージはランチメニューだとか。これが美味かった。そして、付け合わせのじゃがいもが特筆ものの旨さ。正直、白ソーセージがなくてもこのじゃがいもだけで僕は満足したと思う。

彼氏はターキーのグリル。僕は白身魚のフライに、じゃがいもを添えたもの。フライ自体は正直、巨大なフィレオフィッシュの中身だったけれど、じゃがいもは特筆の美味さ。しっかり完食。


まだ飲み足りなかったので、ワインバーでもと思って探したけれど、見つからず。デパートの地下でゼクトと、つまみのプリングルスを買って、ホテルに戻ってのんびりと乾杯。窓の外はすっかり暗くなって、地平線のあたりに山が連なっているのが見える。あれはオーストリアか、それともスイスだろうか? そんなことを考えながら僕たちは眠りに落ちた。

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