知らないうちにサヨナラ

GW二日目は晴れ。

買い物に出たり、お掃除したりと一日が過ぎてゆく。
昨日は暑いくらいだったが、今日の天気は最高!過ごしやすい。

最近Blogには書かなかったが、裏でサーバ構築はコツコツと進んでいる。昨日ブレイクポイントを通過して、当初予定していた道のり半分まで来た。ようやくシステムの事だけじゃなくてコンテンツのことを考えなければならなくなったことがうれしいね。

空いた時間を使って自分のブックマークのリンクチェックをしてみた。
最後に行ったのが年末だったと思うが、あれから4ヶ月でだいたい30%程度のサイトが閉鎖、または行方不明になっている。みんな卒業していくのか、それともなにか理由があったのか。ひっそり閉じてしまった馴染みの店の前で、しばし呆然という感じか。ちょっとさみしいね。

 "NetWork Walkman"は絶好調!
しかしなんだな。
箱のデザインがめちゃくちゃ金がかかっていなくって、 SONYらしくないなぁとビックリしたのも事実。言い方悪いけれど、どっかの東南アジア製の怪しいパチもんに通じるチープさが漂ってる。学生のころ、 Walkmanを買って、箱を開ける時のパッケージの美しさにワクワクした感じはなくなってしまったなぁ。残念。
SONYの方々には、SONY製 品を買うということは、単なるMP3プレイヤー機能に期待しているんじゃなくて、SONY製品を手にしたっていう感動とか喜びに期待しているということを 心にとめて欲しいな。iPODや数あるMP3プレイヤーには触手を伸ばすことのなかった人間を動かす力がSONYにはあるんだからさ。

 午後はNTVで"瑠璃の島"が再放送されていたから観る。
美しい自然あふれる島に、人間の気持ちだけが縺れて、こんがらがって、傷つけあっている。主人公の瑠璃ちゃんはいろいろ大変そうだが、緒形拳と倍賞美津子の愛情を注いでもらって早く彼女自身を取り戻して欲しいなと思う。あと、わけありの竹野内豊クンも。
こ このところ沖縄の人口が増えているらしい。マスコミによる「癒しの島」というイメージが増幅され、地元沖縄が抱えている様々な感情や困難は覆い隠されてい るが、実はそんなに簡単な話ではなくて、地元の人とメールしていた時は内地人には理解しづらい複雑な感情をかいま見た。


ちなみに賀集たんが脇役で出ているの知ってました?

タイガー&ドラゴンは相変わらず絶好調ですな。
古典落語をこんなに大胆にドラマに取り込んだ宮藤官九郎の手腕に改めて感銘した!(笑)

ふりふりウォ~クマン (ってCMありましたね)

晴れ。ゴールデンウィーク初日。

10連休という暴挙に出る計画もありましたが、さすがにちょっと……という声もありで、5月2日は出勤、6日は休みというプランにしました。GW後半は関西方面に出没予定。

と いうわけで、GW初日なにをしようかと考えていたが、近所に大型PC販売店が開店するというチラシを発見。おお!Network Walkmanが載ってるじゃん。ひょっとして在庫あり?ということで、開店1時間前にすっ飛んでいってみました。開店前だって言うのに行列100メー ター(ひぇ~)

 のろのろと店内へ進む行列にいらいらしながら、あるかなあるかな?
あったあった。カラーも2種類、台数も4台ずつ程度しかなかったけれど。
メモリ容量は1Gと最初から決めていたけれど、FM付にするかどうか最後まで悩む。
えいっ!と買った"オーシャンブルー"

カラーはオーシャンブルーといいながらも、案外"江戸紫"といった感じで、ブラックとどれほど違うんじゃい?という印象でしたね。
ネックストラップにつなぐと「胸元を飾る香水瓶のように美しいMP3プレイヤー」という論評もないではないが……よく見るとこの丸みが茶羽ゴキブリのようでもあり……(^^;

それはともかく、とりあえず充電&音楽ファイル転送中。
付属のイヤホンがダメダメらしいので、すぐにヘッドフォン買いに走るのだろうな。

GW初日、幸先良く無駄遣いしたという報告(笑)

老化万歳!

って心から思っている人は、世の中にほとんどいないハズ。
僕だって老いたくはない。歳を重ねれば身体にガタは出てくるし。

でも 翻って「もし老いがない世界で、死を迎えなければならなかったら、どうなるだろう?」と想像してみる。それはさぞ無念。「なぜ?私が?」という絶望的な問いかけだけが残るような気がする。学生のころに読んだSFに、未来都市で、絶世の美女に恋をする男の話があった。知り合った翌日、突然彼女は姿を消してし まう。彼女の消息を探し回った末に男が知ったのは、彼女は300歳を超える年齢で、出会った翌日に死亡していたという事だった。落語の"鶴は千年亀は万年"みたいだね。

 永遠の若さを望む裏側には、暗黙の了解で不死がセットになっている。
ネットで見つけた最近のシュワルツェネッガー氏の近影。
20代のころの肉体美は見る影もない。
重力に逆らえなくなった筋肉は無惨に垂れ下がり、美しいエッジを描いていたボディラインは蒸かした中華まんのようなありさまだ。

けれど、こんな風に姿形が衰えていく現実と折り合いをつけることによって、人は老いと、その先にある死を受容する準備を進めてゆくのじゃないかなと思ったりする。あー、なんかとりとめのない呟きになってしまったな(恥)。

 そうそう。
"羊の宇宙"の新装版が発売されたらしい。おめでたい!
新装版は絵本だが、僕が学生時代に読んだ時は、短編集の中の一編だった。
ドキドキしながら読んだ。
読み終わって胸が熱くなった。
僕が自信を持って他人に薦められる本の一つだ。

2冊手に入れよう。1冊は僕の手元に。
もう1冊は遠くで暮らしている甥のプレゼントに。

まるでホルモン焼き

晴れ。澄み切った青空が印象的な一日だった。
一月前に予約を入れていた検査に出かける。

超音波検査と、初体験の"胃カメラ"ということで。
予定時間ぎりぎりに病院に飛び込んだから、とにかく急げ急げとベットに寝かされた。看護師さんに検査着をまくり上げられ、下はパンツを1/3位ずり下げられてドキドキ(笑)。
CKにしておいて良かった~とか安堵している僕っていったい(苦笑)
エコーの結果は、とりあえず経過を見ましょうと言うことで放免。

次に胃カメラ。
名前を呼ばれ、内視鏡検査室の前の椅子で待機。事前準備が始まる。喉の麻酔薬を5分間喉のあたりでホールドするという微妙に難しい事を求められて四苦八苦。喉がしびれてくると、ツツーと麻酔が胃の方に流れていったりして少し焦ったり。麻酔薬と格闘していると、検査室からは"オゲー、ウゲェー!"というすてきな音が聞こえてくるし(苦笑)。
その後胃の動きを止める注射を打たれて検査室へ。

 やっぱり2分後"オゲー!ウゲェー!"となりました。
「はーい入りましたよ。見えますか?」って言われて、涙目で応える私。目の前のモニターには、ピンク色でヌメヌメした私の腸が映っていました。こんにちは、私の腸。

その後、十二指腸の入り口をのぞいたり、なんか空気を注入されたり、長い管が内臓の中をうねうねと。泡立つ汁が吸い出されたり、問題のブツの写真が撮られたり。
時々解説が入る。となりで踊るタコのように胃カメラを操作している先生(まさに管と格闘というノリなのですな)と涙目でモニターを見つめる私。はぁ疲れた。
その後の診断で、とりあえず経過を見ると言うことで「また一年後お会いしましょう」とお約束して終了。

昼食に築地市場の某店で上天ぷら定食をいただく。小さくて小汚い店だが味は絶品。本当においしかった。しかし食事中ずーっと「これがあのヌメヌメの中に収まって、あの蛇腹ホースのような十二指腸の先へ流れて行くのねん」なんてことを考えていた僕はアホだ(苦笑)。

昼食後、麻酔の調子がイマイチだったので会社は半休→全休。
緊張とゲェゲェやって疲れが出たのか、自宅で寝込んでました。

おまけ
お医者様に指摘されたのは「あなたは胃の入り口の筋肉が"ゆるい"んですね」
「なんですと?」 (*゚ロ゚)ハッ
本来はきゅっと締まっているはずの胃の入り口がガバマン (>▽<) のようらしい。
「だから胃液が食道の方に逆流して、胸焼けを起こしたりする可能性がありますね。あまりひどかったら薬を飲んでください」
なるほどー。以前から朝起きた時に「ウェー、気持ちわりぃ」とか、ゲホゲホ咳き込んでもどしそうになったりとか、涙目になることがたびたびあったのはそういう理由か。
夕ご飯は8時前に食べ終えて、寝る前にH2ブロッカーを飲めば良いらしいけれど、薬を常用するのはイヤだなぁ、とか思いつつ撤収。

Shall we Dance? (後編)

晴れ。

お昼ご飯に中トロ握りと鰻重というとんでもない組み合わせを喰う。
至福のひととき(苦笑)。

さて、昨日書き残したShall we Dance?の後半。

平凡なサラリーマンが社交ダンスの世界に飛び込むといえば、普通、勇気あるなぁとか思うところだが、僕の身近には"実録"で意外な人が社交ダンスをやっている。
幼なじみのオヤジさん。ペンキ屋の棟梁(って言葉があるのか知らないが)。普段はTシャツにペンキを薄めるシンナーの匂いを漂わせた根っからガテンなオヤジさん。だが、週に何回か仕事が終わるとシャワーを浴び、香水を振ってダンス教室に出かけてゆくのだ。
竹中直人のような「日本のおやっさん」の趣味が社交ダンスってのは、ものすごく奥の深い人のようでかっこいい。映画の中で「ダンスをやっている人は見ればわかる」というセリフがあったが、確かに単なるガテンじゃない、姿勢の良さ、きびきびとした所作が彼から感じ取れる。ダンスってすげーなーと思った。ダンス のそれは自分の動作に意味づけを行う行為だ。逆に言えば、日頃の自分は所作に対してなんと無神経なことか。身にしみました。

Shall we Dance?の配役は、ほぼ日本版を踏襲している。
とはいえ、なぜこの映画の中にゲイを登場させなかったのだろう?、と思った。
そうでなくてもダンスとゲイは距離が近いのだし。アメリカのオリジナル作品だったら絶対「ウイットに富むゲイ」ってのが出てきたと思う。それもちょっと捻ってあって、そのゲイは若くて超美形なんかじゃなくて、"プリシラ"に出てくるような中年ゲイだったら最高にはまったんじゃないかと思う。やさしくて、情け深くて、涙もろくて。そんなキャラクターが入っていたらなぁ。

そろそろまとめよう。
競技会当日、会場に駆けつけた妻と娘のかけ声が、夢の時間にピリオドを打つ。そして日米それぞれの主人公は"家庭(というか夫婦)"にかえってゆく。
日本版を観た時は、ガキながら、妻の振る舞いは「ちょっと幼い反応だな」と思った。こういうシチュエーションに直面した女性の気持ちを僕は理解できていないけれど、もし贅沢を言わせてもらうことが出来るのなら、せめて米国版、スーザン・サランドンには"ラストダンスは私に(Save The Last Dance For Me)"のように、オトナの女性を演じて欲しかったな。

たとえばこんなAnother Story。
主人公ジョンは、会場に妻子がいることに気づく。その姿に動揺したジョンはステップを乱してしまう。無言で立ち去る妻子。場面が変わって地下鉄に乗って帰宅の途につくジョン。"The Book of Love"が バックに流れる。少し気まずい日々が続く。会話が少なくなる一方で、二人はそれぞれ相手の存在の大切さ、家庭の大切さに気づいてゆく。ポリーナが渡英する前日。タキシードで身を包んだジョンの向かう先は、妻ビヴァリーのオフィス。赤いバラを一輪持って。ダンスを申し込む相手は妻ビヴァリーしかいない。"愛と青春の旅立ちのラストシーン"のように……。

最後に。
映画の中で「ダンスのうまい男はセックスも上手?」というセリフが出てくる。
答えは、"Yes! Yes! Yes!"
僕が保証します。 (^^)

Shall we Dance? (前編)

晴れ。どこかの校歌みたいに「風薫る」ってな一日でしたね。

最近土曜日のリズムが決まってきたような気がする。
少し朝寝坊して、ずっと続けているLinuxサーバの構築作業か、図書館で本を借りたりしてお昼くらいになる。午後は買い物に出るか、あるいは借りた本を読み上げてしまうか、あるいはサーバ作りの続きをする。で、夜は映画館でレイトショーを観るってな感じ。
今日もサーバ作りの続きをやっていて。ほんとなかなか進まないんだが、今日は満足のいくところまで駒が進んだので気分は良かった。
で、お約束のレイトショーは今日封切りの"Shall we dance?"。お客の入りは6割くらいだっただろうか。時間の割にはまあまあだと思う。
周防正行監督版は昔観たが、草刈民代の物憂げな顔を駅から見上げている役所広司のシーン位しか覚えていない。どうなることやら……。

結論から言えば、ハリウッドではお客が入らなかったという理由はわかる。この作品を心から楽しめるのは、たぶん、周防版を観た日本人だけではないのかと思うのだ。原作を観ている分、リメイク版との違いを楽しむ事が出来るんだ。

"シカゴの弁護士、ジョン・クラークは穏やかな人柄でオフィスの人気者。家庭には良き妻と子供が待っている。すべてが満たされているはずの彼だが、心のどこかに空しさがつきまとっていた・・・。

そんなある日、通勤電車からぼんやりと外を眺めていたジョンは、ダンス教室の窓辺にたたずむ美しい女性ポリーナの姿に目を留める。彼女は何を憂い、何を探して窓の外をみつめているのか?

そ の答えが知りたい衝動を抑えきれなくなったジョンは、ついに電車を途中下車し、ダンス教室へと足を踏み入れる。それは、人生を見つめ直す冒険の始まりだっ た。最初は彼女の美しさに魅かれていただけのジョンだったが、次第にダンスの楽しさに目覚め、遂には競技会出場を目指すことになる。

ダンスの成功を願うポリーナと観客席に現れた妻が見守る中、ジョンは遂に競技会本番のダンスフロアに立つのだった・・・。"


ストーリーは大筋オリジナルと変わらない。

夕暮れのシカゴの風景はとても美しい。
以前、海外に長くいた友人が街灯のちがいについて語っていたことがあった。日本の街灯は蛍光灯だからエネルギー効率も良いし、まばゆく街を明るくする。でもスーパーマーケットの食品棚のような冷たさがある。衛生的だけど、暖かみはないのだ。
それに対して外国の街灯はオレンジ色の電球だ。その温かい色遣いは街並みに陰影を作りだし、明暗の美しいコントラストを眺めることが出来る。
ジョンがポリーナを見つけたダンススクールの窓は、ライトアップされてはいるが、ちょっと古めかしいくたびれた建物で、ノスタルジックな感じが物語にはぴったりの舞台だと思った。

 ジョンが飛び込んだ先のダンススクールには新入りの男性生徒2名がいて、彼らとともに校長と代理教師のポリーナにダンスの楽しさを教えられながら、競技会出場を目指すようになる。リチャード・ギアは仕事帰りだから、いつもスーツとワイシャツ姿で。どうしてなんだろう、いつもネクタイつけっぱなしなのだ (笑)。

ヒロイン役のジェニファー・ロペスだが「あなたサイボーグ?」ってな感じで、そういう意味ではごつい感じがした。演技もイマイチ。まぁジョンの気持ちの揺れ動く様を追っかけてゆくお話だから、どうでも良いんだけどね。

リメイク版はいくつかの点で得している。
先ほどあげた灯りの陰影と同じく、外国では人種、生い立ち、場合によっては宗教の違いによって重層的な深みを作り出すことが出来る。日本版では蛍光灯と同じで、登場人物はキャラの立ち方で差をつけなければならなかった。同じダンス映画で並べてみると、正直に言えば、"ダンシング・ヒーロー"の方がその奥行きをうまく生かしている。
リメイク版は一部の評論家から"人物の描き方がステレオタイプだ"という指摘を受けている。せっかく奥行きのある話に出来る下地があったのだから、心理描写、性格描写はもう少し丁寧でも良いのではないかと思う。

心理面について、脚本家は「オリジナル版に見られる葛藤は、公然と親密に寄り添うダンスが、日本人に恥ずかしいという気持ちを起こさせることに端を発してい る。もちろん、アメリカでこの設定は通用しない」と前置きをしている。その代わりに「アメリカンドリームを手にした者が自分は不幸なんだ」という資格がない。なにもかも満たされているのに物足りなさを感じる不安、それが葛藤なのだと。

僕は葛藤は二つあるんじゃないかと思った。一つは家庭とオフィスの間で途中下車する冒険。これは実体験としてよく理解できる。
もう一つは"こっぱずかしさ"。社交ダンスってのは、案外アメリカ人にとってもこっぱずかしいものじゃないのだろうか。
校長が「イギリスのダンスだからね」という場面がある。やっぱりアメリカ人にとっても輸入物の踊りなわけで、輸入物の真似ってのはなんにしろ、こっぱずかしさがつきまとうもんだ(アメリカの伝統的なダンスといったらフォークダンスだろう?)。ダンスには型がある。型にはまるのはもっともアメリカ人が軽蔑する事柄の一つでもあるし。

オフィシャルサイトはこちらから。
http://www.shallwedance-movie.jp/

南の海峡では

晴れ。

周囲では今年から花粉症参入の方がいて、どういうわけかこの時期になって発症している。杉じゃなくて檜の花粉症なんだろうか!?

とりあえず仕事は焼け落ちそうな状態で、はなはだ気分が悪い。
というか、数時間後に衝突がわかっていても手の施しようのない石油タンカー同士の事故のように、最悪の結果が予想されているのに、それを現出させる作業を続けているのはなかなかつらいもんだ。(苦笑)

 昨日の"海辺のカフカ"に続いて、今日からは山本七平の"なぜ日本は敗れるのか 敗因21ヵ条"を読んでいる。学生のころノモンハン事件に関する考察を読んだが、同じ問題が太平洋戦線でも発生していたことを改めて知る。種本は"虜人日記"だが、こちらにも目を通したい。

近所にはウシさんが暮らしてます。

※最近Doblogサーバの状況悪すぎ。
こんなに繋がらないんじゃ話にならないなぁ。
有料化しても良いからもうちょっとましなサービスにして欲しいな。

火にもっと油を注げ!

曇り→雨。

ひどく疲れてしまって、早々に帰宅した。
うーん、燃え落ちそう(藁)

"海辺のカフカ"を読了。満足(*^_^*)
村 上春樹の作品は登場人物の名前がカタカナになっているものが多いと思っていた。外国人の名前ならばともかく、意図的に記号化された名前を使う小説は僕は苦手だ。僕は名前や漢字から音や、匂いや、光を感じるものなんで、記号化されてしまったものが複数並ぶと、それは急速に色あせ、風味を失い、関心をなくしてしまうのだ。我ながら古風だと思う(苦笑)。

"海辺のカフカ"においても、"ナカタさん"と"ホシノくん"というカタカナさんのエピソー ドが物語の半分を占めている。ただし幸いだったのは、常にカタカナなのは不思議な人の"ナカタさん"だけで、"ホシノくん"は対外的な部分では"星野くん"であったこと。星野君は日常と非日常の境界線に立つ狂言廻しで、わりと感情移入しやすい造形のキャラクターだった。読了にこぎ着けられたのは彼のおかげ。


ちなみに星野くんは狂言廻しのわりには、登場人物の中で一番まともで健康的な青年であって、イイヤツなんです。どっかで見かけた造形のキャラクターだなって記憶の中をかき回していたら、彼は古いゲームの"飢狼伝説"の テリーに似ているんですね。ってゲームやったことないんだけどさ(笑)。彼はとても気のイイヤツで、しなやかな肉体と精神の強さを持っている人間として描 かれている。その他のキャラクターが、あの世の影のような仮の姿で彷徨う、漂っているなかで、彼だけが血の通った人間だ。そして彼は非常に短時間で一人の 人間として華開いていく様子が温かい視線で丁寧に描かれている。僕はファンになったよ。

だから。この物語には二つのテーマがあって、主人公"田村カフカ"のエピソードは"オルフェウス神話"が下敷きになっている。もう一つの黄泉の世界(時空)の入り口開閉に関係する"ナカタさんとホシノくん"のエピソードは作者の完全な創作なのか、それとも種本があるのか、気になるところだ。

不順?

晴れ。

"海辺のカフカ"は順調。仕事は不順(苦笑)。
中島美嘉、ケツメイシと、桜づくしが続いています。

わはは!ここのブログはおもしろい!

ここのブログ、おもしろすぎ! (*^◇^*)
IT業界の人なら、絶対わかるこの笑い!

"simple text"
http://homepage1.nifty.com/show-zee/index.htm

渡鬼じゃないけど

晴れ。今日もイイ天気。

ご近所の図書館へ予約を入れに行ったついでに3冊借りてきた。
ラインナップは延江ローレン著"7カラーズ"、村上春樹の"海辺のカフカ 上"、チェーホフの"桜の園"というとりとめのなさ。ついでに言うと、最初の二冊は読み終わってしまった。"7カラーズ"は、うーん、この手の純文学崩れ小説って多くない?言い方変えると、大人版ジュブナイル小説って感じがします。

 "海辺のカフカ"は村上小説が苦手な僕にはめずらしく、今のところ順調に推移している。上巻では不連続に続くいくつかの物語がどさっと置かれているが、暗示や暗喩、いくつかの伏線が下巻に向かってちりばめられているのはわかる。(たぶん)主人公の15歳の少年カフカのように、僕も自分のことを知らない土地に行って、自分の知らない人たちの間に身を潜めるのが好きだから、のびやかな自由をうれしく思う気持ちと、不案内の土地で過ごす少しの不安と、それから自分が置き去りにしてきたなにかに恐怖(?)する、気持ちの揺れがよくわかる。カフカ、さくら、大島さん、ナカタさん、下巻でどのように絡んでゆくのか楽しみにしつつ。

ラジオを聞きながらこの文章を書いている。
松任谷由実がDJしているが、15年くらいタイムスリップしたような気分。ってか、変わらないよな~渡鬼のように(苦笑)。取り立てて愛着もないが、渋滞の高速道路でこの番組をよく聴いていたな。

大誤算!

大誤算!

前に話したと思うが、2月前だったか、HD-DVDレコーダーを買った。
自分的目論見では、適当にキーワードに該当する番組を録画させようという腹だった。
ちょっと想像してみて欲しい。
24時近くなって帰宅する私。片手にはコンビニ弁当を下げている。
上 着を脱いでタイをむしり取って、シャツのボタンをはだけてリラックスしつつ、おもむろにTVのスイッチを入れて、適当に溜まった番組をザッピングしながら ご飯を食べる。ひょっとしたら350mlのビール缶がそばにあるかもしれない。ダラダラと1時間時間を過ごして、でもって歯を磨いて25時には就寝。みた いな。"わっびしい生活やなぁ!"と言いたければ言え!(苦笑)

まぁさ、一日の最後、ボーっと気を抜いた時間があってもいいじゃんか。
てな、つもりだった。

ところが、だ。
わが両親が不仲なのはすでに書いたとおりだが、今月初めから親父が自主的別居を敢行して、布団を持ち込んでリビングルームに住み着くという"問題"(苦笑)が発生した。彼は22時前から寝てるんで、帰宅したころにはリビングルームは当然占拠されていて真っ暗。本人は「オレは最近眠れなくて、朝4時に目が 覚めてしまうんだ」とか言いふらしているが、親父よ、22時前から布団にもぐっていれば7時間は寝ているよ。十分だってば!(苦笑)。

そんなわけで、僕の目論見は崩れて、土曜日の午前中、朝ご飯をつつきながらザッピングをするという生活になってしまった。

今週から新ドラマが始まっているが、ウワサに違わず"タイガー&ドラゴン"はおもしろかった! (・∀・)イイ!! 官九郎節炸裂だね!
正直言うと、池袋ウェストゲートパークはおもしろかった。木更津キャッツアイは田舎臭くてダメだった。今回はそのいいとこ取りが実現しそうだ。長瀬智也、イイ俳優になったね。大根役者すれすれって感じもするけれど、外連味たっぷりに芝居かがった演技をさせるとはまる。岡田准一、オンナを殺す目だね。脱ぎっぷりもすてきです。(笑)
今回も龍と虎の意匠がたくさん出てくるが、これはバズ・ラーマンが"ロミオ+ジュリエット"でラテンとクリスチャンの意匠 を大量にぶち込んで得た効果と同じ。たくさんのイメージとメタファが画面に奥行きを作る効果が得られる。やっとこういう感覚の絵が日本でも作られるようになったのかと思うとちょっとうれしかった。

ヘビが相手を威嚇する時には舌をピラピラと動かすんだそうだ。長瀬智也が舌で唇をなぞるシーンはなかなか官能的。密かに注目している人も多いんじゃないかな?

とりあえず、このドラマは必見です。

焼き栗

晴れ。週末だー!(・e・)

 昨日は午前首塚ビル、お昼ご飯をはさんで午後は銀座の代理店挨拶と外回り続き。同行者がちがうので途中丸の内でチェンジ!する。午後の同行者は気心の知れ た同僚なんで、昼ご飯にドイツ料理屋に入ってベラベラだべって、そのあと挨拶に行く。挨拶なんてすぐおわっちまうものだから、そのあと"バーニーズ・ニューヨーク"でメンズものをひやかす。"DOLCE&GABBANA"のニットがわりと素敵。買いたいな~買っちゃおうかな。
さらに二人はソニビルで"ネットワークウォークマン"を試す。いいなぁ~欲しいなぁ~。(笑) ついでに中島美嘉の"桜色舞うころ"のPVを見て、この曲良いなぁ~とか。仕事してないなぁ(笑)。

ソニビルで汐留に向かう同僚と別れて、有楽町を抜けてオフィスに戻る。
その後も会議だの新しい案件などが持ち込まれて、来週の予定を考えたらゲロ吐きそうな積み上がり方をしているけれど、考えないことにした。たぶん来週からGW直前までは殺人的な忙しさになりそうな予感が。。。。なんとかなるさ~なんとかしなきゃやばいんだけど (ノ_;)

 就業時間頃に、自宅向け手みやげの茶菓子を買いにオフィスを抜け出した。近くに"LA MAISON DU CHOCOLAT"があるんで のぞいてみたが、ちょっと自宅用にはコストパフォーマンス悪すぎ。これは贈答用に使おう。とかなんとか考えていているウチに丸ビルまで歩いてしまい、お手頃なキャンティのヘーゼルナッツクッキーをメインに4,000円ほどで詰め合わせを作ってもらった。その隣でこんなかわいいパッケージの焼き栗が売ってい たので、つい買ってしまった。すごいよね。単なる焼き栗なのにパッケージ目当てで買ってしまうんだから(苦笑)。帰宅して早速栗をいただきましたが、おいしかったですよ。

昨夜のショーウィンドーは"Emporio Armani"
気のせいかな、最近あまりエレガントな感じがしないんですけれど。
Emporio Armaniと言えば、アメリカの"Queer eye for the straight guy"で登場するブランドの一つで、自分的には好きだったのになぁ。

さわやか~なメンズもの

雨。肌寒いので、一度仕舞ったコートを引っ張り出すことに。

今の仕事に就いてから銀座に出かけることが多くなった。
老舗の広告代理店は銀座にオフィスを構えていることが少なくないから。
そんなこんなで、今日も午前中にお届け物兼お打ち合わせで銀座を歩いていた。実は銀座はあまり詳しくなくて、並木通りだの、交詢社通りだの言われてもピンと来ないんだ。狭い裏道をクニャクニャ曲がりながら、なんとなく目的地と有楽町あたりをつないでいるという感じ。

途中でいくつか気になったお店があったんでメモランダムしとく。

椿屋珈琲店 中央区銀座7-7-11菅原電気ビル2、3F
以前この店でアフタヌーンティを注文すると、かなり充実したものが出てきた。オススメ。
銀座はクラブ以外の夜は早い。深夜お茶したい時LO 3:45はかなり重宝なはず。

マリアージュ フレール 銀座本店 中央区銀座5-6-6すずらん通り
紅茶党の人は、ここに来るべき。
シアトル系コーヒーもだいぶ飽きてきた。
これからは紅茶でしょ?

あとは資生堂パーラーのケーキがうまそうだった。
メモランダムは主に銀座4~7丁目にかけてでした。

今日のショーウィンドーは"HERMES"
春から初夏に向けてのさわやかなメンズものが飾られていた。
プライスタグは怖くて手に取れないけど (^^;

定点観測

雨。コートなしでは相当冷えます。

ある意味単調な毎日を送っている。同じ時間に電車に乗って、適当な時間に帰宅する。そんなわけでじゃあ定点観測でもしてやろうかと思って、もう6ヶ月たつ。
朝 の楽しみは自宅から駅までの途中にある公園で、おばさんとコーギーを観察すること。この二人も同じ時間に散歩に出ているのか、いい確率で遭遇するんだ。観 察していると二人の感情の波が見えてくる。二人して機嫌が良い時はボール遊びをして楽しそう。おばさんが不機嫌だとコーギーは不安そうな顔をしているよう だ。逆におばさんは機嫌良いのに、コーギーが心なしかふて腐れている日もある。

なにがあったんだろうって想像しながら歩いていると、あっという間に駅のホームに着いてしまう。朝の気晴らし。

 シャンデリアを飾っているショーウィンドーもあります。

地震にビビッたり

雨。急激に温度が下がって、やっぱり春先の雨は冷たいね。

今朝の地震はすごかった。なんて言うか、上下左右に複雑な揺れ方だった。おかげさまで京葉線直通の武蔵野線の運転がストップして、総武線経由でのご出勤となった。たまに通勤経路が変わると気分転換ではあるんですけど。(^^;
午後商談で赤坂に出張る。ほとんど張ったりと大風呂敷の提案書を持って行ったら案外これが好評で、再来週にさらにブレイクダウンしたものと、費用を精査したもので再提案。アポも取れちゃったのでわりと幸先がよいのかも。
案ずるより産むが易し。正直言えば昨日は放り出したい気分が満ちあふれていたんだが、逃げないことが大事やね。ついでにあきらめない気持ちも。

 今日はこんな事しか書くことがない。
雨の中、"FERRE"のショーウィンドーをパチリ。
メンズもののタイですが、僕が昨日買った1点もこんな感じ。

トレジャーハンターはかっこいい

晴れ。

買い物のために新宿まで車を出した。
通常だと水戸街道を上って、途中で靖国通りに入ってそのまんま直進して新宿到着!だ。 今日は言問橋の上から見た隅田川の桜がとてもきれいだったので、ルートを変更。言問通りを直進して谷中をかすめて根津→本郷→水道橋→飯田橋→四谷→新宿 と移動した。飯田橋から四谷にかけて桜吹雪。フロントガラスの上を滑るようにかすめてゆく花びらを見て、涙ぐみそうになりました。なんでだろ!?

新宿高島屋でシャツ2点、ネクタイ3点お買いあげ。そのあと伊勢丹を冷やかして、紀伊國屋書店をちょっとのぞいて撤収。私服は来週改めて買い出しする予定。

昨日はハードカバー本2冊を読了。そのうちでオススメだったのは"亜細亜、骨董仕入れ旅"。旅行記は大好きなジャンル。特にアジア、中東を想像を絶する貧乏旅行した人たちの話は断然おもしろい。「想像を絶する」と書いたが、まぁそれは自分の想像力のなさの裏返しでもある(苦笑)。

本作は、骨董品を買い付けるためにアジアのホットゾーンに潜入する冒険野郎のお話。もちろんかなりの貧乏旅行だ。描写力もなかなか闊達。

ボンベイの骨董品屋でステッキを見ているところ。店員は豊満な美女インデラひとり。
インデラは主人公にステッキを売りつけようとしている。

「マハラジャが使っていたものです」と彼女は付け加えた。
壺の中に立てかけてあるステッキを僕の後ろ側から手を伸ばして取り上げたので、彼女の先のとがった豊満なバストがツンツンとまた背中を刺激する。それに強烈な腋臭が加わるので頭がクラクラしてきた。


こんな調子。最後の腋臭でクラクラというのは、自分も海外で何度も体験しているから、めちゃくちゃ実感としてわかる(笑)。ありゃかなりキッツイよね。
僕 がつらかった体験では、初めての海外旅行でオアフ島のポリネシア文化センターに行った時のこと。例のショーを見ている間、お隣は目が飛び出そうな美青年の 二人連れなんだが、そのシャツから漂ってくる腋臭に頭クラクラ。ホノルルを目指してとばす帰りのハイウェイの中でかなり気分が悪かった。きっと外国に住ん で慣れてしまえばどうってことない匂いなのだろうが。日本人も独特の体臭があるんだろうが、同族だとなかなかわかんない。でも腋臭の人は少ないほうか な……。

話が脱線したが、小説の題材が欲、カネ、駆け引き、美術品とくれば、モラトリアム青年の放浪記なんかよりも断然おもしろい。なんたって目的がはっきりしてるから。
"ギャラリーフェイク"の小説版と思ってもらえれば、そのおもしろさは理解してもらえると思う。

サクラ、チルチル

晴れ。舞い散る桜が美しいね。

地元にはちょっと有名な桜の並木がある。
桜の季節になると露店が出るお祭りがあってけっこうにぎわうんだが、今年は桜に待ちぼうけを食らわされて、花のないお祭りになってしまった。お気の毒に。
この季節、車窓から見える白い花びらに目がとまると、特別な季節がやってきたんだなって実感するよ。家を出て、最寄り駅までの徒歩数分の間にも何本か桜がある。どれも日当たりの良い場所で立派に枝を広げている。朝晩の通勤途中での目の保養。

週末土曜日は、残念だけどあまり良い日にはならなかったなぁ。
身内のことを言っても仕方ないんだが、ウチは両親が不仲で今日もいがみ合っていた。もうどれくらいになるんだろう、物心ついた時から事あるごとに揉めていたが、この10年はひどいもんだ。

夫 婦って難しいなって思う。それぞれ理想の家族像とか、夫婦像とかを持っているんだろうが、それからかけ離れていることをお互いにののしりあっているのだ が。家同士のメンツとか、老人介護とか、感情の対立とか、根の深い問題が絡み合って、もうにっちもさっちも動かせなくなってる。

でもさ、家族って一番小さな人間関係の形じゃない?
それも普通の人間関係とはちがう絆を持っているもので。
努力しなければ自然に減っていってしまう人間の集団のわけで。

生 きていられる時間は有限なんだから、せめてお互い気持ちよく生活していこうよ、って呼びかけているんだがなかなか……。どうして自分の尺度でしか相手を見 ることができないんだろうね。相手に敬意を払って、寛容さをもって生きていければ、もっと穏やかに暮らしていけるはずなのに。

夢から覚めて

晴れ。デスクワークと会議に明け暮れる。

昨夜はとても眠りが深くて、まるで深海で眠り続けるよう。
天日で干されたシーツにくるまってヌクヌクヌク。
そのうちフワッと目覚めて「あ~もう昼前かなぁ?」と一人ごちる。
時計を見ると6時5分過ぎ。ってか、今日金曜日(汗)。

週末と勘違いして幸せな目覚めだったはずが、一転して平日モード。
まぁ年に数回こんな朝があります。

when you say you love me

晴れ。桜が満開だねぇ~。

退社して東京駅に向かう途中で一枚パシャッと撮りました。夜景がきれいっしょ?ってこれだけじゃ能がないので、しばらくショーウィンドーを撮ってゆくというテーマでも設定してみようかと思います。これがなかなかきれいなんだよ。

今日は朝から何本も打ち合わせが入って、いったい何の仕事したのか?みたいな気分。これから大型の仕事が始まるので、また深夜の愚痴が増えてくるのかもしれない。シャウト!愚痴とため息は正直格好良くないが、誰かの悪口をたれるよりは少しはましかな?とか思ったりもする。
愚痴垂れの格好悪さの対局には、もちろんかっこいい男がいるわけで。
僕は時々"いい女よりもいい男の数は少ない"というblogを訪ねてゆく。
http://hotcoffee.blog.ocn.ne.jp/iiotoko/

20代後半の頃、僕も同じようなことを考えていたなぁと思う。
残念ながら僕はいい男にはなり損ねたが、蛙の子は蛙だし、鳶が鷹を生むわけでもなし。その憧れに近づこうとするほど自分を見失ったような気がする。

そ れから時間が流れて、もちろん自分が理想とする姿からかけ離れているけれど、その分少しは見通しが良くなったかな。話し手になるよりは、聞き手に回るよう になった。いい男ってどんなものか多少わかるようになった(もっとも本当にいい男と直面した時は"まいりました"って降参しちゃうが)。これってまとめて "老化"なのかもしれないが(汗)。

つーことで、ここのオーナーさんが"いい男達成"される日を楽しみに待たせてもらうことにします。あーこんな事を書いていたらちょっと服でも買って、遊びに出たくなっちゃったじゃないか。(苦笑)

おまけ:
尻馬に乗るつもりはないが、今朝の春秋のコラムは言い得て妙。

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日本経済新聞 春秋(4/7)から

ルネサンスの巨匠ミケランジェロの作品にブルータスの胸像がある。「ブルータス、お前もか」で知られるカエサルを暗殺した男。フィレンツェの美術館にある像の意志の強そうな精悍(せいかん)な面構えに、暗殺者への作者の深い思い入れを見た。

▼ 巨匠は彼を英雄として刻んだ。そこには自身の政治的体験が投影する。都市国家フィレンツェの支配者だったメディチ家を追放する市民の革命が起きた際、彼も かつてのパトロンに弓を引きメディチ軍に対抗する防衛司令官を務めた。独裁者を倒し古代ローマの共和制を守ろうとした男に感情移入して不思議はない。

▼ だが、巨匠の見方がすべてではない。領土が急拡大した当時のローマの統治は元老院の手に余るようになっていて、カエサルこそ帝政移行という時代の要請を先 取りした先駆者であった。ブルータスは歴史の潮流を読み損ねた。そんな見方もある。2000年あまり前の暗殺事件でも、後世の評価はなかなか収束しない。

▼ 同じ歴史的事実も見る者の目に応じて様々な像を結ぶ。歴史認識とはそういうものではないか。日本の教科書検定をめぐって近隣から「憂慮」や「憤慨」が伝え られた。逆説的に言えば、誤った歴史認識があるとすれば普遍的な唯一の正しい歴史認識があり得るという考え自体ではないか。そこに気づいてほしい。

オレは汚れちまった 。・゚・(ノД`)・゚・

晴れ。桜は4分~6分咲きっすね!

昨日は風邪でぶっ倒れてお休みをもらってました。今日も完全には治りきっていない感じ。なんか昨年末からの風邪は、スタートダッシュが速いというか、一気に悪化して予後が悪いという特徴があった気がする。

 最近"オレは汚れちまった 。・゚・(ノД`)・゚・"って思う。ってなにが?といえば、たとえば"anan"をしれっと書店のレジへ持って行けるようになったとか(笑)。
早速だが、長瀬智也と岡田准一が表紙の最新号は"正しい「男の口説き方」"!これは買わずにゃいられないだろう。
で、そのレシピだが

・長瀬智也、岡田准一が本音告白
・林真理子さんと篠原涼子さんの対談で見えた!
今は女から攻める時代!?恋のきっかけの作り方、教えます。
・恋愛にも戦略は必要です。男心のツボをつく、口説き方。
・気になるいい男達が明かす"こんな迫られ方なら大歓迎
・まずは自分のキャラを見極めて、確実な恋の攻め方を知ろう。
・夏石鈴子さんと岡村靖幸さんがアドバイス。
自分から積極的に恋をしよう。長続きする恋の秘訣とは。
・杉本 彩姉さんの指導付き
女を武器にしてみませんか?正しい"色仕掛け"をマスター。
・その一言で男はグッと来ます。口説きのマジックフレーズ22。
・男が喜ぶ定番料理TOP12。
・恋は落としたもん勝ち!?セレブのビックリ口説き術。

+恋に効くスキンケア特集

ということで、至れり尽くせりである。

内容の精査はこれからだが、やっぱり餌付け作戦が入っているのは定番か?(苦笑) 色仕掛けってところに杉本彩が投入されているあたりが、案外ステレオタイプな人選だなとも思う。いっそ荻野目慶子あたりを選んでほしかった。そうしたらさぞかしさぞかし。

そ ういえば、"気になるいい男たち"に"速水もこみち"がいる。最近かなりブレイク気味なタレントなんだが、"ごくせん"ではその顔の小ささと、目つきの悪 さには度肝を抜かれた。改めてググッてみた画像で、またまたビビる。ってか、この写真はいつの時代よ?思わず森田童子の"ぼくたちの失敗"がリフレインし ちゃったぜい。(苦笑)
こんな写真撮っちゃって……事務所はなにを考えていたんだろう?

長瀬智也と言えば、"真夜中の弥二さん喜多さん"が来週全国公開だ。宮藤官九郎監督だろ?たぶんイイ線行ってるんだろうけど、さすがにチケット買うのは躊躇われるなぁ(笑)。「正真正銘、オレ様はゲイっすよ」って開き直るのはまだつらい。オイラ乙女っすから(汗)

ノベルさん、ちょっとひどくないか?

雨。

SuSE Linuxのせいで朝4時から起きてる(苦笑)
ここしばらくサーバ構築作業が進まなくてうんざりしていた。先週木曜日ノベルの公式解説書を買った(5,000円近くするんだよ~)。その本の中ではサーバ周りのことが記載されているのに自分のマシンではその機能が見つけられない。なぜだろうってすごく悩んだ。
ホームページもめぼしい情報が載っていないし。みんなすんなりとシステムを稼働させているし……なぜなんだ?ヽ( ´Д`)ノ

悩んだあげく、2ちゃんの情報を丹念に洗ったら、こんな事が書いてあるじゃんか!

SuSEのディスクイメージは2種類ある。
SUSE-Linux-9.2-FTP-DVD.iso 3284710KB
SUSE-Linux-9.2-mini-installation.iso 65758KB

実 はFTP-DVD.isoはSuSE Linux 9.1まであったPersonal版の後継なのだ。サーバを立てるにはProfesional版がBetter(Personal版では環境設定ツール YaSTがHTTPサーバパッケージに対応していないから)であり、Profesional版と同等機能のシステムを構築するためには、mini- installation.isoをインストールしなければならないのだ。つまり出発点が間違っていたのだヽ( ´Д`)ノ

でもさぁ~、これってちょっとひどくないか?
mini-installationっていったら単純にDVD版のタイニー版って思わないか?
ってSuSEユーザーにとっては、サーバ立てる時はmini-installation版をインストールするのが"常識"になっているのかもしれないけれど。ノベルのサイトじゃこの二種類の差について解説はなかったし、もちろん公式解説書は製品版を買って使っていることが前提になっているからFTP版のフォローされていないし。
で、 さらにひどいのが、公式解説書に従って最小限のインストールを選んでシステム構築すると、YaSTにHTTPサーバ設定のモジュールが出てこないんだ。こ こでもはまってネット上の情報を漁ると同じ現象を報告している人がいて、この情報によれば、標準インストールをすればHTTPサーバ設定モジュールが現れ るとのこと。
つーか、公式解説書通りに操作してはまるってどういう事よ?
めちゃめちゃ割り切れない気分。(うすーく怒ってます)

で、サーバからネットワークインストールをかけるとレスポンスが悪いと言って切断されるので、出社前、朝早起きしてインストールに挑戦しているわけなんだ。
あ~あ。SuSE気に入っていたのに、ちょっと冷めちゃったよ。

P.S. Version9.3近々リリースだと? _| ̄|○

アビエイターを見てきました

またおすぎにダマされたっ!ヽ( ´Д`)ノ

ってことで、話題の"アビエイター"を見てきました。僕個人の感想は「これは失敗作ではなかろうか?」(笑)。

 1930年代のアメリカというと、自分の中ではフィッツジェラルドの"華麗なるギャツビー"とイメージが重なる。スノッブを気取るギャツビーは僕にとってなかなか理解しがたい人物なのだが、ディカプリオの演じたハワード・ヒューズの人物像もかなりわかりにくかった。
こ れはディカプリオの演技力の問題と言うよりも、ハワード・ヒューズという天才&奇人がテーマになっている難しさと、監督のマーティン・スコセッシ の演出の問題ではないかと思う。天才はいきなり結論に達する。途中のプロセスはすっ飛ばしていきなり結論に達するから一般人にはわかりにくい。しかも自己 完結している場合が多い(苦笑)。
なので、スクリーンを見つめていた3時間の間、僕は主人公に感情移入できなかった。ずっと拒絶されているような気がしていた。

「すべての夢をつかんだ時、いったいなにが見えるのだろう」

けなすだけじゃ能がないので、見所も少し。
はっ きり言ってお金、掛かってます。ハワード・ヒューズの私邸のシーンなんかは、家具、調度品、カーテンに至るまでセンスの良い色遣いのものが揃えられてい る。作中では「趣味の悪いゲイが……」とあまりお気に召していないようだが、どうしてどうして。画面を通じてもその質感が伝わってくる。実物はきっとすば らしいものに違いない。

それから飛行機。主人公によってデザインされた飛行機は、どれも官能的なフォルムを身にまとっている。特にヒューズが事故を起こした偵察機の美しさときたら!きっとヒューズ本人の美意識が投影されていたデザインなのだろう。

最後に。
め ずらしくベッドシーンの出てこない作品でしたが、レオ様真っ裸シーンは出てくる。ちゃんとおしりにえくぼ出来ているし(笑) 不思議なもんで、ハリウッドスターというと筋骨たくましい肉体派をイメージするが、レオナルド・ディカプリオ31歳、肉体はいまだにお子ちゃま風。という かこのまま行っちゃうんでしょうかねぇ。。。。ずいぶん皺っぽくなったし、肌もざらついている感じ。これも寄る年波というのだろうか!?
やっぱり「ロミオ+ジュリエット」の頃が一番おいしい時期だったと思うな。

三国人が騒いでいる

切り込み隊長blogにリスペクトして、類似のタイトルを付けてみた。
素朴な感覚で恥ずかしいのだが「おまえのやろうとしていることを、周りの人を巻き込んで絶対邪魔してやる」と宣言している人と、どうして仲良くしなければならないのだろうって思うんですけどね。
っ ていうか、「周辺国の信頼を受けず、歴史を反省しない国が国際社会の指導的役割を果たすことに限界がある」って、とても主観的な発言。相手を見下した発言 を平気で公言する人の品性を僕は信用しない。っていうか、一度片づいたはずの話を反故にした時点で信用できない人たちであるわけで。この人達は100年 たっても、1000年たっても、同じ事を繰り返し言うよ。

ちなみに引用した朝日新聞には悪いんだけどさ。教科書問題ってのを火をつけて回っているのは朝日新聞でしょ?で、中国、韓国の人間が教科書問題でギャーギャー言ってくるんだけれど、"根本の問題として、じゃあ彼らの教科書の方が正しいのかい?"
そこの検証を全然やっていないでしょ?>朝日新聞
偏ったメディアとして批判されても仕方ないと思うよ。

事実の有無の検証は大事だとおもうが、事実をどう解釈するかはそれこそ主観の問題で、相手の主観を尊重する代わりに、自分の主観に口を出してもらいたくないというのが僕個人のスタンス。

わ ざわざ相手の挑発に乗って喧嘩する必要もないし、はっきり言って放置しておけばいいことだと思うんだが。こんな相手にわざわざ頭を下げてなんとか理解を求 めようというのをやめてしまったらどうだろう?だってさ、使える限り彼らはこの問題を蒸し返すと思うよ。戦争にならない程度に冷え切った関係になっても良 いんじゃない?
少なくともさ「日本人は大嫌いだ」と言ってる人に無理に好きになってもらうよりも、「好きだよ」って言ってくれる人たちを大事にした方が、ずっと良い結果を生むと思う。
ついでに「オレのことが気に入らないなら近寄るんじゃねーよ。ついでに政治でもめていても経済交流だけはよろしくね、ってのもなしね」って言っちゃって良いんじゃない?

つ くづく思うのはさ。こういう時期に彼の国で「オレ様日本大好き!」って叫んだらボコられるんじゃねーの?ってイメージがある。それに対してさ、この国には 政治がどれだけもめても「あたしはヨン様が好きさ!」って公言できる自由がある(一部の過激な人たちが個人の主観に基づいて押しかけてくるうっとおしさは あるだろうけど)。

僕はアメリカ流の「自由」って微妙なものだなぁと生暖かく見ているけれど、自分の身に翻って、中国、韓国での反日政治行動の人たちを見ていて、過激な政治行動に「オレは与しない」と言える自由があることには感謝したい。


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韓国、日本の常任理事国入りに反対を表明

韓国の通信社、聯合ニュースが1日伝えたところによると、韓国の金三勲国連大使は3月31日、日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りについて、韓国政 府として反対する立場を初めて明らかにし、阻止のため「努力を続ける」と述べた。竹島(韓国名・独島)や日本の歴史教科書問題で、日本側に圧力をかける狙 いもあるとみられる。

金大使は「周辺国の信頼も得られず、歴史も反省しない国が国際社会の指導的役割を果たすには限界がある」と、ニューヨークで韓国記者団に対して発言した。

(朝日新聞)2005年04月01日13時20分


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「日本、資格なし」 韓国国連大使、常任理入り反対表明

【ソウル=久保田るり子】韓国の金三勲国連大使は三十一日、日本の国連安保理常任理事国入り反対の立場を表明した。日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・ 独島)問題や歴史教科書など歴史認識問題などで、盧武鉉政権が日本への“対決色”を強めた結果だ。今後韓国が日本の常任理事国入りに対して「阻止外交」を 展開するのは確実で、日韓関係険悪化が懸念されている。
韓国の通信社、聯合ニュースによると、金大使は同日、ニューヨークで韓国人記者団に、日本について「周辺国の信頼を受けず歴史を反省しない国は国際社会の指導的役割を果たすことに限界がある」と述べ、「日本に理事国入りの資格はない」と明言した。
韓国は常任理事国拡大に反対する十余カ国などと今月十一日に協議の予定で、日本などが求める常任理事国の増加案ではなく準常任理事国増設の支持を各国に働 きかける方針だ。また韓国の与党ウリ党は一日、超党派で日本の常任理事国入り反対の決議案を国会に提出することを決めた。決議案には「戦犯国の日本は過去 の戦争犯罪に心からの謝罪と反省を行っていない」などとして、「アジア代表の理事国の地位に反対」と表明する方針だ。
盧武鉉政権はこれまで、表向きは「国連改革の行方を見守る」として日本の常任理事国入り問題への直接の言及を避けてきた。だが島根県の「竹島の日」条例案が発端で盧政権の対日政策は過去史の清算に集中、常任理事国問題が過去史とリンクした格好だ。
三・一独立運動記念日には盧大統領が、日本は過去の清算なくしては「どんなに経済力が強く軍備を強化しても国際社会の指導的な国家になるのは難しい」。三 月十七日の「対日政策方針」でも「隣国の信頼を得ることが国連など国際社会で指導的な国家の第一歩」として、「正しい歴史認識」なくしては「常任理事国の 資格なし」との主張を示唆していた。
竹島をめぐって韓国は「日韓に領土問題はない」との立場で、日本の竹島編入は「一方的で不法な韓国植民地化の一環」との主張だ。盧政権は歴史問題の対日強硬政策で20-30%台に低迷していた支持率が50%に肉薄、急上昇中だ。

≪驚く内容でない 細田官房長官≫
細田博之官房長官は一日午後の記者会見で、韓国の金三勲国連大使が日本の国連安保理常任理事国入りに反対する立場を表明したことに関し「もともと韓国にはそのような考えがあったと聞いている。驚く内容ではない」と述べ、静観する構えを示した。
(産経新聞) - 4月2日2時58分更新

今宵、月の雫で

曇り。花曇りってヤツですか?

金曜日、オフィスを出たところで逡巡していた。
まっすぐ帰るか、有楽町に流れるか。週末だし服でも見て帰るかなぁとか。
で、東京フォーラム方面に向かって歩き始めたら、突然声をかけられて振り返ってみるとHさんがいました。すごい偶然 (°o°)
そのあと銀座の"月の雫"に流れて、二人でカウンター席を汚してました(苦笑)

仕事の近況からオムツプレイの話までいろいろと。話のほとんどは下ネタ系でめちゃめちゃおもしろかったけれど、僕らの左右のお客さん達にどう見られていたのかなぁ?(汗)
2時間くらい大笑いして、ちょっとお酒飲んで、パンナコッタ食って元気が出ました。
おつきあいありがとう!>Hさん

私、やっぱり下ネタ系の話が大好きなのかもしれませぬ……ってたぶん大好きなんだろうな(笑)。