原発推進とか、脱原発だとか。

晴れ。32.5℃/27.3℃/64%

関東は梅雨明け。とたんに猛暑で、汗だくだくの生活でしたね。
今週はイベントの仕切りや、無茶なスケジュールの仕事を押しつけられて、2日間にわたってお腹が下って大変でしたよ。朝の通勤電車で、何度脂汗をかいたか、心の中で「痛いよぅ」と泣いたことか。終電近くまでの残業を繰り返して、なんとか目処がたって、すこし状況は楽になりましたけれどね。

そんなこんなで、週末土曜日は、髪を切りに行ったり、旅行カバンを引っ張り出したりで終了。やっすいワインを飲んで頭痛に悩まされながら、NHKの原発討論番組を眺めていたら、こんな時間になってしまった。

原子力発電問題って、わかりにくいんだよね。
ことさら分かりやすさを求めているわけではないのだけれど、脱原発には左翼のイデオロギーがべったりと張り付いているし、原発推進には経済コストとエネルギー安全保障意識が念頭にある。しかも「地球温暖化対策」という、またイデオロギーチックな要素も加わっていて、その方法論が再生可能エネルギーで賄うのか、原発が支えるのか、という切り口もあってグダグダよ。

僕が違和感を感じるのは、原子力発電所の危険性を強調するあまり、再生可能エネルギーが妙にバラ色の解決方法であるかのように持ち上げられていることだ。それは本当にバラ色の未来なのか?まるで3年前の自民党から民主党へ政権交代したら、世の中すべてがバラ色の未来になるかのように煽ったそれと、きわめて酷似しているのだけれど。分かりやすさに甘えて、大失敗の選択をしてしまった過ちをもう忘れてしまったのか? 再生可能エネルギーがすべてを解決するような言説は、疑ってかかるべきだと思う。

それとさ、原発推進者も、脱原発推進者も、どうして現状の原子力発電がすべてストップした場合の30%にあたる電力の手当をどうしようという話しかしないのだろう。あるいは将来電力の需要が増えることありきの話なのだろうか。それって、右肩上がりの交通量予測を前提に道をつくって大赤字の失敗公共事業と似ているのだけれど。極論、これから10年かけて、現在の1/10の電力消費で動かせるウルトラスーパー省電力技術の開発を進めたら、太陽光発電すら不要になるのかもしれない。僕は日本は、ウルトラスーパー省電力技術開発に注力した方が、経済効果を含めてイケると思うけどな。新産業が膨大な需要を生み出すし。
それができないなら、物理的に電化製品とか捨てて、モノを持たない生活へ移行するとか。そもそも僕らは電気を使う機械を持ち過ぎなんだってばよ。

ああ、それから。
NHKをはじめとして、とにかくスウェーデンとか北欧を、理想郷のように崇める姿勢は改めた方がいい。あそこが本当の理想郷なら、世界中の人がこぞって移住してゆくはずなのに、そうではないではないか。真実は一体どこにあるのだろうね。

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