こういう人と仕事するのはしんどいのだ

曇り→雨。5.6℃/3.8℃/52%

寒の戻りってやつでしょうか!?

今週末はイベントでその設営に追われていてなかなか頭が回らない……というか、端的に言って時間がとれないですねぇ。むむむ。

以前「地図が読めない女」だの「人の話が聞けないなんとか」だのそういう本が流行ったことがありましたね。うちの上司は「中途半端な完璧主義者」で困ってます。あるいは「部分最適に熱中する迷惑な人」「時間の読めない男」とも。資料を作るのに熱中するのはよいけれど、あなたが夢中でやっているために、プレゼンテーターは内容がわからず困惑し、営業は代理店から突き上げられ、Web制作チームは何度も修正作業が発生し大迷惑、印刷所は入稿がのばされて徹夜仕事、オペレーションチームは資料が完成するのを終電近くまで待機させられる……これ全部あなたのせいだよ。(●`皿´ ●#) キィ―

"日本はなぜ敗れるのか"って本でも触れられていたような気がするけど。日本人には机上の空論で物事を考える人と、ロジスティックに無頓着な人が多すぎて困るよ。
彼もそう。たとえば500人近いゲストを迎えるために、どれだけオペレーションチームを編成しなきゃならないのか、とか。この人たち向けにケータリングを手配するためにどれだけの人と時間が必要なのか、まったく考えていないんだわ。てか、そのスタッフの予定があいているのか確認した?とか。そんなことは1週間前に決めておくべきで、実施の3日前に相談されたってどうにもならないって(苦笑)。
あなた一人のやっつけ仕事で済む範囲ならともかく、たくさんの人が動くオペレーションには必ずロジスティックって考え方を持ってプランしないと。あなた一人の時間感覚では物事は動かないよ。他人の時間感覚っても のを理解しないと。人間だけ集まったけれどモノはそろっていないわ、なにをしていいのかもわからず大混乱。
太平洋戦争で日本軍がやらかした失敗をなぞってるようだ。こんな指揮官の下で戦いたくないなぁ。

って思い切り愚痴日記なんですけど。

最近、"落下速度"ってBLコミックから"ゲイってなんだ?"ことを考えさせられたんで、週末にでもなにか書いてみようと思う。素材はこれ。amazonの売り上げランキングの上位をキープしていて、そしてレビューがおもしろい。

「この手の話って最初からどちらか、あるいは両方がゲイだったりするわけですが、この話は二人ともノンケ。
しかも一人はゲイが嫌いな存在として書かれています。
それがふとしたことをきっかけに友情から恋愛へとずるずると流れていくわけですがすれ違いあり、困惑あり。でも最後は・・・って感じです。

必要以上にべたべたしないで大人の恋愛って感じでかなりお勧めです」

ちょっとおもしろそうなことが書けそうな素材でしょう?

永遠の夏の日

晴れ。10.8℃/8.1℃/28%

朝から花粉が飛びまくっていた気がする。(苦笑)

午前中からミーティングとクライアントとの連絡・調整が続き、昼は新庄と"醍醐"で焼き肉ランチ。午後は品川へ届け物に行って、夕方からふたたびミーティングが続く。はぁ~なんか疲れたな(苦笑)。

昨日は"モネ夫人と息子"について書いた。この絵と出会ったのは1999年6月か7月。東京都美術館で開催されていた"ワシントン・ナショナル・ギャラリー展"だった。ものすごい数の来場者がいたことを記憶している。記憶している……と書いていて、(たぶん)その隣に並べられていた"ヴェトゥイユの画家の庭"についてはすっかり記憶の中から抜け落ちている。それだけ"モネ夫人と息子"のインパクトが強かったんだね。

" モネ夫人と息子"が描かれたのは1875年。モデルとなった妻カミーユが亡くなるのはそれから4年後。そんな知識がなくても伝わってくるものがある。この絵の最初のインプレッションは、さわやかな青。押し寄せる空気の流れ。ある晴れた日の、夏の光が降り注ぐ草原で、妻と息子が風に吹かれている美しい光景。でもしばらく見ていると伝わってくる。"儚さ"というメッセージ。刻々と変化してゆく光と大気の様子をキャンバスにとらえようとする試みは、桜の儚さを尊ぶ日本人の無常観にも通じている気がする。まして、そのモデルになった人は程なく夫を残して去っていってしまうのだ。この青は美しい。でも時間はすべてを 押し流していってしまう。手の中の幸せがこぼれ落ちてゆく儚さを含んだ青い"流れ"だ。

僕はこの絵をとても気に入ってしまった。そしてもう一度出会ってみたくなり、ワシントンまで追いかけていった。最初の出会いから半年後の2000年2月。身体の芯から凍えるような寒さの中"National Gallery of Art"へ急いだ。バカでかい館内を足早に進んでいって、そして拍子抜けした。"彼女"はオランダへ旅行中だったのだ。

そのかわりに出迎えてくれたのが"ヴェトゥイユの画家の庭"。 壁一面に広がる暖かい、黄金の、ひまわりの洪水だった。ジリジリと肌を焦がす夏の光、さわさわと音を立てるひまわりの葉擦れと、むせ返るような草いきれが 伝わってくる。そして少年の表情。"モネ婦人と息子"から伝わってくる無常感とは別の、永遠の夏の日がそこに描かれているような気がしたんだ。


冬のワシントンはオフ・シーズン。ほとんど他の鑑賞者がいなかったから、僕は絵の真正面に置かれたソファに腰掛けて、30分近くもこの絵を独り占めしていた。人生でもっとも贅沢に時間を使った経験の一つだと思う。

ひまわりの洪水から目を覚まさせたのは腹の虫。
気がつけばお昼の時間。コンチネンタル・ブレックファーストは腹持ちが悪い。
「じゃあまたくるよ」と告げて、展示室をあとにした。

雛祭りと赤ワイン

雨。8.2℃/5.0℃/87%

今週は雛祭り。3月末に結婚が決まっている妹と過ごす最後の雛祭りということで、一足早く食事をしようかという企画が持ち上がった。

 どういうわけだか、先週末に"長命寺桜もち"を食べてしまった。今週もまた桜餅というのもなんだろう……ということで、デザートの調達は僕の仕事となった。
雨で、寒いのに……と空を見上げつつ、Bunkamuraへ絵を見に行く予定をキャンセルして銀座に向かいました。行き先は"文明堂カフェ"。前々から気になっていた"特撰五三カステラ"を買いに。夕飯は和食だからデザートにはよろしいでしょう。金色の包み紙が、なんかとてもありがたみがあるような気にさせますね。

その足で銀座三越を冷やかしたあと、有楽町を抜けて丸の内へ。

休日出勤しているであろう上司にゴマでもすっとくかとオフィスをのぞいたら……いないでやんの(苦笑)。仕方ないので、たまっていたメールを片づけていたら上司現れる。ラッキー、無駄足にならなかったじゃん!ってわけで、30分ほどお仕事を手伝って17:00には退社。このまま帰るのもなんなんで、ビックカメラを冷やかしていたら、ワインを買って帰ることを思いついた。お祝いだもんな~。

お祝いといえばワイン。お祝いのワインといえば赤。赤と言えばフランス。フランスといえばボルドー……くらいの知識しかないんですが。正直、僕は赤ワインの渋みと重さが苦手な方で、ドイツワインの白を日本酒の冷やの感覚でツツーと飲んじゃうという教養のなさを露呈しております。でもなー、別れの雛祭りはやっぱり赤でしょう。ということで……。

しばらく迷いましたが、赤が苦手な人でもいけそうなワインを選びました。

"ECHEZEAUX Grand Cru 2002 Jacques Cacheux"

自宅に戻って、まずコルクを覆っているアルミ箔をはがすと、芳香がやわらかに立ち上がってきて「ん~ちょっといいかも」という期待が高まります。グラスに注いで立ち上る香りをかいでみると華やか。口に含むとやや渋みを感じさせるけどピノ・ノアールの軽やかな味わいが、僕の抱いていた赤ワインへの偏見を覆してくれて爽快だった。こういう赤ワインだったら僕は好きだよ。

そのあと濃厚な五三カステラをいただいて晩餐は終了。

そうそう。
Bunkamuraの絵画展をキャンセルしたのは、これはポーラ美術館展で、目玉のモネの"睡蓮"とピカソの"アルルカン"は箱根ですでに対面済みというせいもあった。

絵について語ってくれた人に「あなたは印象派が好きなのか?」という問いかけをされたことがある。そのとき僕は回答を持っていなかった。セザンヌの静物画について語られても僕にはピンと来ない。なぜだろう……って。

今朝シャワーを浴びていたとき、髪をすすぎながら自分の好きだと思う絵をとりとめもなく頭の中で並べてみた。そのときわかった。僕が好きな印象派の絵画の多くに共通しているのは青空。そして青空だけじゃなくて、必ず"風"が描写されていること。青空だけじゃダメで、どうやら風が含まれていると喜ぶらしい。今日見つけた発見の一つ。

"モネ夫人と息子"。この絵の前に立ったとき、画家の目の前に広がっていた光と空気が僕にも押し寄せてきて、連れ去られそうな感覚に陥ったよ。その日は何度泣きそうになったかな。生きててよかった~って(笑)。それくらいのインパクトがあったのさ。

沈痛な二月と傾きすぎた翼

曇り→雨 8.8℃/6.3℃/70%

やっと週末。今週は曇りやら雨やらが多かった。
火曜日だっただろうか?日差しの中に突然春の輝きを感じて「おっと~そろそろ春物の服に替えないと~」って思った。それからは仕事が引けると銀座をうろうろ(笑)。といってもなかなか「これだっ!」って服にはめぐり逢えていないんですけどね。

今年は新暦2006年1月29日が旧暦1月1日。
東洋占星術では旧暦で動いてゆくのだが、僕にとって「二月は沈痛な月」でだいたい調子があがらない。フニャッとしてる。人嫌いになる。ふさぎ込むというとてもとてもブルーな月なのだ。逆にもっとも調子がよいのは10月下旬から11月いっぱい。この時期はとても活発だ。誕生月のせいなのかな??

以前ある人に「僕はシンデレラだから」と言ったことがあった。
それにはちゃんと意味があって、あまりに頭痛がひどくて医者に相談したら「あまり夜遅くにPCを使わないように。それから不要な飲酒は避けるように」と言われた。両方とも睡眠の質をググッと下げる。睡眠の質が下がる→日中疲れがたまる、集中力が落ちる→仕事の質が下がる、気分的に落ちてくる→眠れなくなる  と悲惨なスパイラルにはまるわけだ。だからディスプレイなんか見ていないで、とっとと寝ろって。(^^;
もちろん一晩や二晩でどうこうなるわけじゃないんだけどさ。夜にPCに向かう日が続くと、飛行機にたとえると翼が傾きすぎて元に戻れなくなったみたいな状況になり、同じところでグルグルするようになるんだ。回復にひと苦労。

今回は時期が悪くて、二つが重なってドーンと落ちてました。
とりあえず喪が明けたようにあげてきたので、ぼちぼち復活かと。

今夜はクラブで飲み。
雰囲気が良かったんで今度メンバーにしてもらいたいね。

Podcastingはじめました

アメリカ国内でのクルマの移動は僕が担当することになっている。
空港のレンタカー屋からチェックアウトするときは、大抵地元FMを聞きながらハン ドルを切っている。時差ぼけ+さび付いたヒアリング力をなんとかするためには、少しでも耳を慣らす方が良いに決まっているからだ。アメリカでクルマを転がすときは、案外カントリーミュージックを聴いているとしっくりとくる気がするのは僕だけだろうか??

祖父は死ぬ間際まで耳の良い人だった。別室で悪口など言っていると、あとで「オレは耳だけは良いからな」とちくりとイヤミを言われたものだ。それが隔世遺伝していたのか孫たちは総じて耳が良い。聴力がよいことは語学を勉強するときにちょっとだけ有利なんじゃないかと思う。

遅ればせながらPodcastを利用しはじめた。
NetworkWalkmanをつかんじゃったせい(SONYもひどい言われようだ)で、この流行から乗り遅れていた。単なるインターネットラジオなんだが、ツールを工夫することで、iPODじゃなくてもうまく運用できるようになった。とりあえずCNNを聴いている。
朝 起きてPCを立ち上げると、第一のツールが自動的にCNNのサイトからファイルを落として、所定のディレクトリに格納してくれる。そして第二のツールが NetworkWalkmanにファイルを転送する。この作業はシェイバーを使っている間くらいで完了してしまうので、案外お手軽。そして行き帰りの通勤時間はこれを聴いている。

やっぱり語学は使ってなんぼのもの。はじめたばかりだから、まだ30%程度しか聴き取れていないんじゃないかと思う。ただ、聞き込むほどにパズルの断片が少しずつはまっていくのは実感できるのでなかなか楽しい。耳が慣れてくるんだね。徐々に相手の言っていることが 聴き取れるようになってくるのだ。無料の車内留学という感じだろうか。

続く大掃除

先週から部屋の大掃除が続いている。
今日もたくさんものを捨てた。

20代のころに書いた仕事のメモ。クライアントからもらった資料etc。
僕はすぐに人の顔と名前を忘れてしまうのだが、資料を破断していると、そのころお世話になった人たちの顔が一気によみがえってきて少しなつかしかった。
この文章を読んでくれている人の筆跡もそこにはあった。元気で暮らしてくれているといいんだが。

最後に残った何冊かの文庫本。それもまとめて捨てた。
大学生のころ、初めてまともにつきあった男と選んだ本だった。

高校時代にデビューしてから、しばらく特定の人とつきあうことはなかった。
とにかく楽しかったから。
飲み屋に行けば適当に遊んでくれる人は不自由しなかったし。
目の前に供される肉を行儀悪く食い散らかしていたのが当時の僕。

彼は当時28歳。
蒸し暑い八月の夜、あてもなくフラフラしていたところに声をかけてもらったのがつきあうきっかけだった。特にタイプじゃなかったけれど、甘やかすのと、躾が巧みな人だった。同年代の子キャマたちとはちがう空気をまとっていた。

デートの待ち合わせはホテルのロビーが多かったから、その場にふさわしい服装と立ち居振る舞いを身につけることを求められた。もともと僕自身がそういう場所を好きだったのだろうが、人の行き交うロビーで胸を張ってピシッと背を伸ばし、適度な緊張感を維持しながらもリラックスしているスタイルをおぼえたのもこのころだ。
食事するときの基本的なマナー、クルマやエレベータに乗るときのマナーなど、いま考えると新入社員のマナー教室みたいなことをやっていたような気がする。(笑)
身につけずに終わったものの一つは、彼もたばこを吸わなかったから、僕はいまでもライターの火を差し出すことができない。

ふたりきりになったときは、相手を誘うキスの仕方から、緩急さまざまなSexのバリエーションを一通り教えてもらった。……とは言っても、年上受けの年下攻め(笑)でしたから、開発されたというよりは、行為を通じてふたりの呼吸を合わせる方法を知ったという方が正しいのかもしれない。

心も身体も、誰かのために熟してゆくってどんな感じだろう……
心も身体も全力で、あなたを想って、熟れてゆくのに

今日そんなフレーズを見かけた。
あのころ、彼の世界をもっと理解したくてEsquireを読んだりしてた。
いま考えると彼は僕のことをデキャンタージュしていたんでしょう。
彼の期待に応えたくて一生懸命背伸びしていました。

今日紐で括った数冊の本は、そんな彼氏とつきあっていたころの記憶。

じゃ、そっちでズボンおろしてくださいね

市内の病院に行ってきた。
風邪爆弾な人たちと一緒に外来待合室で待つこと2時間。

名前を呼ばれて開けた扉の向こうに小西真奈美系の小柄な女医さん。
「はじめまして。よろしくお願いします」ぺこり。
あらかじめ渡してあった問診票を一瞥して。
「じゃ、そっちでズボンおろしてくださいね」

わーお。事務的。
「じゃ、まぁ」ということでサクッとズボンをおろす僕。
われながら羞恥心ってものがないのか!?とも思うんだが。
でもパンツはちゃんとCKにしといたよ。

患部に軽くふれて、
「ああ、これですね。1週間で治しますから」
服をなおしている僕に向かって、心強いお言葉、ありがとう。
「それではお大事に」

この冬はとても乾燥していたので、やわい僕の肌はダメージを受けていた。
特にやばかったのが白桃のようなおしり。
そこらの10代より無毛ですべすべなおしりの肌がひどく荒れてしまって、
もうたーいへんなことに。先生助けてください!ってわけです。

どうせならもう一件。外科も掛け持ち。
今度は30代後半くらいのやせぎすの男性。
「ああ、これですね。手術してとっちゃいましょうか?」
ええー!?いきなり手術ですかぁ!?
「これなら局所麻酔で切開ですね。ああ、全身麻酔でもいいですよ……」
ちょっと考えさせてください。

「良性だから命に関わらないけど。決心がついたら予約を入れてくださいね」
ありがとうございます。前向きに検討します。

会計と薬局をこなしたあと、昼食はクルマを回して寿司を食べた。
手術かぁ~思い切ってやっちゃおうかな・・・。
握りを口に運びながらぼんやりと考えていた

グルグル逡巡しているうちに疲れて、映画の予定をキャンセル。
今日は早く寝ることにします。

人生最後のクルマ

金曜日。今週の仕事も一段落つき、僕は価格コムを眺めていた。
さまざまな商品の最低価格がわかる便利なサイトだ。

偶然、クチコミページに迷い込んでしまった。
そこで見つけたのは、こんな書き込みだった。

ヴイツRS1500を購入、年寄り68才の感想文です
運転歴は、スバル360から48年、人生最後に運転する車です……

そのあとにヴィッツに満足していること。
ヴィッツを産み出したTOYOTAへの感謝の言葉が書き綴られていた。
PCのかな漢字変換もたどたどしい文章だけど静かな喜びが
伝わってきた。

もう一つ。

人生初の一眼レフカメラ
数ヶ月前に人生初の1眼レフカメラ、コニカミノルタαSDを購入しました。
(その1ヵ月後にカメラ事業撤退の話が、、、)

こちらは初めて買った一眼レフカメラの使い方についての質問。
新しいガジェットを手に入れた喜びが伝わってくる。

アフィリエイトプログラムを導入して、売り込みばかりが押しつけがましいサイトなら
いくらでも見てきた。
訥々とした喜びが綴られた文章を読んで、仕事の疲れが癒された気がした。
このクチコミがTOYOTAの技術者の目に留まることがあったらいいな。

I've Never Been To Me

この曲を聴いて、幸せってなんだろうって考え込んでしまう人は案外多いのかもしれないね。歌詞だけ聴いていると、確かに幸せをつかみ損なった中年女性から話しかけられているような錯覚を受ける。あるいは"プリシラ"のオープニングでこの曲を歌う(もちろん口パクさ)強烈なドラァグクイーンのイメージも作用 しているのかもしれない。

歌詞には当然メロディがあって、サビの
Oh, I've been to Niece and the Isle of Greece while I've sipped champagne on a yacht
I've moved like Harlow in Monte Carlo and showed 'em what I've got
I've been undressed by kings and I've seen some things that a woman ain't supposed to see
I've been to paradise, but I've never been to me

ここの部分は夢を見ているような美しい盛り上がりがある。

この曲を聴くと僕の脳裏にはこんな情景を思い浮かべる。

雪で閉ざされたオヘア空港。
なかなか出発しない飛行機の搭乗待ちにみんなうんざりしている。
待合いロビーでたまたま隣同士になった女性(イメージはスーザン・サランドン)が身の上話を始める。

「私はいま一人きりだけど」彼女は肩をすくめて言う。
「楽しかったわ……私の人生もそれほど悪いものじゃなかったと思えるの」

そして彼女は小さな旅行カバン一つを持って、また別の土地へ旅立ってゆくのだ。

こんな風に、僕はこの曲の中に開き直りのような強さを思い浮かべる。
それは自分の人生を引き受けてみせるという覚悟みたいなもんだろう。

ただ嘆いているだけならば、字面通りの因果応報話で終わってしまうんだけど。(^^;

この香りは、あなたに似合うと思うの

週末、部屋の掃除をしていて、香水のビンを何本か捨てた。
もちろんそれぞれに思い出があって、捨てるのが惜しいものもあった。
でも思い切って燃えないゴミの袋に放り込んだ。

デスクの上に残った小さな香水のサンプル。
これは前職の同僚がくれたものだった。

"この香りは、あなたに似合うと思うの"

僕より2歳年上の女性。オフィスではお母さん的な存在だった。
そういう人がどんな部署にも一人はいるものだと思う。
彼女とは背中合わせのデスクに座っていた。
チャキチャキの江戸っ子で、浅草は私の庭と言っていたっけか。
忙しい人だったけれど、ヒマができるとお菓子やグルメの話をしていたな。

当時の僕はよく香水をつけていた。
BVLGARI POUR HOMMEは当時つきあっていた男とペア(笑)で使っていた。
自分の好みではBVLGARI BLUE。一人で行動する時はBlueで。
あとは学生時代の流れでINSENSE ULTRAMARINE
……これは匂いがきつかったな。

彼女が薦めてくれたのはDOLICE&GABBANAのMASCULINE。
ラストノートにバニラが漂ってくる若々しいけれど官能的な香りだった。

ひさしぶりにサンプルのビンを開けた。
なつかしい香りがした。彼女の声を思い出した。
いまはお互い消息もわからなくなってしまっているが、きっと元気に暮らしているんだろう。

明日はMasculineをつけて仕事に行こう。

intermission

Hey lady, you lady, cursing at your life
You're a discontented mother and a regimented wife
I've no doubt you dream about the things you'll never do
But, I wish someone had talked to me
Like I wanna talk to you.....

Oh, I've been to Georgia and California and anywhere I could run
I took the hand of a preacher man and we made love in the sun
But I ran out of places and friendly faces because I had to be free
I've been to paradise but I've never been to me

Please lady, please lady, don't just walk away
'Cause I have this need to tell you why I'm all alone today
I can see so much of me still living in your eyes
Won't you share a part of a weary heart that has lived million lies....

Oh, I've been to Niece and the Isle of Greece while I've sipped champagne on a yacht
I've moved like Harlow in Monte Carlo and showed 'em what I've got
I've been undressed by kings and I've seen some things that a woman ain't supposed to see
I've been to paradise, but I've never been to me


Hey, you know what paradise is?
It's a lie, a fantasy we create about people and places as we'd like them to be
But you know what truth is?
It's that little baby you're holding, it's that man you fought with this morning
The same one you're going to make love with tonight
That's truth, that's love......

Sometimes I've been to crying for unborn children that might have made me complete
But I took the sweet life, I never knew I'd be bitter from the sweet
I've spent my life exploring the subtle whoring that costs too much to be free
Hey lady......
I've been to paradise, (I've been to paradise)
But I've never been to me

(I've been to Georgia and California, and anywhere I could run)
I've been to paradise, never been to me
(I've been to Neice and the isle of Greece while I've sipped champagne on a yacht)
I've been to paradise, never been to me
(I've been to cryin' for unborn children that might have made me complete)
I've been to paradise, never been to me
(I've been to Georgia and California, and anywhere I could run)
I've been to paradise, never been to me

I've Never Been To Me
:Charlene

しばらく

おやすみします。
みんな風邪を引かないようにな (^O^)/~~~

Shock!

曇り。6.8℃/0.3℃/79%

自宅で仕事なので、今日は更新お休み。
近所で堂本光一が歌って踊っているようです。
追っかけが増えてとてもウザイです。(-_-;

言葉のチカラ

晴れ。3.9℃/-0.1℃/50%

「言葉は
感情的で、
残酷で、
ときに無力だ。
それでも
私たちは信じている、
言葉のチカラを。
ジャーナリスト宣言。朝日新聞」

通勤電車に乗り込んで一息ついたあと、このメッセージが目に飛び込んでくると、
僕は少しとまどう。なんてデリカシーのない言葉の羅列なんだろうと。

言霊ではないが、良い言葉は幸運を呼び寄せるし、悪い言葉は不吉を招く。一つの言葉の意味を取り上げた場合でも、それには陰陽の要素がある。言葉から悪い意味を汲み上げて並べれば、それは暴力にもなりうるし、良い意味を意識して使えば、それは暖かいものになる。

経済学の世界では「ヒト、モノ、カネ」とカタカナな並べる場合がある。
それはそれぞれ本来の持つ意味を殺して、単なるパラメータとして扱う場合だ。

「言葉のチカラ」……朝日新聞の人間はどんな"力"を念頭に置いてこの言葉を選んだのだろう?僕には前後の文脈を含めて、自己陶酔に陥った人間と組織のマス ターベーションとしか響いてこない。崩れ落ちたWorld Trade Centerに添えられたこのメッセージ。あなた方はこれに匹敵するほどの破壊力を持った危険な存在なんだ。メッセージからは自分たちが手にしている巨大な"力"に対する、畏怖の念が一片も感じられない。このクリエイティブにGo!サインを出した責任者の、恐ろしいまでの想像力の欠如に僕は薄ら寒さを感じるのだ。

このメッセージからは自己陶酔に陥った人間達の「言葉の(暴)力を押し通すぞ」という宣言しか伝わってこない。恐ろしいことだと思う。労働組合の機関誌のつもりではないのだろう?恥ずかしい寝言は早く引き下げた方がいい。他者に対する温かい視線がなくてジャーナリストが務まると言えるのか?

寒かったっす

お台場は寒かったです。といってもクルマでの移動だったから風邪を引くほどではなかったけれど、氷点下を記録する日が続いているのは驚きだ。

iDCで家具選びにつきあって、流れで自分のイスも買ってしまいました。
お届けは1週間後の日曜日。ちょっと贅沢をしてみました。
へへっ、楽しみだな (^^)

さてと。fastfoward.koga さんのブログにあった"哲学バトン"ってヤツを僕もやってみました。バトンに挑戦するのは初めてなので、こんな形でいいのかな!?

『 死 』     静寂につつまれた終点
『 時間 』    身体に流入し、そして流出してゆく"流れ"
『 信頼 』    幸せの素
『 至福 』    夜明け前のまどろみ
『 無駄使い 』 たまに行使することが幸せの秘訣
『 写真 』    心象風景
『 アート 』   質感
『 情熱 』    生きる糧
『 家族 』    戻ってこれる場所
『 好奇心 』  人間であり続けるためのDuty
『 癒し 』    歌を歌いたくなります
『 本 』     栄養
『 父 』     難しい生き物
『 掃除 』    成長するための儀式。
『 心 』     僕の支配者
『 春 』     開け放されたドア
『 記憶 』    あなた
『 不思議 』   僕をとりまく多くの事柄
『 無駄 』    something
『 友人関係 』 一緒に戦ってくれますか?
『 無 』     心を軽くするための手段の一つ
『 正義 』    醜悪なもの
『 青春 』    Belle Epoqueの青い空
『 対話 』    鏡
『 平和 』    眠り
『 無限 』    瞬間
『 桜 』     優しくしてくれた人

んー。われながらとりとめがないな。(^^;

Flight Plan

晴れ。6.7℃/-1.5℃/15%

昨夜"Flight Plan"を見てきましたよ。


ストーリーはもう全然ダメダメなんだけど、絵作りは相当良くできていて「やるなぁ~」と思った。僕の好きなリドリー・スコット監督風とでもいうんでしょうか。おおっ!と思いました。
字幕の戸田奈津子は相変わらず不親切というか……ベルリンに行ったことない人間に"アレキサンダープラッツ駅"って書いてもわからんだろうが!>戸田 《゚Д゚》ゴラァァァァ
たとえば外国人に"田原町駅"って字幕つけてわかるヤツがいったいどれだけいるというんだ。しばらく舞台がはっきりしなくて苦労したよ。まったく……。

これから就航する"Airbus-A380"がモデルになっているらしいので、さすがにキャビンをめちゃくちゃに破壊するとか、飛行中に拳銃乱射とか、最後は機体は劫火に包まれて大爆発……みたいな演出はないです。ハリウッド映画なのになんかフランス映画を見ているような妙な落ち着きがありました。
撮影はセットを使っていて、実際の機体の中があんな風になっているかどうか定かじゃないけれど、機械室、暗渠とか、エレベーターシャフトとか、身近にあるんだけれど普段入れない場所の映像ってけっこう興味を引きます。てかさ、貨物室だか、機械室ってめちゃめちゃ寒い場所なんじゃなかったっけ?子供がそんなところでうたた寝していたら凍死しない??教えて!>業界の人

それより僕の目を引いたのは、最初のシーンで出てくるベルリン地下鉄のデザイン。ひょっとしたら別撮りしたシーンかもしれないけれど、開閉口のガラスが足下くらいまで伸びているんですよ。ものすごくかっこいい工業デザインだなぁと目を引いたのでした。

アクションシーンに期待しなければ佳作。しかしジョディー・ママ……母親の愛とはいえここまで壊しモノを増やしちゃっていいんでしょうか!?観客としてはそこが心配です。

 この写真は映画館につきもののポップコーンスタンド。
コーンが陽気に爆ぜる音と、鍋からコーンがあふれ出てくる様子が幸せ感をそそります。
僕の中にいくつかある幸せなイメージの一つです。

これからiDCぶらつきと昼飯を食いにお台場へ行ってきま~す!

みなさん的に、どうスか?

晴れ。 5.1℃/-0.9℃/17%

「おばぁちゃまのめんどうよろしくね」と言い置いて、家族達がみな外出してしまった(苦笑)。オレはぼーぜん……って程でもないんだけど。そんなわけで夜映画を見に出るまでは足止めだ。仕方ないので昼ご飯の支度をして、王様のブランチを見ながら食事した。

土曜日はだいたい本格的にベッドから這い出てくるのが9:00位。週末はボーっとしながらご飯を食べて、新聞を斜め読みしたあと、シャワーにはいる。で、髪をタオルドライしているとだいたい11:00位というところだ。メールチェックとブログ更新で大体12:00って感じで時間が過ぎてゆく。本格的に始動するのは午後なんだ。

で、本格始動の直前、土曜日の癒しは"斉藤慶太王子の Room Research"。不動産案件探しと相場チェックっておもしろいよな。また慶太クンがかわいくてな。(^^
"劇的Before After"みたいな気合いは入っていないけれど気になる番組です。

"モバイルSuica"のプロモーションが始まりましたね。
viewカードからしかチャージできないようなので、しばらく手は出しません。僕はANAカードでマイレージを貯めているので、ポイント分散はおいしくないんだ。

"みなさん的に、どうスか?"
902iシリーズも買ったよ。
"どうスか?"じゃなくて、株価をどうにかしろ! メ`Д´)ゴラァ

それは官能的な恥ずかしい行為?

晴れ。12.2℃/3.9℃/37%

気象データだけみていると今日は暖かい一日だったことになるんだけど……午前中のお台場は潮風がけっこう強く吹いていて、日も暮れて帰宅時間になると今度は強い北風だ。結局冬日だったんじゃない?って感じなんだけど。

先週月曜日からmixiでランチについて報告してるんだ。
食事って楽しいけれど、よく考えるとけっこう恥ずかしいというか、かなり官能的な行為なんじゃないかって思う。本来他人には秘する行為なのかもね(平安時代にはそういう感覚があったそうだ)。ヘタするとヌードになるより恥ずかしい行為なのかも。(^^;

たとえば「これから絶食します!絶対なにも食いません!」って宣言して、本当に実行したら2週間後には確実にあの世行きだ。それを食い止めてるのが食事だ。

メニューを眺めて今日の食事を決める。
調理された食材を箸でつまんで口に運び、ゆっくり咀嚼して、やがて嚥下する。
それは身体の中で消化されてエネルギーとなり、おかげで一日命拾いするわけだ。
それを記録して書きためてゆく。
自分はこうやって生きているのだと、生命の秘密を明かしているような気分だ。

いまから18年前。
ある方が亡くなる直前の1ヶ月。その人の血圧だの心拍数だのがマスコミを通じて垂れ流し報道されるという異常な時期があった。死にかけている人のバイタルサインが電波に乗せられて垂れ流されるのは、やはり異常事態だったと思う。
とても不謹慎だが、そのとき僕は「あーこの数字が0になったら、この人は死ぬんだな」って不思議な気分に陥っていた。命の状態が数字に落とし込まれているって、感情の入り込む余地がない一方で、これ以上リアルな状況把握もあり得ないわけで。

たとえば、これから僕がカロリーを絞り込んだ食事を摂っている報告が続けば、数週間以内にげっそりと体重の落ちた未来を予測するだろう。逆に飽食が続いていれば1週間かそこらで「キャー!」と叫んでいる僕の姿が予測できるわけだ。なにを好んで口にし、なにが食べられないのか把握できてしまう……。なんか怖いといえば怖い情報共有。

まぁさ、実際それほど関心を持ってこの日記を読んでくれている人はいないと思うんだけど、食事の記録を公開するということは、深読みするとけっこうエロイ行為なんだと思う。

もう食べられません。

曇り。10.5℃/5.3℃/34%

今日は午後から品川で打ち合わせ。
約90分ガリガリと打ち合わせて解散。帰りに"The STRINGS HOTEL TOKYO"で ケーキでも食って帰ろうかなというよこしまな野望に取り憑かれたんだが一応断念。Afternoon Tea Setが¥3,118というステキな値付けなんですが、そのうち挑戦してやります。例の新庄が「この間食ったケーキがうまかったっすよー」とかのんきにほざいているので、いつか目にものをみせてやります……ってなに力んでるんだか(^^;

今夜は夕飯を軽くすまそうということで、19時頃、日清の"鳥と抗争じゃなくって……鶏と香草のフォー"と低カロリーヨーグルトを食べていたら、妹から電話。いま銀座だと。一緒に帰ろうということで、待ち合わせて成り行きで再びメシ食うことに( ̄○ ̄;)
"吉田豚"で有名な"ヴァンピックル 丸の内店"に入ろうとしたら満席でNG。セカンドチョイスの"アントニオ 丸の内店"で食う食う食う。

牡蛎の香草パン粉焼き
ロメインレタスサラダ、ゴルゴンゾーラドレッシング
自家製フェットチーネ 羊肉のソース(?)
4種類のチーズのピッツァ
ワインを何杯か

去年の初冬から"牡蠣の香草パン粉焼き"を狙っていて、やっとめぐり逢えたね!って言いたいところなんだけど、味は微妙に普通。というか"オイスターロックフェラー"を期待している僕がいけないんだけどね、
レタスサラダはドレッシングがなかなかいけていました。最近野菜不足だったからいっそう美味しく感じたのかもしれません。

美味しいと言えば、テーブルについたスタッフの一人がV6の"長野博"っぽい"イケメン"で、彼もそうとう美味しかったです。(笑)

おかげですっかり腹がふくれて帰宅しましたとさ。

今日は

雨。6.4℃/4.7℃/86%

特記事項なしなんで、早く寝ることにします。(^^;