ローマの月 2011年欧州旅行記-07

海外に来ると朝、どうしても早く目覚めてしまう。
ローマに着いた翌朝、僕は朝3時半に目が覚めてしまった。

前夜、夜遅くまで若者の叫び声が響いていたナツィオナーレ通りが静まりかえったのは、明け方近くだった。ワインで脱水症状になった僕は、バスルームで改めて歯を磨き、そして暗闇の中でミネラルウォーターを飲んだ。街灯が蛍光灯照明の日本とは異なり、街全体がオレンジ色に染め上げられる欧州は、石畳までが濡れたように光る。

ふたたび浅い眠り落ちた後、窓からの光で目覚めたのが5時半だった。
僕らの窓から共和国広場方面を眺めると、日本の日の丸が美しく見える。
そして、テヴェレ川方面を見やると、ローマの空に銀色に光る満月が浮かんでいた。
まだひんやりと冷たい風にあたりながらカメラのシャッターを切っていると、彼氏が目をこすりながらベッドから這い出してくる。彼氏はほとんど時差のない場所からローマに来ているので、こんな時間に起こされたら迷惑だっただろう。


TVをつけてNHKの国際放送を見たり、白湯を沸かして飲んだりしているうちに徐々に眠気は遠のく。そして今日一日の過密スケジュールに備え、交代でシャワーを浴びたり、身支度をしていると7時をまわった。

Hotel Artemideの朝食ビュッフェへ行く。欧州のホテルは、特に断りがない場合は簡素なコンチネンタルブレックファーストだと思っていた。それは前回のイタリア旅行の朝食が異常にチープだったのと、パリに一人旅したときがそうだったからだ。Hotel Artemideの朝食ビュッフェには、食べるものがたっぷりとあった。

Hotel Artemideのバンケットルームは、清潔で、明るい照明、スタッフもきびきびとして親切だった。僕は改めてこのホテルに好印象を持った。


海外旅行初日の朝食は、どうしてもオードブル系をたくさん盛ってしまうのが、僕の悪い癖だと思う。

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