サンタンジェロ城 2011年欧州旅行記-13

ヴァティカン市国近くのレストランでお昼ご飯を摂った後、僕たちはサンタンジェロ城へ行くことにした。ローマ法王が有事の際に逃げ込む場所だから、歩いても行けると思い、彼氏とともにフラフラと散歩がてらサンタンジェロ城をめざす。歩く距離は大したことはないと思ったけれど、降り注いでくる強い日差しには頭がクラクラした。

ヴァチカン市国から伸びる水道橋のような建造物を横目に、テヴェレ川右岸に立つサンタンジェロ城に到着。

城と言いながらも、ここは要塞であって、ヴェルサイユ宮殿のような華やかさはなかった。荒削りの壁と、投石機と……ここは戦うための城なのだ。


サンタンジェロ城の屋上に出ると、サンピエトロ大聖堂が見え、そしてローマ市街地が見える。カンピドリオの丘に立つ、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の真っ白い姿が印象的だった。


サンタンジェロ城には大天使ミカエルの像が設置されている。城の頂上に設置された大天使ミカエルの像は優雅なポーズを取っていて、なにか大きな帆船に乗っているような錯覚をしたくらいだった。


サンタンジェロ城をあとにして、僕らはミネラルウォーターを口にしながら最寄りの地下鉄駅をめざして歩いた。これが思った以上に距離があって、時間と体力を消耗してしまった。僕がもう少し賢かったら、サンタンジェロ城からタクシーに乗って、コロッセオに向かえば良かったんだが。

サンタンジェロ城を夜、正面から眺めると、こんな美しい光景と出会えるようだ。また、ローマを訪ねたくなった。

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