ローマでの最初の晩ご飯 2011年欧州旅行記-06

スペイン広場の階段を上ったところから、僕たちはぶらぶらと歩き始めた。
グレゴリアナ通りの坂を下り、道なりに進むと、トラフォロ通りにぶつかる。行きは敬遠して通らなかったトンネルの歩道を歩き、ナツィオナーレ通りとの交差点で左折。共和国広場を目指して移動。ホテルの前を通過した。
共和国広場からサンタマリア・デリ・アンジェリ教会の脇を抜けるチェルナイア通りを3ブロックほど進んだところにある、Trimani il Wine Barで今夜の食事を摂ることにした。彼氏が熱望していたエノテカだった。

ワインは彼氏のセレクトにお任せ。全体金額の上限キャップ以外、僕はあまり口を出さないことにしている。これが僕ら流の棲み分けだ。

白ワインで乾杯。
ローマ市内を歩き回ってたっぷりかいた汗の代わりに、さわやかなアルコールが染みこんでくる。僕は程なく酔っ払ってしまった。

生ハムの盛り合わせ。
ペンネアラビアータ。


そして、写真は撮らなかった(酔っ払って撮り忘れた)けれど、パルメジャーノチーズと茄子にオリーブオイルをかけてオーブンで焼いたものを食べた。うん。茄子はうまいわ。ノリノリのギャルソン相手に、食事は楽しく進む。僕らの場合、二人で食事をしていればどこでもロマンティックディナーなので、ご機嫌だったりする。

ガイドブックを見てだろうか、隣のテーブルには日本人の男性二人の旅行者が座った。言葉が不自由なのか、ワインの知識がないのか、店側とうまくコミュニケーションが取れていなかった。僕たちより後に来店して、僕らより先に店を出て行ったから。外国語が出来、ワインの知識のある彼氏は、レストランでは心強い味方。ただし、かなり飲んべえだが。

お腹も膨れ、すっかり気持ちよくなって店を後にした。まだ外は薄暗い状態で、共和国広場のライトアップも始まっていなかった。美しい広場を見てみたかったが、長距離飛行の疲れがどっと押し寄せてきて、グダグダの僕は彼氏にわがままを言い、ホテルに戻った。彼氏がシャワーを浴びているあいだ、僕は服も着替えないままで眠ってしまっていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿