BL漫画レビュー:あべ美幸『SUPER LOVERS スーパーラヴァーズ』

いわゆるプロ漫画家が描いたBoysLove。
「八犬伝―東方八犬異聞―」を休載してまで描いたBLとはなんだったのか??

俺と家族になってみる?
-それで、もっとドキドキしてみない?

「母危篤」という知らせに騙されて海外に来るハメになった高校生の海棠晴は、そこで突然「お前の弟だ!」と零という男の子に引き合わされてしまう。野生児で誰の言うことも聞かない零を必死で世話する晴だったが、どうも零には出生について秘密がある模様。おまけに、ようやく零が自分だけに懐き始めた矢先、ある悲劇が晴を襲う。--そして5年後、成長した零に再会した晴だったが…?
苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ登場!!

今日のBL書評は上手くまとまらないと思う。
だけど、今日書かないと言葉は溶けて消えてしまいそうな気がする。
上手くまとまらないこと前提で、備忘録的にスーパーラヴァーズを取り上げる。

ハードディスクがクラッシュして、たくさんのBL本を失った。そんななかで、再投資しても取り戻したかったのが「スーパーラヴァーズ」だけだったことに、僕はとても驚いた。無人島へ持っていく本はなに?の問いかけの答えを手に入れたような気分だった。実際、ハードディスクがクラッシュ後、僕はスーパーラヴァーズを再度購入した。

スーパーラヴァーズをBLと言って良いのかは議論の分かれるところ。
元ホストの超絶美形長男と、野生児末っ子が色々あるけれどカップルではある。
だが、本誌の中での比重はそれほど大きくなくて、テーマは別なところにある気がする。
というか、テーマは第1巻でストレートに提示されているのだ。



竹宮恵子の時代から、女性が描き、女性が消費するボーイズラブには、同性愛に仮託されたテーマがあった。逆にテーマが仮託されていない作品は、極論ただの「やおい」だったのだと思う。Boy meets Boyがたいしたハードルではなくなってきている今日、男性同性愛自体を作品テーマに取り上げたっておもしろくも何ともない。「なぜあなたはBoysLoveを描き続けるの?」という問いかけに答えを持つ作品が、やっぱり良作と言えるのだろうと思う。

アホっぽい設定ではある。
しかも話の進展は遅い。
だがしかし、人間の根底に横たわっている「寂しさ」をテーマに、その喪失感を埋めるために家族を維持することに熱心な長男と、物心ついてから初めて人間に優しくしてもらった長男を恋うてやまない末っ子。血は繋がっていないとはいえ兄弟であるから、世間体から言えば零は「弟」でいるしかなく。だけど、溢れる想いは長男晴を恋うて止まない。作品の中では「運命」とされている。だから「なぜ男同士で…」という葛藤はなく、周りもいちゃつく二人を責めたりはしないのだけど。

美形双子も長男が大好きで、次男に至っては割と重度なブラコン。従兄弟として登場する夏生も、やはり寂しさを抱えた人物。そんな登場人物たちが、たぶん吉祥寺の住宅街に設けられたカフェ付きの家で暮らしている。僕はこのテーマがとてつもなく好きなのだ。心の奥底にある耐えきれないほどの寂しさを、人はどうやって乗り越えて行くのだろうかと。

1.絵柄
本当に少女マンガの血を引く正統派ボーイズラブ。第1巻の主要登場人物の登場のさせ方が典型的。随所に花が置かれ、華やかな画面で構成されているのもその証左。常に光源を意識した絵造りになっていて、夏の午後を彼らと一緒に過ごしているような気分になる。
キャラクター造形も秀逸。美麗。僕は大好きだ。

2.ストーリー
色々とBLを読んできた中で、もっとも好きなシリーズ。いや、愛しているといって良いかもしれない。一つ屋根の下で暮らしているたくさんの「寂しがり屋」たちが、どうやってそれぞれの幸せを掴んで行くのか、それとも個々の幸せよりも「家族」を優先させるのか興味は尽きない。

3.エロ度
それなりにやってる。全然生ぬるいが。

4.まとめ
繰り返しになってしまうが、少女マンガフォーマットで描かれたきわめて正統派、きわめて端麗美麗な作品。人と人とが関係し、番い、共に生活する中で、人は自身の抱えている寂しさをどう消化し、どうやって乗り越えて行くのか。あるいは短い生において、ぬぐい取れない寂しさを自分の傍にいる存在がどれだけの慰めになるのか。その答えをボーイズラブが提示できるならば、それはすばらしいことだと思う。とても大切な作品。僕は最終章まで見届けるつもり。

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★★★
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

BL漫画レビュー:富士山ひょうた『年下の彼の彼』

こちらもおひさしぶりの富士山ひょうた作品。
不測ノ恋情を酷評したけれど、ふたたび富士山作品に魅了されるのか!?

五歳年下の大学生・赤松の純粋な瞳が眩しくて、ストレートな言葉が可愛いと思っている国吉。素直な気持ちを伝えあうふたりはいつでもラブラブ。
照れも恥ずかしさも超えてまっすぐに想いを言葉にするふたりのピュア甘恋愛物語(ハート)

なんじゃ、この緊張感のないシノプシスは!!! (w

まあさ、なんというか。
「たぶん私史上いちばんふわふわお花畑な2人。照れたら負けを合い言葉に描いておりました(笑)」と作家が述べてるように、甘いよ。甘すぎるよ。「1ページ目からクライマックス」じゃないけれど、「1ページ目から痴話ゲンカ」だし。



昔ならば、告白する、思いが通じてベッドインする、つきあい始める……順番はともかくとして、ゲイカップルのおつきあいをスタートさせること自体がハードルの高いものだった。その想いが通じたあとグダグタになるのは新田祐克の例の長編なのだけど。「年下の彼の彼」に至っては、最初から晩飯食いながら誕生日を一緒に過ごせなくて痴話ゲンカになっているカップルだ。そして台所で洗い物をしながら拗ねている年下彼氏と仲直り……なんということでしょう、この生活感は!!

でもね、これもBLの行き着いた一つの形ではないかと思うのだよ。
つきあい始めるよりも、関係を継続させることの方が難しい。
昔ゲイバーのママが連載していた「やっぱり・ふたり」という記事を読んでいた。長く続いているカップルにインタビューして、良きロールモデルを探そう的な企画だった。
BL読者の平均年齢がどんどん上がっているらしい現状では、恋を探そうという従来路線以外に、幸せな生活を送ろう的な企画が上がってきても不思議ではない。や、本当は苦労しながら幸せな生活を続ける方が尊いのだと僕も思うし。主人公のこだわりがややウザイよしながふみ路線を追求しすぎない程度で、この路線はアリなんだと思う。だけど、前回紹介したレビューのように、BLってどこへ向かうのだろうという危惧はあるのかもね。

1.絵柄
ふわふわ富士山ひょうた路線。

2.ストーリー
5歳年の差カップルの幸せな日常。痴話ゲンカで始まり、大学内で赤松に横恋慕している友人との絡みがあり、二人の出会いの頃の話があり、最後は浴衣姿でガッツリH。まあ良いんじゃないでしょうか。

3.エロ度
富士山ひょうたお得意の、脱ぐと結構すごいのよ。大学生の赤松くんが、国吉さんをガッツリ掘っております。「痛い…熱い、苦しい……けどこれが赤松くんなんだ…」…ごちそうさま。

4.まとめ
まあ、アリだとは思う。だけどストーリーがあるよでないような、ある意味やおいのような気がしてきた。しかし「年下の彼の彼」ってタイトルは、いったい誰目線なんだ??

絵柄 :★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
エロ度 :★★★☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

フランス旅行のネタを集めつつ

それにしても、7~8月のヨーロッパは旅行するベストシーズンの一つなのだろう。
スキー狙いでもなければ、やっぱり活動的な夏は良いと思う。
前に彼氏とドイツを旅行した時は異常気象で、7月だっていうのにドイツ人たちがコート着ていてびっくりした。僕はレストランに入るために持ってきていたジャケットで凌いだけれど、ほんと想定外。

で、異常気象でなければ、よい景色が眺められるのだろう。
当然ながら、ホテルの争奪戦は始まっている。
ここ数日ホテルの予約状況を眺めているけれど、どんどん埋まっていて、とある場所では1泊3万円クラスの部屋しか残っていないことになっていたりとか。

その一方で、地球の歩き方「フランス」を買ったものの、僕は途方に暮れる。
例えば、地球の歩き方「日本」というものがあったとして、INとOUTが東京だったとして、全国をざっくり網羅した観光ガイドを手に入れても、どこへ行ったらよいのか途方に暮れる。ぶっちゃけ、お金をぶっ込んで、青森日帰り、新潟日帰り、京都・大阪日帰り、広島日帰りとか、やって出来なくはないけれど現地人の感覚では「?」だよな。

今回、パリには滞在する。彼氏のリクエストのモン・サン=ミシェルは行く。僕の行ったことないベルサイユは行く。となると、たぶん、足を伸ばせるのはあと1カ所しかないと思う。その時にノルマンディの奥地へ進むのか、あるいはパリからTGVをぶっ飛ばしてプロバンスで2、3泊するのか。モン・サン=ミシェルとサン・マロのセットは、公共交通機関を使っての移動は時間のロスが多すぎて、難しい感じがしている。
彼氏はワイン好きだが、ワイン畑が好きかどうかは疑問なので、まあ時期も時期だし畑めぐりはないんじゃないかと思いつつ。

フランスの田舎町、アヴィニヨン郊外の並木道をドライブしたいなあという気持ちもあったりするし。ただ、ヨーロッパのレンタカーってマニュアル車が多いんだよな(^^;

フランス国鉄やバスの時刻表の在処を探しつつ、フランス旅行記ブログを読みあさる日々。

夏休みの計画

雨。4.3℃/2.5℃/94%

やたらに寒い1日だったわけだ。
雪にならなかったのが幸いって感じかな。

彼氏と過ごす夏休みの計画を練り始めた。
彼氏と休暇を合わすために、前年から時期を決めて休暇申請を出し、半年以上前にエアラインチケットの手配とホテルの予約を始める。

今日、パリまでのエアラインチケットを押さえた。
ベストシーズンのヨーロッパを旅したいというのが僕の要望で、今年は夏のフランスを巡ることになる……はず。もっともパリからさらに遠くへ行ってもかまわないのだけど、移動距離ばかり増やしても、ね。

たぶん、8年ぶりのフランスなので楽しみだ。

今日のランチは鶏の櫃まぶし。
薬味の上から鶏のスープぶっかけて、さらさらと食う。
これはこれでアリだと思った。

嫌韓感情

日韓スワップ100億ドルの延長はなくなりましたね。
ここ数日、ネット上ではかなり話題でしたから。

「韓日は悪縁だ」と韓国人が書き込んでいるのを見かけたことがありますが、日本にとっても日韓は悪縁なのだと思います。スワップがなくなることで、即ウォン相場に影響が出るとは思いません。が、悪い縁がどんどん無くなっていくことで、日本、韓国がそれぞれスッキリするのならば結構な話かと。

ちなみに、メディアと一部「知識人」という方々が在特会を引き合いに出して「日本人全体の右傾化がぁ」と叫んでいますが、あれも慰安婦と女子挺身隊の意図的混同と似たことをやっているのだろうなと僕は思ってます。
反韓と嫌韓は似ていて微妙に違う。お為ごかしであれ「日本人が謝罪と賠償をしてくれたら、韓日はもっと仲良くなれるのに」と言う韓国人に対し、「なにそれ、気持ち悪いわ。もう関わり合いになりたくない」というのが大部分の日本人の感覚じゃないかと。
憎んでいても日本という存在に絡みついてくる韓国人に対し、日本人的には目の前から見えなくしてしまいたい。自分たちは関わり合いになりたくない。なのに「同じ価値観を共有する大切な隣国」という首相のリップサービスや、日韓友好をごり押しするメディアが気持ち悪い……嫌韓ってそういう感情なのだと思ってます。



昨日出回った画像。
国家同士で「愛」とか「兄弟」だとかなに言ってるんだよ、というのが日本人の感覚。

「それでも、やさしい恋をする」のレビュー雑感

ヨネダコウの「それでも、やさしい恋をする」に、こんなレビューを残している人がいることに気づいた。

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作者が丁寧に話を描こうとしていることはわかる。
二人のやり方で一生懸命手探りで、男同士だけどそれでも恋をする。
うん、BLだね。それだけです。
ヨネダコウさんをずっと買ってきていて、評価も高く、それは確かに納得ができる(とっつきやすいしわかりやすい)けれど、もうこういうBLは正直お腹いっぱいです。
ヨネダコウさんには罪はないけれど、ザ・BLの王道だからこそ、BLはどこに向かうのだろう?これからのBLから、今までと違う、しかし普遍的なものが生まれるのだろうか?と考えずにはいられません。
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おお、なるほど。
読む人によっては「こういうBLは正直お腹いっぱいです」なのか。
このレビューの良し悪しを言いたいのではなくて、「ザ・BLの王道だからこそ、BLはどこに向かうのだろう?これからのBLから、今までと違う、しかし普遍的なものが生まれるのだろうか?と考えずにはいられません」という感想を持った人がいたのかぁ、と。

たぶん、普遍的な恋の形なんて、それこそ少女マンガでやり尽くされていて、見せ方を変えているだけで新機軸なんかはたぶんないと思うのだよね。「二人のやり方で一生懸命手探りで、男同士だけどそれでも恋をする。うん、BLだね。それだけです」。そうじゃないBLっていったい何なのか、すごく興味がかき立てられる。新しい世界が待っているのかって。

このレビューアーさんだけじゃなく、こういう感想もある。

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ヨネダコウさん作品の中ではあまり。。。な感想です。
現実の世界が垣間見れて、思い切り浸れる作品では無かったかな~
これは個人的な感想ですが。
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うーん。。。もっとファンタジー方向に振れという意見なのかな?
BL好きの乙女ファンタジーって、もっと現実離れした世界なんだろうか!?
僕にはよく分からない。
もちろん読む人の立ち位置や、年代によって感じ方はまったく異なるので、なんとも言いがたいのだけど。

現実の世界にふたりの同性愛者がいる、そういう話はお腹いっぱいで、思い切り浸れる作品ではないという意見が出るのは、やっぱり「それでも、やさしい恋をする」がBLではなくて、ゲイマンガに近い証なのかもしれないね。

出口晴海が苦手という感想がチラホラあるのだけれど、あれって一面肉食系女子と同じなところが嫌われてるんじゃないかなと思う。

ま、ただの雑感ということで。

Windows7でコマンドマクロを使う場合。

Windows7にRubyをインストールして、WEBrickを起動する場合、ちょっと面倒。
コマンドプロンプトで下記を入力して起動する。

> ruby -run -e httpd -- --port 3000 .

いやいやいやいや、毎回これを入力するのはめんどくさすぎ!!

で、doskeyマクロを使って、コマンドマクロ(別名エイリアス)を設定すると楽になる。
設定方法は、こんな感じ。

> doskey マクロ名=コマンド

今回はWEBrickというマクロ名を設定してみた。

> doskey webrick=ruby -run -e httpd -- --port 3000 .

これで、

> webrick

とマクロ名をタイプするだけで、WEBrickが起動する。

ちなみに、どんなコマンドマクロが登録されているか調べたいとき。

> doskey /macros

コマンドマクロを削除したい場合。

> doskey マクロ名=

空のコマンドを登録するとコマンドマクロは削除される。

コマンドマクロはコマンドプロンプトを終了してしまうと消えてしまう。
それを防ぐためには、次のようにコマンドマクロを保存しておくと良い。

> doskey /macros > macros.bat

で、コマンドプロンプトのアイコンを右クリックしてプロパティを出す。
で、リンク先に次のように記載する。

%windir%¥system32¥cmd.exe /k macros.bat

これで、このアイコン経由で起動したコマンドプロンプトではコマンドマクロが設定された状態で立ち上がる。

iPhone経由でau WiFiスポットに接続すると幸せになれそう

休日、近所のヴェローチェにMacを持ち込んでごちゃごちゃやってる。
そのときの悩みは、au WiFiの電波が入っているのだけどよく固まること。
しかもブチブチ切れまくって、再接続に結構失敗する。
これがかなりストレス。
「au Wi-Fi接続ツール」認証機能の出来が悪いせいじゃないかと疑ってる。

といって、iPhone6のテザリングを使いまくると7Gなんてあっという間だし。

今日、なんとなくいたずら的に、iPhone6をWiFiでau WiFiスポット(厳密にはWi2premium)に接続させ、そこからLightningケーブル経由でUSBポートに繋ぎ込んでみた。
普通に通信ができ、かなり安定してパケットが流れている印象だ。
通信が安定しているように感じるのは、iPhoneの無線LANアンテナがMacよりも性能が良いからかもしれないが。

いままでブチブチ切れまくっていたWiFiが、40分ほど安定して接続が続いている。
デカめのzipファイルをダウンロードできるかどうか、テスト結果が楽しみ。

※100Mbytes強のファイルを問題なくダウンロード
※近所のベローチェで入る au WiFi が問題なだけかもしれない。電波は3本立っているけどね。

明日は神宮寺レンの誕生日らしいが。

曇り。12.3℃/2.2℃/26%

日が暮れてから、冷たい北風が吹き荒れた。
ビル風に翻弄されながらそそくさと帰宅。
暖かかったら新宿二丁目で酔っ払っていたかもしれないけれど。

朝ご飯は極力炭水化物を抜いているのだけれど、ランチは同僚と摂るので無碍に断ることもできず。今日はパクチーのはいった担々麺を食べる。パクチーは苦手ではなくなってきたけれど、積極的に「うんめー」と感じる事もなかった。今日の担々麺のスープとパクチーがめちゃめちゃよくあう。


で、仕事がはねた後、本を買い、そのあと「にく~、にく~、肉食いてぇ」と呟きながらアキバまで歩く。明日のバレンタインは神宮寺レンという人がバースデーらしい。だれ?この人??


で、アキバで肉にありつく。
唐揚げ1kgトッピング可とか、恐ろしいメニューが並ぶ街アキバ。
トゥッカーノ グリル&バー (TUCANO’S GRILL and BAR) で牛ランプステーキを喰う。炭水化物なし、塩とペッパーの味付けだけの赤身肉をひたすらガツガツ喰う。ブラジル料理って、どれもこんなに豪快なんだろうか??マテ茶が欲しい……。


で、地下鉄に乗って移動。
「春はあげもの。」……うん、良いね。
良いけど、食えない。。。。


こんな食生活を続けていたら、程なく死ぬと思う。(w

大丸松坂屋専属忍者 NIJA らしい。

晴れ。13.0℃/1.2℃/37%

日中はかなり暖かくて、移動も楽だった。

帰り道に忍者を発見。
大丸松坂屋専属だそうだ。


わりと楽しそうな感じ。

NIJA&JANI
http://nijajani.com/index.ja.html

BL漫画レビュー:定広美香『アンダーグラウンドホテル KISS & KILL』

ひさしぶりの定広美香。

地下30Mに作られた脱走不可能な監獄、合衆国刑務所「アンダー・グラウンド・ホテル」。太陽に見放されたこの場所を楽しめる者だけが、ここを「アンダー・グランド・ホテル」と呼ぶ。
享楽的なセックスに耽る監獄のシャットコール・エリーが見ているのはいつも、犯している相手ではなく、ノーマンただひとりだったー。
過去のトラウマから自傷行為を繰り返すノーマン、彼を優しく癒やすドクター・ヴァン、憎しみにも似た激しい愛をぶつけてくるエリー……。
閉ざされた世界で絡み合う、それぞれの思いの行方は……。
ストーリーテラー・定広美香が描く大人気「アンダーグラウンドホテル」、待望の新編!

うーむ。。。。
ややこしいので「アンダーグラウンドホテル」に統一するが、このシリーズは定広美香の代表作だといって良い。だがしかし、代表作で、監獄の話であった事だけしか記憶に残らない、中途半端な作品であったというのが僕の印象だ。

古い少女マンガの「1ページ目からクライマックス (w」みたいなのりで、本編はいきなりセックスシーンから始まるわけなのだけど、人間関係が頭に入っていないから、読者置き去りで「おっぱじまって」しまい、おばちゃんみたいに「あらあらあらあらあら~」と呆れるしかないわけで。


セックスから始まっても、別にいいんだけどね……。

「監獄」ものって、結構難しいジャンルだと思うのだ。

BL小説では木原音瀬による「箱の中」「檻の外」、そして「すすきのはら」へと続く名作がある。英田サキによる「DEADLOCK」もあったな。ここには「オレは必ず『檻の外へ出る』」という希望がある。読者もそれをどこかで期待し、応援もしている。

だがしかし、オリジナルのアンダーグラウンドホテルに対し、続編2作は地上に出るどころか、ますます地下へ潜って行っちまうわけで、読者としてはいったい何の話に付き合わされているのかいまいちスッキリしない。

しかも……地下監獄という設定、定広美香の作風が悪い相乗効果を生み出している。学生の頃、廃墟になっているアルカトラズ島の観光ツアーに参加した事がある。監獄の並ぶあの長い長い通路を歩いている時、不思議な空気感を感じた。いまは無人なのに、かつてそこにたくさんの囚人がいたという空気感。人がいる場所には、なにかそういう独特のものが生じてくるはずなのだ。だがしかし、定広の作風ではそういう空気感が感じられない。登場する場所も限られていて、まるで予算不足の小劇団の舞台セットのようだ。説得力がまるで無い。

こういう状況では、例えば「羊たちの沈黙」のように、サイコパスの心の迷宮に下って行くようなストーリーだったら盛り上がるのかもしれない。だけど、定広が描いている続編2編は、不良だらけの高校か、猿山のボス争いを眺めているようで、なんとも……しょうがないなぁ。

1.絵柄
いつもながらの定広クオリティ。
筋肉質だし、キャラクター造形も悪くはない。

2.ストーリー
正直、微妙だと思う。

3.エロ度
筋肉質で絶倫の美形がヤリまくってる。やってる回数も多いし、描写しているページも多い。だけど…なんか、無菌室で絡み合っているふたりの男を観察しているようだと言ったら良いのか……。エロいようで、実はエロくない。ポルノなんだったらもっともポルノらしく濃厚に描く方がいい。派手に喘げばいいし、汁物も派手に飛ばせばいい。顔もアヘ顔だっていいだろう。だけどアンダーグラウンドホテルはそうではない。
じゃいろいろな過去や葛藤があったふたりが、ついに結ばれるという「情念」を軸にした作品だったら、もっとエロく感じられたもしれない。あるいはウリ専みたいに、セックスを切り売りしている少年の「悲哀」だったら、もっと感情移入出来るかもしれない。
暴力とセックスを売りにしているような監獄ネタで、この中途半端さは読んでいてつらくなる。

4.まとめ
このシリーズのさらに続編について、定広はあとがきの中で「私の脳内には、すでにプロットが出来ていて、タイトルも決まってるのですが、描かせてもらえる場所が今のところ無いので、いっそ同人誌にするか迷ってます。でもやっぱり、いずれ単行本にしてもらえるようなところで原稿料いただいて商業ベースで描かせてもらうのが夢です」と書いている。うーむ、僕が編集の立場だったら、殺人がしょっちゅう発生する暴力性やエロについて躊躇しているのではなく、作品としてつまらないと考えるのではないか。絵柄やエロはともかく、ストーリーに問題ありかと思う。

絵柄 :★★★☆☆
ストーリー:☆☆☆☆☆
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

「自己責任」という反応は、むしろ正常な感覚なのだと思います。

これは、 宋文洲って人がBLOGOSに発表した文章の一部。
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一番分かったことはお国の許可がないところに行った国民がテロ行為に遭っても「自己責任」という理由で彼らを見捨てる日本人の多さでした。それと二人が殺害された後、半旗を掲げる国々がたくさんありましたが、日本はそんなことをしないだけではなく、追悼の活動さえ見えてきません。

「断固非難」「絶対許しません」という無力な言葉を発されても、逃げているように見えてしまいます。遠吠えは猿でもできます。この世の中にはテロを認める人はいません。テロリスト達は自分の行為をテロではなく正義のための聖戦や抵抗だと解釈しているのです。

「日本人はみな優しい」。日本に旅行した中国人観光客は口を揃えます。実際に私もそう思います。しかし、今回の二人の殺害の際に見せた多くの日本人の、「自己責任」「勝手に行っただろう」という反応を真当たりにして私は悲しかったです。優しさとは何でしょうか。
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別に宋文洲氏が中国人だから、という風に言いたくはないけれど、海外の人は「日本人の優しさ」と「自己責任の厳しさ」が表裏一体になっていることを理解していないのだなあと思った。彼の文章の最後にある『今回の二人の殺害の際に見せた多くの日本人の、「自己責任」「勝手に行っただろう」という反応を真当たりにして私は悲しかったです。優しさとは何でしょうか』という問いかけに強烈な違和感を感じるのは、彼の発言の後ろに、日本人の「優しさ」へのただ乗り、甘えが見え隠れするから。

そして『ISILによる日本人人質事件で考えた、ジャーナリストの使命と「自己責任論」の先にある危険な風潮』というジャーナリストたちの思い上がりも、国民一般からうさんくさく見られている原因だと思う。ジャーナリストって、そんなに崇高な職業か?田原総一朗氏の発言に違和感を感じるのだ。

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人質となった後藤健二さんに対して、「危険な国に勝手に行ったのだから、自己責任だ」という意見がある。確かに自分の意思で行くのだから、自分の責任だろう。だが、ジャーナリストというのは、危険なところであっても行くものだ。現地に行かなければわからないことが、たくさんあるからだ。

今回の現場はシリアだった。紛争地域である。だが、たとえ国内であっても災害や事故が起こった危険な現場へジャーナリストは行くのだ。僕も、そうした場数はたくさん踏んできた。

そしてジャーナリストが、こうして危険と隣り合わせで取材した情報によって、視聴者や読者は真実を知る。みんなが、現実について考えるためのきっかけや材料を提示するのだ。僕たちは、こうやって民主主義の根幹を支えていると思っているのである。
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ジャーナリストやマスコミが、勝手に使命感を感じて危険地帯に飛び込んでいくのは好きにすれば良い。リスクを取った結果、手に入れた情報を売る。それがジャーナリストの経済活動。売文業なのだと思う。その経済行為を「僕たちは、こうやって民主主義の根幹を支えていると思っている」と言挙げして、正常な状態では儲けは自分たちの財布に。今回のような異常事態が発生したときは「社会コスト」と言わんばかりにツケを国民に回すことを疑問に思わない彼らの考え方に違和感を感じる。マスコミ、一部のジャーナリスト、そして一部のいわゆる「知識人」が、彼らの勝手な使命感を国民に「理解しろ」「共感しろ」と強要しているかのような発言が、むしろ全体主義に繋がるような気持ち悪さがあるのだ。

だから、国民の多くが「自己責任」だと指摘するのだろう。
冷たいのではない。個として、他者とは別の位置に立っているのだと思う。
日頃「ファシズムが〜」「全体主義が〜」「息苦しい世の中だ〜」と叫んでいるジャーナリスト、マスコミ、知識人とか言う奴らが、身内のトラブルのツケを他人に回すときだけ「日本人だから助けて当然」「日本社会の一員なのだから金を出して当然」などと「日本」に甘えることを他人に強要して恥じないから、国民の多くが「自己責任だ」突き放すのだと思う。

1週間前倒しのバレンタイン

雨。6.8℃/2.9℃/94%

来日した彼氏と、一週間前倒しのバレンタインチョコの交換。
晩ご飯にワインと肉のプレートなどを楽しんでいたので、すでにお腹がパンパンだった。部屋に戻って飲んだスパークリングワインはハーフボトル。


ここしばらく彼氏からいただきっぱなしだったので「このご恩は必ず……」と用意したチョコレート。彼氏を迎え撃つといいつつ彼氏からもいただいたので、スパーリングワインを飲みながら仲良くチョコをつまんでベッドでゴロゴロ。




今朝は夜明け前に目覚めて、二人で少し話した後、「眠い」と言いだした彼氏と二度寝。すーすーと寝息を立てている顔を眺めたり、その後朝のやわらかい日差しの中でゴロゴロとしていたら、あっという間に10時をまわった。

吉祥寺を少しうろついて、ブランチはボムの樹で。


歩き疲れて星野珈琲店でスフレを食って。


もうちょっと彼氏といたかったんだが、昨日からドライアイになっていたようで左目がゴロゴロしていて、やがて頭痛がするようになった。彼氏には申し訳なかったけれど早めに帰宅させてもらう。帰宅途中の電車の中でKANOのユーザーレビューを読んでいたら、なんだか涙ぐんでしまい、自然にドライアイが解消された。なんだかなあ。。。目薬を持ち歩いた方がいいのかもしれない。

ヴァレンタインのチョコ買った。これで彼氏を迎え撃つ!

晴れ。12.0℃/-0.3℃/26%

仕事を終えた後、コートを買いに行った。
ずっと黒のトレンチコートだったけれど、グレーシルバーを着てみたかったんだ。
試着してそのままお買い上げ。2月入ったのにお値引き一切なしが潔い。
あと1週間遅いとスプリングコートになってしまうから、ラストチャンスかと。

で、そのまま階を変えて、バレンタインのチョコを買った。
これで彼氏を迎え撃つ!

いくらゲイとはいえ、フロアのほとんどが女子の間を漂うのはちょいつらかった。
オカマ女子力と真性女子力とはオーラがちがうもんな。

とはいえ、正直自分で食う女子が多かったような気がしたんだけど。
有名店のショコラに、ものすごく味に差があるなんて事はなく。
プレゼントするなら選ぶポイントはパッケージや、チョコの形でしょ。
カタログ持って彷徨っている人たちは……自分にご褒美なんじゃないかな??と。


テニスプレーヤーのナダルって

筋トレした事ないというのに、この肉体。
男としてはめちゃくちゃうらやましいんだけど。
毎日テニスの練習を続けていれば、あえてジムに通う必要はなかったという事なんでしょうけど。


ひさしぶりにTwitter再起動

僕はどちらかと言えば、後で読み返せるブログの方が好きだ。
いま、ブログ記事移動の下準備を始めたのだけど、読み返していると色々懐かしい。
あの時の人たちは、今どこへ行ってしまったんだろうって思ったり。

ブログに書き込むほどのネタではないときは沈黙していたけれど、その補完はやっぱりTwitterかなと思っていて。いまどきな人たちはLINEへ行くのだろうけどね。

しばらくのあいだ、折を見て呟いてみます。