BL漫画レビュー:ミナズキアキラ『知らぬはおまえばかり』

ちょっと前、2011年出版された作品。
最近「めくるめくハイライト」がリリースされたけれど、わりと不完全燃焼気味で、僕個人としてはこちらの方がオススメだ。

大学時代に酒の勢いで同じサークルの芳川を誘った和有希。過去に苦い経験をもつ和有希は、一夜限りなのだからと、何も知らないノンケの芳川に、自分が気持ちよくなるよう都合のいいように男同士のセックスを教えた。しかし、社会人になってからも関係は続き、いつしか恋人のように優しく接してくる芳川に戸惑い-!?

和有希くんは、表紙右の、雰囲気イケメン。
しかも不幸体質。
派手で女にもてる芳川と、誰とも馴れ合えないゲイの和有希。
ノンケなのに、恋人でもないのに、二年間も身体の関係だけは続いている。この関係はいったいなんなのーって和有希くんが悶々と悩むお話。

こういうの設定は好きだな~。
最初からイケメン生徒会長といきなり両想いでハッピー学園ライフ、とか死ねよって言っちゃう今日この頃。だってさ、葛藤がないじゃん。不幸体質だからこそ、主人公がそれを乗り越えて幸せを掴むのを見届けるのが、ボースズラブの醍醐味じゃんか。
個人的には、腐女子もBLの腐海から浮上して、リア充の幸せを掴んで欲しいとわりと本気で思ってるんだよ。別に卒業しろとは言わないけれど。

ゲイって、カミングアウトして派手派手しくやっている人はごく僅かで、むしろ誰とも馴れ合えなくてって人、わりと多いんじゃないかと思う。ゲイバーに出てきている人なんかは、まだ組合員とは馴れ合えるけれど、昼間の会社ではゲイを隠して静かに暮らしている人は多いと思う。ヨネダコウの「どうしても触れたくない」の嶋クンみたいに。

確か、「どうしても触れたくない」では、外川さんの家族が障害になって嶋クンは逃げだそうとしていたし、こちらの和有希くんは、自分が下の名前で呼ばれるようになった事に戸惑い、恋人のように抱いてくれる芳川が怖くなった。甘えるのが苦手で、素直になれなくて。それが芳川がぐいぐいと和有希のテリトリーに押し入ってくる事で見事陥落。そのあとは超甘々な二人の生活でお腹いっぱいになると。


ミナズキアキラのデッサン力はかなり上級。
池玲文のデビューしたときの頃を思い出すなぁ。

1.絵柄
デッサン力はかなりある。だけど絵柄は好き嫌いが相当分かれると思う。モノクロのアニメ絵?とか思うときもあり。

2.ストーリー
不幸体質の子が幸せを掴んで、その後は超甘々フルスロットルなところがよろし。
BLの世界では、ゲイは不幸体質の方がいい感じがする。
なんてか、演歌の舞台は北の湊~、みたいなお約束で。

3.エロ度
エロイ。デッサン力がある分なおさら。

4.まとめ
表題作の他、幼なじみもの、ご近所さんネタが収録されていて、それなりに美味しい一冊。最新作が微妙に不完全な分、過去の作品の良さがしみじみと懐かしい。ミナヅキアキラ作品は他にも「のぼせるからだ」がある。こちらもオススメ。

絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

今年の桜の写真

今年も桜の写真を撮ってきました。
明日は嵐らしいので、今年の写真撮影は今日しかないと思って出動。

ところがね。
動き出した時間が遅かった。10時過ぎだし。
僕の手持ち機材と腕では、自分好みの桜の写真は、朝7時頃じゃないと撮れない。
日光が燦々と当たると、希望通りの写真が撮れない。
日本画のようなヤツが好きなので。

ということで、たくさん撮った中から使えるものをいくつか。
僕好みの写真を撮らせてくれるのは、実は決まった6本の桜のうちの1本、わりと若木の一枝だけなんだよな。枝の張り具合の関係でちょっと影になった場所で、最後から4枚の写真が撮れました。












乙男腐男子ガチホモこじらせてます

考えようによってはガチホモ∋腐男子∋乙男だから、全部入りってわけなんですが。
ガキの頃から少女マンガ好きが止められなくて、いまだ話題となってる少女マンガは結構フォローしていることをカミングアウト。(^^;

あー、例えば先日書いた月影ベイベはさておき。

「ちはやふる」だろ。
「3月のライオン」とか。
「アオハライド」もフォローしてるなあ。「ストロボ・エッジ」の方が良いかな。
「君に届け」は風早くん爽やかすぎで。
「失恋ショコラティエ」の爽太ぐるぐるしすぎ!
「きょうは会社休みます。」で田之倉、あんたどんだけ手慣れてんのよ。

は現在も追っかけてますね。
以前は白泉社がお気に入りでしたが、ここ5~6年は集英社系がおもしろいと思う。
MdNでも「少女漫画のデザインに革命が起きていた。」という特集を組まれていたりして、表紙デザインなんかも格段に進歩しているそうですよ。あまり気にしていなかったけれど、アオハライドのタイポグラフィはうめぇな、とは思ってた。

ああ、忘れとった。
「LDK」とか、「好きっていいなよ」もフォローしとったわ。

で、いま一番絵が安定していて、いい感じなのって「ひるなかの流星」だと思うんだけど。正直、獅子尾センセも、馬村くんもイケてます。「アーバンな塩ガオ男子」って書いてあって、しょうゆ顔、ソース顔とか言ってた時代の人からは、遠くに来たなあという気分になってしまったけどね。
「ひるなかの流星」って、ほんとオーソドックスな少女マンガ王道作品で、あこがれのセンセイと、ツンデレの美少年の間で揺れる主人公。友達がいい奴らで、高校生活が過ぎてゆく……みたいな。




やべぇ、おっさんもキュンキュンしちゃうっての。
遊ぶなら獅子尾センセだけど、つきあうなら絶対馬村くん押し。
ぶっきらぼうだけど一途なイケメンなんて、これ以上ないスペックじゃあ~りませんか。

あ、一応ゲイとしては9巻のモアザンワーズが、ちとせつない。

少女マンガのコマ割を理解できない男性って多いんだってさ。
その理由がさっぱり分からないんだが、少年マンガよりは複雑だとか。
中国人も少女マンガが分からないらしい。同じシチュエーションと同じテーマの繰り返しに何が意味があるのかって。だから洗練されて、「おお、こうきたか!」となるんですけど、分からない人たちは放っておこう。

ひるなかの流星はけっこうオススメ。

韓国人には堪忍袋がないんだってさ。

雨のち曇り。15.4℃/12.3℃/82%

ここ2~3日、毛布がいらなくなったなぁと感じる。
桜も1~2分咲きだし。
こうやって春は突然やってくるんだなあとしみじみしちゃうね。

酔った父親から何回も聞いた話。
父親が現役時代、韓国の支社から勉強させて欲しいという依頼があって、東京にやってきた韓国人相手に講師をやった事があったんだとか。
淡々と進む講義の最中に、いきなり一人の韓国人が立ち上がって「我々はくぁwせdrftgyふじこlp;!!!!!!!!!!」と怒鳴り始める。あっけにとられて呆然としている講師に「ああ、すいませんね」と言いながら他の韓国人がそいつを部屋の外へつまみ出す。
講義が終わって懇親会になったとき、そのつまみ出されたヤツが「先生、今日は大変勉強になる講義をしていただいて……」とへらへら笑いながら酌をしに現れたんだとか。

いまだに「あいつはいったい何だったんだろう??」と父親は釈然とせず、その後何度もあった韓国への招聘をすべて断ってサラリーマン人生を終えた。
父の従兄弟はメガバンクのヨーロッパ統括責任者としてロンドンに駐在していたとき、スタッフに何人か韓国人がいたそうだ。彼らが仕事中に突然立ち上がってわめき出す光景に何度も出くわしたそうで、「まあ、ああいう連中だ」と語ってた。

そんな話を思い出しながら、鈴置さんの朴槿恵が「アベと会えない」理由の一節を読んでいたよ。こんな話だ。

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荒木和博・拓殖大学教授がこの日韓の食い違いを面白く表現しています。
以下の通りです。

韓国人は怒った時はその場で発散する。つまり、韓国人には堪忍袋がない。

一方、日本人は少しぐらいのことでは怒らない。そこで韓国人は日本に対し、やりたい放題やり出す。

さすがの日本人も、ある一線を超えると「堪忍袋の緒」を切らし、猛烈に怒り出す。

しかし「堪忍袋のない」韓国人には、なぜ日本人が突然怒りだしたか理解できない。

そこで韓国人は「極右のアベが首相になったから」、あるいは「自信を失った日本人が右傾化した」ことを原因に求め、ますます日本批判を強めている。

出典:日経ビジネスオンライン「早読み 深読み 朝鮮半島」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140324/261645/?P=3
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韓国人には堪忍袋がないんだそうだ。

なるほどねぇ~底が抜けていて瞬間湯沸かし器みたいに爆発しているだけじゃ、物事を冷静に見つめたり、時系列で体系立って考える事はできないだろうな。

李明博の天皇陛下侮辱発言で、(日本人じゃないヤツを除く)日本人はめちゃめちゃ怒ってるんですけど。

今年の花粉症はちょっと変??

今週は、周囲の人が花粉症にやられて大変な事になっています。
それにしてもなんだろう。。。
今年は妙に埃っぽい臭いがしているような気がして、僕自身あまり気が休まらない。なんだろう、PM2.5の影響なのかしらん???

かつてのディーゼルエンジン車の排ガス規制が緩かった頃、あの時も花粉症のシーズンになると大気汚染で苦しい思いをしたけれど、今年みたいな変な臭いで悩まされたことはなかった。ほんと、気味の悪い事。

そういえば、日米間首脳会談がやっとこさ実現したニュースを見ましたよ。
パク・クネの仏頂面がすごかった。
あんな政治家を大統領にして、韓国人は枕を高くして寝てられるんだろうか?

いまや1ヶ月後の世界はどうなっているのか見当もつかない時代。
クリミアやら、台湾の学生デモ、支那の取り付け騒動等々。
クネは「レキシニンシキガー」の一本槍で突っ張っていて大丈夫なのかね。

そういう日本も民主党政権時代は、国が潰れるんじゃないかと怯えてました。
キチガイを国のトップに据えてはならぬということを、日本人は痛い目に遭ってやっと学んだのだと思います。

ニコニコ動画は若年層が集まり、保守的空気が好まれる場所だと言いますが、とあるゲームの映像を見ていたら「常世の闇」というボスキャラが現れました。すかさず「出たな!民主党!!」とツッコミが入る。僕は苦笑しながらも、恐ろしかったあの当時の空気は若年層も感じていたのかもな、と思わずにはいられなかったのでした。

ちょっと寝不足。

今日は東京も桜の開花宣言だとか。
週末は一眼レフ持って撮影行脚だなっ。

週末は彼氏と逢っていて、夜更かししての帰宅だったから、二日間眠かった。
新宿二丁目の小さな隠れ家のようなバーで飲んでいた。
僕らは端っこでだらだらとカクテルを舐めていて、隣に座っている妄想好き男子と、ノンケに恋するリーマンのおしゃべりに耳を傾けていた。他人の恋バナは好きだな。なんてか、恋している人ってパワーあるじゃないですか。そのあふれ出るオーラを眺めていると、こちらも元気になるし。もっともノンケに恋するリーマンには「ノンケなら3万円でいっぱい売りに出てるじゃな~い」という辛辣なツッコミが入ってましたけど。

そんな話に耳を傾けていると、僕は眠くなった。壁にもたれ掛かってボソッと「眠いだけ」とつぶやくと、なにちょっとここだけラブラブなの!?と言われ、目が覚める。睡眠不足でクタッとしている僕を眺めてる彼氏の目が、大好き~ってオーラがダダ漏れなんだとか。うん、そかそか。

幸せっていうものは「なる」ものじゃなくて、「気づく」ものなんだとか。
彼氏のありがたさに感謝しつつ、丸ノ内線の揺れで意識を手放した。

成田空港の生霊を、誰かが成仏させないと。

10kmほどRun & Walkしたら、けっこう疲れました。
終わった後にクラブでシャワー浴びるんですが、汗が引いた後に体が冷えてそれが半日以上続くのはちょっと困ったもんです。なにかが根本的に間違っているような気がする。

トレーニングの後は歯医者に行き、治療の後、ランチにつけ麺屋に入った。
つけ麺が出てくるまでの7分間、ぼんやりしていたら、アンジェラ・アキの「手紙」が店内に流れている事に気づいた。

自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる

荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め

今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうなときは
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている

人生のすべてに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて
Keep on beliebing


ふと、仕事で飛行中の彼氏の事を想った。
そして、自然と成田空港の滑走路に鉄塔を建てて立て籠もっている過激派の事を思い出した。去年、今年とB滑走路に下ろされて、ターミナルに向かってタキシングする飛行機の中から、怨念と絶望とやるせなさが積み上がった青春の残骸を目撃したんだ。

ふと思った。
硫黄島で旧軍の遺骨を収集し、慰霊を行うのは国家の大事な仕事だと首相は言う。
それはその通りだと思う。

それだったら、成田空港の滑走路で、生き霊の怨念を誰かが供養してやらなくちゃならないんじゃないか。それは安倍首相じゃなくて、彼らを成田空港に駆り立て、扇動した当時の責任者たちの仕事じゃないだろうか。正直、あそこで一生棒に振った人たちに、よく頑張ったからそろそろその場所から降りて来いって、当時の社会党やら共産党の連中が責任もって成仏させてやらない限り、あれは終わらないんだろう。そういう霊鎮めをちゃんとやるべき。

そんなことを考えながら飯を食う週末。

BL漫画レビュー:神田猫『ぷちっとはじけた、』

BLコミックを選ぶときは、amazonのレビューは気にしてます。
表紙買いで失敗もなんだし、作家買いでがっかりも切ないんで。
そのレビューにも落とし穴があって、高評価なレビューが1つだけは結構地雷。レビューが5つ以上あればそれなりに信用ができる。評価が真っ二つに割れているときは、自分の勘を頼りに……まあ4割くらいは外すんですが。

で、神田猫はなかなか難しい。
全部読んでいるわけではないけれど、グッと引き込まれる作品が描けなかった作家ではないかと思う。だがしかし、「ぷちっとはじけた、」(句読点はタイプミスじゃない)は強力に、いや、全力でオススメな作品の一つ。

ゲイの足鷹には忘れられない男がいた。過去に一度だけ自分を抱いた男・能代だ。能代とのセックスは苦々しい思い出だったことから、二度とネコはしないと誓った足鷹は色男に成長する。ところが数年後、偶然にも能代と再会し、さらに猛アタックをかけられて…!?

ポイントは「タチ」同士ってこと。
腐女子の皆様大好物の関係性ってやつですわ。
そもそもタチ同士は、どちらも主導権を取ろうと争います。あれですよ、サバンナの若ライオンがじゃれ合いながら序列を決めようとするみたいな。あるいは、土俵でどちらが上手を取るか争う力士みたいな。(w



色男が二人。しかも元ネコは美人ツンデレ。落としにかかるタチ能代のしつこさ、めげなさ。その健気さに読者は萌えちゃうんだろうなあ。

リーマンものなので、主人公二人の登場シーンはほとんどがスーツ姿。その合間に休日の二人の私服姿がなかなかイイ。腐女子の皆さんも、普段スーツ姿のイケメン同僚がイカしたファッションで、しかも男同士でデートしている現場を目撃したら、絶対アガるでしょ??いかもナチュラルにちゅーかますとか。こんな光景が日常的にみられるのも、あまり遠い将来ではないかもな。


1.絵柄
いわゆる今風キレイ目。ガチムチマッチョ系の絵柄が好きな人には好まれないだろうと思う。だけど、ボディラインはしっかりエロイよ!

2.ストーリー
いわゆる「昔の男」ってやつです。大学時代に別れて以来、ひさしぶりにゲイバーで再会した二人は、それぞれ色男に育っていて。ツンデレの足鷹と、肉食系大型わんこな能代の恋の行方から目が離せない。適度なギャグもいい感じ。

3.エロ度
エロイよっ!口に出されたアレを、やおくない穴にこぼして舌入れちゃうよっ!充血して腫れた穴に話しかけちゃうよっ!!しかも手錠プレイもあるよっ!!

4.まとめ
対等な関係性という腐女子大好きなシチュエーションにドストライク。ちょっとホモやってみたいノンケリーマンには妄想を。ゲイリーマンには手の届かない(w 夢を見させてくれる万人向けBL。買って損はなし。このストーリーラインはかなり美味しいと思う。

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★★★
エロ度 :★★★★★
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

月影ベイベ がいい感じ

や、タイトルからしてあやしいじゃないですか。
たまに書店で平積みされているのは知っていたけれど、タイトルだけで食わず嫌いしてました。だって、ベイベっすよ!?

ところで、おわら風の盆を想わない日はないほど楽しみにしている我が一家。googleで検索したりして情報集めに励んでいて、偶然知った「月影ベイベはテーマがおわら」。仕事帰りに速攻買いましたよ。「坂道のアポロン」の作家さんか~あれも長崎がいい感じに描写されていたっけか。

東京から転入してきた蛍子は、町の伝統「おわら」を踊れるが人前では緊張して踊れなくなってしまう。
そんな蛍子にひかれる地元の高校生、光。
どうやら、光の叔父と蛍子は昔からの知り合いらしいが、
2人は何も語らない。
小さな町に吹き込む、謎と秘密の風。


日本のマンガがすごいのは、こういう地方の小さな町を舞台にして瑞々しい物語を紡ぐ事ができる事だと思う。財閥の御曹司と恋に落ちるだの、ひょんな事から芸能界に飛び込んでとか、都合良く記憶喪失になる出生の秘密だとか、上っ面な隣んちのドラマとはちがう。どっしり腰を据えて取り組んでいるところが良いわ。

聞けば八尾という町はとても小さい場所だという。
そんな人間関係が濃厚な場所で、伝統芸能の踊りを絡ませてくれば、設定は十分。しかも「静」の踊りと言われる抑制された幻想的な「おわら」がテーマとくれば、恋も忍ぶものになるわけで。

富山弁が分かる母親が異様に喜んでいます。

エチオピアカレー辛さ25倍。

晴れ。20.3℃/8.2℃/61%

強風が吹き荒れた一日。春一番だったんだろうか??
暖かかったので、コートなしで出勤。
このまま春に突入だと良いんだけどな。
花粉は結構飛んでいたと思う。

午前中、淡路町で打ち合わせをしていたので、ランチは駿河台交差点まで移動して、ひさしぶりにエチオピアでカレーを食う。同行者の一人が辛さ25倍を注文したので、試しにスープをほんの一掬い舐めさせてもらった。なんというか、唐辛子の細かい粒子?みたいのがチクチクと味蕾で感じられて、そして襲ってくる辛さ。ヤバイ、かなりヤバイよ。

僕はチキンカリーの辛さ3倍。
普通の人にはこれくらいがまあいいところ。


「ぼっかけ」って存在を知りました。

晴れ。17.4℃/4.5℃/35%

今日は母親が外出で、残された僕は快気報告の参拝に成田山新勝寺まで父親を連れて行ってきました。お彼岸も近い事だし、あまり混まずにさらっと参拝。そしていつも通りに川豊で鰻重を食べて帰還。1月の脳挫傷以来遠出してこなかった父親は、結構楽しかったみたいで良い親孝行になったようでした。

で、晩ご飯を食べながら眺めていたTVで、神戸で「ぼっかけそばめし」と美味そうなB級グルメを紹介していて、ちょっとときめきました。というか、ぼっかけ、自分で煮たら超美味そうな気がする。牛すじ、こんにゃく、大根も入れて良いのかな??で煮込めばいいんでしょ??絶対美味しい取り合わせだってば。

神戸は懐かしいなあ。
岡山に出張していた帰り、神戸で途中下車して彼氏と週末デートしました。メリケンパークのオリエンタルホテルから眺める夜景がものすごくきれいで、いまでも冬の寒い季節になると何度も何度も思い出します。

というわけで、今度ぼっかけ作りに挑戦しよう!

新宿いかセンター総本店で飲み会。

「い、いかセンター!?それはいかがわしいお店ですかっ???」
なんて失礼な Σ(゚Д゚;エーッ!
普通のお店ですよぉ〜〜。

というわけで、今回は僕のアレンジで新宿いかセンター総本店で飲み会。
活きのいい魚を食べさせてくれる気持ちのよい店だけど、付き合いたてのカップルにはお勧めできないかもなあ。目的地が分かりにくい場所だし、ボロいエレベータに揺られて怪しい雑居ビルの4F、5Fに到着すると、どでかい生け簀、生臭い空気の漂う魚河岸の居酒屋という出立ち。ロマンスのかけらもないけれど、新鮮な魚介類をたっぷり楽しみたい人たちにはうれしい店だ。

怪しい雑居ビルの入り口にある看板。

そしてさらに微妙な階段の先にエレベータがある。
これで禁煙フロアの4F、または喫煙フロアの5Fへ。

箸置きからイカ仕様。

まずはお刺身の盛り合わせ。これは「鬼盛り」だって。
みんな「うめぇ〜うめぇ〜」を連発。

アオリイカの刺身。透明でコリッコリな食感。

秘密の玉手箱の中身は、牡蠣の酒蒸し。プリップリで牡蠣のエキスがじわあぁぁ。


キンメの煮付けは鉄板です。

「いかセンター」の手書きっぽいフォントが味がありすぎる。
結構飲んだな〜ビール、ハイボール、梅酒のソーダ割りをチャンポン。

いかリングフライは冷凍物じゃ出せない味わい。

〆は雑炊。最後に炭水化物が欲しくなるよね。

今回はお任せコースに飲み放題をつけてちょうど6000円。
割とリーズナブルでおいしい飲み会でございました。

次回は別のメンバーがアレンジなので、どんなお店に行けるのか楽しみ。

BL漫画レビュー:新田祐克『春を抱いていた ALIVE1』

や、強風が関東を襲っている日に、「春を抱いていた」と再会とはねぇ。
春の嵐は芸能界一のおしどり夫婦を運んできたのかな???

大河ドラマで岩城演じる信長が大ブレイク! それに便乗するかの如く香藤にも「信長」役のオファーが舞い込んだ。
あざとすぎる企画に、即答をさける香藤。
そんなある日、小説家の佐和とテレビ局で偶然再会。ところが佐和の人格が以前とは豹変しており戸惑いを隠せない香藤…。
一方、岩城は撮影現場で佐和の恋人である雪人と再会する。
佐和の庇護を断ち切って、ADとして働く彼。いったい二人の間に何があったというのか…!?


前シリーズでトラブルが発覚し、最終巻が発行されるまでにずいぶんと長い時間がかかっていた事を覚えてる。あれは作家の身から出た錆で言い訳のしようもない事件だったけれど、一方で、BL史上最長編ドラマになりつつあった岩城と香藤の物語が、ややマンネリ感が生じている印象もあった。それが、まさかの連載再開とはねぇ。。。

「権力は腐敗する、専制的権力は徹底的に腐敗する」という格言並みに「オカマは劣化する。特にネコは徹底的に劣化する」というのが僕の確信。オカマの時計の針は、あまり先に進めてはいけないのだよ。
そういう意味で、5年越しで再会した香藤は、確実に情け深いおばちゃん化が進行していた。軽くショック。というか、男のプライド、役者のとしてのプライド云々のストーリーが、もはやBLじゃなきゃならない理由はほとんどない。

1.絵柄
いつもの新田クオリティ。だけど、なんか宝塚の男役と女役を眺めているような気がするのは僕だけだろうか。そもそもBLは女子の読むものなのだから、宝塚スタイルの方が正統なのかもしれない。だけどなあ……腐男子どもをねじ伏せるなにかが欲しいところ。

2.ストーリー
相変わらずの芸能界もの。途中痴話げんかのハワイ旅行あり。佐和渚と雪人のストーリーが今後結構なウェイトを占めるのかもしれないけれど、うーん、張った伏線の回収が早すぎる。なんか2時間サスペンスドラマのような既視感、詰め込み感は否めない。どうせ長期連載になるならば、切ない伏線を張って、見事回収してみせるくらいの力業で唸らせて欲しいところ。ハワイじゃ、プライベートプール付きコンドミニアムで寛ぐ二人。あれはいいぞ、実体験からオススメだ。

3.エロ度
エロイよ。野獣だよ。
しかし岩城さん、もういい歳なんかなあ~乳首が熟れすぎだわ。

4.まとめ
BL界を代表する大河ホモカップルストーリー。彼女のホストシリーズなんかよりはよほどいい作品なんだけど、なんかそろそろ新機軸が必要なんじゃないかと思う。いつまでも昔の名前で出ています、というわけにもいかないしね。

絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

Rails4.0でActionController::InvalidAuthenticityTokenでエラーになった場合

「Herokuではじめる Railsプログラミング入門」のサンプルでうまく動かなかった原因が分かったのでメモを残しておきます。P,160からの「フォームを送信しよう」を入力して動かしてみた。

最初の画面

で、エラー画面。

googleさまに対処方法を尋ねたら、Rails2.0よりCSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)対策が施されているため、エラーになってしまうのだとか。クロスサイトリクエストフォージェリとは「Webサイトにスクリプトや自動転送(HTTPリダイレクト)を仕込むことによって、閲覧者に意図せず別のWebサイト上で何らかの操作(掲示板への書き込みなど)を行わせる攻撃手法」だそうで、代表的なサイバー攻撃の一つだとか。

で。この対応策として、sample_controller.rbに次の一行(赤字のやつ)を書き足した。

====================================
#coding:utf-8

class SampleController < ApplicationController

skip_before_filter :verify_authenticity_token ,:only=>[:index2]

  def index2
    if request.post? then
        @msg = "you type: " + params[:text1]
    else
        @msg="なにか入力してください。"
    end
  end

end
====================================

で、再度実行してみると、無事にこちらの画面が出現。

「Herokuではじめる Railsプログラミング入門」のミスでもなんでもなくて、もともとRuby1.9.3とRails3の組み合わせで書かれているので問題が出ないのかもしれません。

BL漫画レビュー:笹村剛『週末、ご奉仕!』

タイトルからしてナニである。
週末奉仕なんて、普通の感覚じゃスーパーで卵特売、洗剤特売くらいしか連想できないだろう。
だがしかし、BLマンガじゃ温泉宿の若旦那が肉弾奉仕をしてくれるのだ┐(´-`)┌. ヤレヤレ

若旦那・清吾は、亡き両親の代わりに経営難の旅館を切り盛りしている真面目なカタブツ男。ある日、毎週末違う女を連れて来る嫌な客(でもイケメン)・神室に資金援助の打診を受ける!だけど、その交換条件として清吾の体を要求されてしまい!?驚きながらも旅館を立て直したい気持ちは強くて…悩んだ末に出した答えは、Hなご奉仕をすること(ハート)


見事なまでにヤマなし、イミなし、オチはありの作品である。
マンガの中身は、あらすじ通り、以上。

だがしかし、僕は密かに感動していた。
笹村剛、生き残っていたとは!

「その肌、立入禁止!」(作家はこの手のタイトルの付け方が好きなのか??)では、いい感じに身体を作ったリーマンが描写されていた。いわゆる「ガタイのでかい人たち系」BL。人間、身長が175cmを超えると骨格がたくましくなり、そこそこ身体を動かすのが好きな男子には、その骨格にいい感じの筋肉が盛られる法則がある。とても残念だが、170cm以下の男子が身体を作って「ガッチビ」なんて主張しても所詮負け惜しみ。そんな絶望的な世界で、身長175cmと180cmの男の絡み合いなんて、ちくしょう、うらやましいじゃねーか!!若旦那は養殖マッチョじゃなくて、自然に鍛え上げられた筋肉質体質。しかも乳首は超敏感!! ┐(´-`)┌. ヤレヤレ

こんな風な、かなりおバカマンガだけれど、大人の男の身体をわりかしちゃんと描ける作家は少ない。全体のバランスの良さ、広い肩幅、感じやすい乳首、そして大人の男特有の身体の厚みと。そういう作家は貴重なんで、笹村剛の次回作を生暖かく期待したいと思う。

1.絵柄
絵柄は好きだ。
もっとエロい表情と、仕草、恥じらいを描写できるようになってください。

2.ストーリー
うーむ、よく考えると大人の売春話なのね。旅館が舞台なわりには旅館業そのものへの描写が乏しく、手抜きですらある。これじゃ単に寂れた旅館でSEXしているだけだ。すごくよく似たプロットのBLマンガを読んだ気がするんだがなあ、、、

3.エロ度
マンガ全体に占めるハダカ率は高いので、結構満足。「最初は抜き合いっこから(ハート)」「どっちが先にイクか勝負(ハート)」「外での乳首攻めにビクビク(ハート)」「温泉でしっぽりH(ハート)」と展開。同時収録の「
ノンストップラバー」はひたすらSEX描写だけ。これはこれで潔くていっそ清々しい。

4.まとめ
嫌いじゃない、むしろ好きな絵柄だ。
だけど、なに? 辛ラーメン食わされたときのうまみのなさ?味の奥行きのなさ?みたいな残念さが残る。
絵柄は嫌いじゃないので、一度悲恋系シリアスに挑戦してみて欲しいものだ。そのときに笹村剛の本当の実力がわかるだろう。

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★☆☆☆☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

東日本大震災から3年経って。

あの異常を体験した日から、もう3年が過ぎてしまったんですね。
家に向かって国道6号線を歩いていたとき、渋滞の車で埋め尽くされた道と、その脇を流れるように進んでゆく帰宅難民たちと、すべてがサイレントムービーの中の光景の様だったことを覚えています。異常な緊張と、異常な静けさと、なにかに突き動かされるように歩く人たちと、たびたび襲ってくる余震と。震源地から1000km離れた東京ですら、なにか迫りくる破滅の跫に怯えていました。

不幸にもお亡くなりになられた犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りします。

蒲田 歓迎(ホアンヨン) で餃子を堪能~!

晴れ。8.8℃/3.6℃/25%

朝からきっつい北風が吹き荒れているわ、寒の戻りで一日中冷蔵庫の中にいる気分だわで、晴天ながらも外出にはキビシイ日でございました。

仕事の都合で蒲田に半日滞在していました。
今日まで知らなかったのですが、蒲田には餃子の名店が集積しているらしいですね。同行者が餃子餃子と騒いでいるので、まずは歓迎(ホアンヨン)別館という店でランチしました。本店が清掃休店日だったので、急遽ダイバード。

ランチセットを頼んだのだけど、焼き餃子がね、美味いの。
なんというか、小籠包みたいな餃子。
口に放り込むと肉汁がシャャャァァァァと吹き出してくる。

あんまり美味かったので、仕事が終わった後、同行者を置いて一人で今度は歓迎西口店で再度羽根付き焼き餃子にトライ。

まずは海老チャーハンが出てきた。これはこれで美味かった。



そしてチャーハンを7割方食べ終わった頃に、やたら羽がフリーダムな焼き餃子が到着。さっそく箸をつけると肉汁がプシャャャァァァァ。肉汁の正体は、鶏がら、ゲンコツ、生姜を煮込んだ特製スープが餡に混ぜ込んであるんだとか。



まさにヘブン状態!

いい一日だった~!

Linuxのディレクトリやファイルのグループ変更はchgrpを使う。

さてと。
CentOS上のRuby on Railsにトラブルが起こっている。
一通りインストールを終えた後、テスト用のプロジェクトを作ってみようとするとエラーが発生。

========================================
[rails@centos ~]$ rails new testrails
      create 
      create  README.rdoc
      create  Rakefile
      create  config.ru
      create  .gitignore
      create  Gemfile
      create  app
      create  app/assets/javascripts/application.js
      create  app/assets/stylesheets/application.css
      create  app/controllers/application_controller.rb
      create  app/helpers/application_helper.rb
      create  app/views/layouts/application.html.erb
      create  app/assets/images/.keep
      create  app/mailers/.keep
      create  app/models/.keep
      create  app/controllers/concerns/.keep
      create  app/models/concerns/.keep
      create  bin
      create  bin/bundle
      create  bin/rails
      create  bin/rake
      create  config
      create  config/routes.rb
      create  config/application.rb
      create  config/environment.rb
      create  config/environments
      create  config/environments/development.rb
      create  config/environments/production.rb
      create  config/environments/test.rb
      create  config/initializers
      create  config/initializers/backtrace_silencers.rb
      create  config/initializers/filter_parameter_logging.rb
      create  config/initializers/inflections.rb
      create  config/initializers/mime_types.rb
      create  config/initializers/secret_token.rb
      create  config/initializers/session_store.rb
      create  config/initializers/wrap_parameters.rb
      create  config/locales
      create  config/locales/en.yml
      create  config/boot.rb
      create  config/database.yml
      create  db
      create  db/seeds.rb
      create  lib
      create  lib/tasks
      create  lib/tasks/.keep
      create  lib/assets
      create  lib/assets/.keep
      create  log
      create  log/.keep
      create  public
      create  public/404.html
      create  public/422.html
      create  public/500.html
      create  public/favicon.ico
      create  public/robots.txt
      create  test/fixtures
      create  test/fixtures/.keep
      create  test/controllers
      create  test/controllers/.keep
      create  test/mailers
      create  test/mailers/.keep
      create  test/models
      create  test/models/.keep
      create  test/helpers
      create  test/helpers/.keep
      create  test/integration
      create  test/integration/.keep
      create  test/test_helper.rb
      create  tmp/cache
      create  tmp/cache/assets
      create  vendor/assets/javascripts
      create  vendor/assets/javascripts/.keep
      create  vendor/assets/stylesheets
      create  vendor/assets/stylesheets/.keep
         run  bundle install
/usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:89:in `run': ERROR: Failed to build gem native extension. (Gem::Ext::BuildError)

    /usr/local/bin/ruby extconf.rb
checking for sqlite3.h... yes
checking for sqlite3_libversion_number() in -lsqlite3... yes
checking for rb_proc_arity()... yes
checking for rb_integer_pack()... yes
checking for sqlite3_initialize()... yes
checking for sqlite3_backup_init()... yes
checking for sqlite3_column_database_name()... yes
checking for sqlite3_enable_load_extension()... yes
checking for sqlite3_load_extension()... yes
checking for sqlite3_open_v2()... yes
checking for sqlite3_prepare_v2()... yes
checking for sqlite3_int64 in sqlite3.h... yes
checking for sqlite3_uint64 in sqlite3.h... yes
creating Makefile
/usr/local/lib/ruby/2.1.0/mkmf.rb:2189:in `initialize': Permission denied @ rb_sysopen - Makefile (Errno::EACCES)
    from /usr/local/lib/ruby/2.1.0/mkmf.rb:2189:in `open'
    from /usr/local/lib/ruby/2.1.0/mkmf.rb:2189:in `create_makefile'
    from extconf.rb:55:in `


'

extconf failed, exit code 1

Gem files will remain installed in /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/sqlite3-1.3.9 for inspection.
Results logged to /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/extensions/x86_64-linux/2.1.0-static/sqlite3-1.3.9/gem_make.out
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/ext_conf_builder.rb:38:in `block in build'
    from /usr/local/lib/ruby/2.1.0/tempfile.rb:324:in `open'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/ext_conf_builder.rb:17:in `build'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:161:in `block (2 levels) in build_extension'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:160:in `chdir'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:160:in `block in build_extension'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:159:in `synchronize'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:159:in `build_extension'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:198:in `block in build_extensions'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:195:in `each'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/ext/builder.rb:195:in `build_extensions'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:1436:in `block in build_extensions'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/user_interaction.rb:45:in `use_ui'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:1434:in `build_extensions'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/stub_specification.rb:60:in `build_extensions'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/basic_specification.rb:56:in `contains_requirable_file?'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:925:in `block in find_inactive_by_path'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:924:in `each'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:924:in `find'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/specification.rb:924:in `find_inactive_by_path'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems.rb:185:in `try_activate'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:132:in `rescue in require'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:144:in `require'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendor/net/http/persistent.rb:12:in `'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendored_persistent.rb:3:in `'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require'
    from /usr/local/lib/ruby/site_ruby/2.1.0/rubygems/core_ext/kernel_require.rb:55:in `require'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/fetcher.rb:1:in `'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/cli/install.rb:68:in `run'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/cli.rb:146:in `install'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendor/thor/command.rb:27:in `run'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendor/thor/invocation.rb:121:in `invoke_command'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendor/thor.rb:363:in `dispatch'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/vendor/thor/base.rb:440:in `start'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/cli.rb:9:in `start'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/bin/bundle:20:in `block in
'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/lib/bundler/friendly_errors.rb:5:in `with_friendly_errors'
    from /usr/local/lib/ruby/gems/2.1.0/gems/bundler-1.6.0.rc2/bin/bundle:20:in `
'
Unfortunately, a fatal error has occurred. Please see the Bundler
troubleshooting documentation at http://bit.ly/bundler-issues. Thanks!
[rails@centos ~]$
========================================

なんとなく吐き出されたメッセージを見ていると、bundle install以降にトラブルが発生していて、それも/usr/local/lib/ruby 以下のアクセス権に問題が発生している模様。
ディレクトリ、ファイルはインストール時に所有者がrootになっているのは仕方ないとして、利用者グループを変更することで、この問題を解決したい。

もともとrailsでいろいろ実験するアカウントは、railsというグループに所属させていた。だからこのグループが/usr/local/lib/ruby/以下のすべてのファイル、ディレクトリに対し「読み書き」ができるようにしてあげれば良いのではないかと。

所有者がrootなので、suコマンドなどで一時的にrootになり、/usr/local/lib/の位置でrubyディレクトリに対し次のコマンドを叩くと良い。

chgrp -R rails ruby
(意味は、rubyのディレクトリとその中身のグループを全部railsに変更する)
これで、rubyディレクトリの中身すべてのグループがrailsになる。

それからrubyディレクトリに対し、railsグループが読み書き実行できるようにアクセス権の変更を行う。
chmod -R g+rwx ruby

あらためて rails new testrails を叩くと、問題なく終了するはず。

はぁ、それにしてもUnix系のOSは、アクセス権の設定でつまづくことが多いような気がする。
Windowsのお気楽なアクセス権設定とは雲泥の差だわ。

VMware Fusion6のゲストOSにMac OS X Mavericksをインストールする

ただいまMac OS X Mavericksの再インストール作業中。
というか、無駄な努力なのだけど、へぼいプログラムを作って遊んでいるうちに、ベースとなるMacの環境を汚さないでいろいろやれると良いなあと思うようになった。具体的には、CentOSがVMware上で簡単にインストール削除できるようになった効果は大きい。試行錯誤やり放題なのは気が楽だし。

というわけで、VMware Fusion6上で、Mac OS X Mavericksをインストール作業中。
ベースMac部分は、極力日常のアプリしか入れない。
あとは仮想環境でいつでも設置・撤去が可能な状態にしておく。
ハードディスクは多少無駄にはなるけれどね。
仮想環境のMavericksのインストールが終わったら、スナップショットをとっておく。
コンポーネントの追加ダウンロードが5G超あるらしく、ADSL環境で生活している者に都度ダウンロードを迫られるのは辛すぎる。というか、軽く5G超ダウンロードしてねというすごい時代になったもんだ。

VMware Fusion6にMavericksをインストールすること自体は、わりとサクサク進んでいる。

と書いていて、深刻なトラブル発生。
VMware FusionのゲストOSにMavericksをインストールすると、デフォルトがUSキーボード配列になってしまう。そのためインプットしたキーの内容、とくにパスワードを設定する際に想定外のものがインプットされている場合があるようだ。とにかくJISキーボードに設定し直さねばならないので、僕は最初の管理者アカウントのパスワードは、状況がわかるまで絶対間違えようのない1文字にして設定作業を続けている。パスワードは後で変更すればOKだし。

あとは、VMware Toolsをインストールし、キーボードをJIS対応にするだけ。

vmxファイルに、
keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
keyboard.vusb.idProduct=0x020D
の2行を追加。

「英数」「かな」キーが使えなくなり、漢字英数の切り替えはcommand+spaceになるらしい。

なんかインストール作業だけで、なにかやり遂げた気になってしまうのはITの悪い癖だね。
ITエンジニアがインストーラーを走らせながら、メールを書いている光景なんかよく見てた。
タブレットの時代になって、一般人はインストール作業なんて意識しないようになったら廃れてゆくんだろう。建設重機みたいなPCに比べれば、タプレット・スマホは快適な乗用車。めんどくさい作業から解放されたのは、すごくいいことだと思う。

Railsの新規プロジェクトを作成するときは

だいたいいつも忘れてしまっているので、備忘録代わりに。
この原稿を書いているときにテキストエディタがハングして全部パーになったので、ちょっとイラッとしながら再度書き直そう。

Railsのプロジェクトを新規作成するのは、現在Aptana Studio3のGUIからは不可能になっているみたいだ。だからターミナルを立ち上げるか、あるいはAptana Studio3内のターミナルでユーティリティスクリプトを叩く。いずれにしてもターミナルを立ち上げる。

Railsのプロジェクトを作成するディレクトリへ移動して、このコマンドを叩く。

rails new プロジェクト名

すると、大体こんな風に進行する。
途中でパスワードの入力が求められる。
(つまりsudoコマンドが使える状態になっているということ)

$ rails new myapp
      create 
      create  README.rdoc
      create  Rakefile
      create  config.ru
      create  .gitignore
      create  Gemfile
      create  app
      create  app/assets/javascripts/application.js
      create  app/assets/stylesheets/application.css
      create  app/controllers/application_controller.rb
      create  app/helpers/application_helper.rb
      create  app/views/layouts/application.html.erb
      create  app/assets/images/.keep
      create  app/mailers/.keep
      create  app/models/.keep
      create  app/controllers/concerns/.keep
      create  app/models/concerns/.keep
      create  bin
      create  bin/bundle
      create  bin/rails
      create  bin/rake
      create  config
      create  config/routes.rb
      create  config/application.rb
      create  config/environment.rb
      create  config/environments
      create  config/environments/development.rb
      create  config/environments/production.rb
      create  config/environments/test.rb
      create  config/initializers
      create  config/initializers/backtrace_silencers.rb
      create  config/initializers/filter_parameter_logging.rb
      create  config/initializers/inflections.rb
      create  config/initializers/mime_types.rb
      create  config/initializers/secret_token.rb
      create  config/initializers/session_store.rb
      create  config/initializers/wrap_parameters.rb
      create  config/locales
      create  config/locales/en.yml
      create  config/boot.rb
      create  config/database.yml
      create  db
      create  db/seeds.rb
      create  lib
      create  lib/tasks
      create  lib/tasks/.keep
      create  lib/assets
      create  lib/assets/.keep
      create  log
      create  log/.keep
      create  public
      create  public/404.html
      create  public/422.html
      create  public/500.html
      create  public/favicon.ico
      create  public/robots.txt
      create  test/fixtures
      create  test/fixtures/.keep
      create  test/controllers
      create  test/controllers/.keep
      create  test/mailers
      create  test/mailers/.keep
      create  test/models
      create  test/models/.keep
      create  test/helpers
      create  test/helpers/.keep
      create  test/integration
      create  test/integration/.keep
      create  test/test_helper.rb
      create  tmp/cache
      create  tmp/cache/assets
      create  vendor/assets/javascripts
      create  vendor/assets/javascripts/.keep
      create  vendor/assets/stylesheets
      create  vendor/assets/stylesheets/.keep
         run  bundle install


Your user account isn't allowed to install to the system Rubygems.
You can cancel this installation and run:

    bundle install --path vendor/bundle

to install the gems into ./vendor/bundle/, or you can enter your password
and install the bundled gems to Rubygems using sudo.

Password:
Fetching gem metadata from https://rubygems.org/..........
Fetching additional metadata from https://rubygems.org/..
Resolving dependencies...
Using rake 10.1.1
Using i18n 0.6.9
Using minitest 4.7.5
Installing multi_json 1.9.0
Using atomic 1.1.15
Using thread_safe 0.2.0
Using tzinfo 0.3.38
Using activesupport 4.0.3
Using builder 3.1.4
Using erubis 2.7.0
Using rack 1.5.2
Using rack-test 0.6.2
Using actionpack 4.0.3
Using mime-types 1.25.1
Using polyglot 0.3.4
Using treetop 1.4.15
Using mail 2.5.4
Using actionmailer 4.0.3
Using activemodel 4.0.3
Using activerecord-deprecated_finders 1.0.3
Using arel 4.0.2
Using activerecord 4.0.3
Using bundler 1.6.0.rc
Using coffee-script-source 1.7.0
Using execjs 2.0.2
Using coffee-script 2.2.0
Using thor 0.18.1
Using railties 4.0.3
Using coffee-rails 4.0.1
Using hike 1.2.3
Using jbuilder 1.5.3
Using jquery-rails 3.1.0
Using json 1.8.1
Using tilt 1.4.1
Using sprockets 2.11.0
Using sprockets-rails 2.0.1
Using rails 4.0.3
Using rdoc 4.1.1
Using sass 3.2.14
Using sass-rails 4.0.1
Using sdoc 0.4.0
Using sqlite3 1.3.9
Using turbolinks 2.2.1
Using uglifier 2.4.0
Your bundle is complete!
Use `bundle show [gemname]` to see where a bundled gem is installed.
$

で、新規プロジェクトが出来上がっているはず。

CentOS 6.5でsudoコマンドが使えるようになるために

sudoコマンドが使えるようになるためには、設定が必要。
じゃ、簡単にメモ書きなど。
以下、ターミナルを起動しての作業。

1.rootユーザになる。
su -
Passwordの入力を求められるので、rootのパスワードを入力する。

2.設定ファイルを編集する。
visudo

sudoファイルが開くので、これを編集する。
ファイルの中身にこれ(↓)があるので追記する。

## Next comes the main part: which users can run what software on
## which machines (the sudoers file can be shared between multiple
## systems).
## Syntax:
##
##      user    MACHINE=COMMANDS
##
## The COMMANDS section may have other options added to it.
##
## Allow root to run any commands anywhere
root    ALL=(ALL)       ALL

rootの下で、iを入力して挿入モードにする。
そして、下記の一行を追加する。

自分のアカウント名    ALL=(ALL)    ALL

入力が終わったらESCでコマンドモードに戻り、:wqのあとEnterを押し保存終了。

これでrootユーザ以外でも、登録されたユーザもsudoコマンドが使えるようになる。

英エコノミストが永遠の0をディスってる件

池田信夫はネタ師か釣り師だと僕は思っている。
時々彼の文章を生暖かく流し読みしているのだけれど、今日はほかのネタとジャストフィットだったので少しうれしくなった。

彼は『NYタイムズの「英語の正義」』というコラムを投稿している。
外国メディアに対する彼の批判は、少なくない日本人が疑惑を感じていることだ。
メディアの看板背負って上から目線で偉そうな事を言っているが、彼らは一時資料にあたりもせずに思い込みの手抜きの記事を書き散らしているだけじゃないか、と。

========================================
NYタイムズが社説で安倍首相の「右傾化」を非難するのは、今度が初めてではない。去年1月の社説でも、日本が「過去を漂白している」と書いた。彼らの根拠は、ほとんどが伝聞と英語に翻訳された二次資料だ。日本の歴史を検証するのに日本語の文献を読まないのは、英語国民だけだろう。ケネディ大使と同じ自民族中心主義だ。

池田信夫blog
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51889745.html#more
========================================

実は、同じような「手抜き」記事をエコノミストが掲載していたのに気づいた。
原文は文末に置いておいた。

この下に、日経ビジネスオンラインで翻訳された一部分を掲載する。

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日本で台頭するナショナリズム
映画「永遠の0」のヒットに見る懸念

東京在住のある映画好きの若者は、映画「永遠の0」を見るために3度も行列に並んだが、彼にとってその理由ははっきりしている。

 第2次世界大戦末期、米国艦隊を攻撃する神風特攻隊員に焦点を当てたこの映画から彼が感じたメッセージとは、今日の「草食系」と呼ばれる軟弱な若者とは異なり、当時の若い男性は皆、男らしく目的を持っていたということだ。
(中略)
 だが、映画も数々の文書も、特攻隊員の本音を正しく言い表してはいない。右寄りの人々は、特攻隊員は自ら志願してお国のために雄々しく死んで行ったと考えたがる。「永遠の0」では、最初はこのメッセージは明確にされていない。

 主人公のエリート・パイロットは軍に逆らって何とか生き延びようとする。だが彼は任務を受け入れ、栄光の中で死んで行くことではじめて真の英雄になる。平和会館とそこに収蔵されている一連の文書は、この解釈を概ね裏付けている。

日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140304/260538/?n_cid=nbpnbo_bv_ru
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まったく酷い偏見と手抜き記事だとため息が出た。朝日新聞にゴーストライターを発注したのか、それこそエコノミスト紙社内に「高山」を飼っているとしか思えない。記者はすごく高い可能性で小説「永遠の0」を読んでいないし、映画すら見ていないのだろう。小説・映画がともに大ヒットしているという社会現象の上っ面だけすくい取って、反日作家と支那・朝鮮のプロパガンダを接続して記事をでっち上げたようにしか見えない。

「永遠のゼロ」はゼロ戦パイロットたちの目を通して、大東亜戦争を俯瞰しようとする試みだ。その歴史的事実の列挙には、特になにか特定の思想に基づいた偏りがあるようには思えなかった。だから、左翼と支那・朝鮮、そして欧米は「宮部久蔵」のキャラクター造形と、それに涙する日本人に噛みつく。右傾化、極右だと。実は宮部久蔵のキャラクターこそが作家の反戦主張そのものなんだけど。支那・朝鮮はそもそも日本に難癖つける事が出来れば対象は何でも良いので、原典資料に当たる気もないのだろう。しかしイギリス系の新聞記事が、この程度だとは情けない限り。

映画は原作のエピソードを完全には拾っていないので、映画だけだと意味がよく分からない箇所がででくる。小説としての「宮部久蔵」に限って言えば、批判するつもりならば「プロローグ+エピローグ」、第5章ガダルカナル P,241~243、第6章ヌード写真 P,290~293、第8章桜花 P,393、第9章カミカゼアタック P445~446、第12章流星は最低押さえた上で行うべきだ。また、百田尚樹自身は戦争について、軍隊について、ざっと見たところ第7章狂気 P,335~337、P,363、第8章桜花 P,394~399、P,413~414、第9章カミカゼアタックではジャーナリズムを批判、第11章最期 P,513などで繰り返し批判している。この程度のピックアップでも、「永遠のゼロ」が戦争賛美・特攻美化であるなんて結論は導き出せないと僕は思う。

なぜ死ぬ事から逃げ回っていた宮部久蔵が、最後に死を選んだのかは、僕にはある程度明示的に描かれている気がした。原因は第9章カミカゼアタック P445~446に書いてある。
エコノミスト紙は「主人公のエリート・パイロットは軍に逆らって何とか生き延びようとする。だが彼は任務を受け入れ、栄光の中で死んで行くことではじめて真の英雄になる」と書いたが、この記者は何も分かっていない。教え子がばたばた死んでゆく様子に精神的消耗(たぶん肉体的消耗を含め)していた宮部久蔵(ここは岡田准一の演技が上手かった)が、大石賢一郎に命を譲ったのは、栄光でもなんでもなくて、優しさだったと僕は理解している。宮部を「日本に必要な人です。死んではいけない人です」と身を挺して敵機から庇い負傷した教え子が大石だった。特攻すれば「十死零生」。それだったら生還するチャンスを譲ってやる、一度はお前に助けられた命だから。そんな心境だったのだろう。

映画の最後で岡田准一の笑顔ともつかぬ表情が理解できないというが、原作のエピローグで米兵の口を借りて答えは提示されている。

まあいろいろ書いたけれど、永遠のゼロは戦争賛美、特攻美化じゃあない。
読まずに批判するのは最低だ。


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Japan’s right wing
Mission accomplished?
A film about kamikaze pilots gives a worrying boost to nationalists
Mar 1st 2014 | TOKYO | From the print edition

ONE young filmgoer in Tokyo was clear about why he was queuing up for a third viewing of “Eien no Zero”, or “The Eternal Zero”. The message for him in the film, which is about a group of kamikaze pilots attacking American ships at the end of the second world war, was that young men in those times were manly and purposeful in contrast to today’s “herbivorous” youth. The tokkotai, or “special attack force”, as the pilots are known, have long been controversial but never has their story been so popular at home. “The Eternal Zero” (named after the type of plane flown by the kamikaze) is likely to become one of the most watched Japanese films ever.

Another viewer, Shinzo Abe, the prime minister, declared himself “moved” by the film. Naoki Hyakuta, the author of the best-selling novel on which it is based, is close to Mr Abe. Last year Mr Abe chose Mr Hyakuta as a governor of NHK, the public broadcaster. Mr Hyakuta’s beliefs are right-wing even for a conservative and, while campaigning for another right-winger, Toshio Tamogami, in the race for the governorship of Tokyo this month, he declared that the massacre of Chinese civilians by Japanese soldiers in Nanjing in 1937 “never happened”.

As “The Eternal Zero” has packed cinemas, Minamikyushu, a city in southern Japan, has also been doing its bit to rile the neighbours. It has submitted documents from kamikaze pilots to UNESCO for inclusion in its “Memory of the World” register of important papers and manuscripts, which includes Magna Carta and the Declaration of the Rights of Man. Among the artefacts are pilots’ farewell letters, diaries and poems from the city’s Chiran peace museum, a memorial at a former airbase from which hundreds of kamikaze sorties departed.

Both the film and the collection of documents misrepresent the pilots. The right wing seeks to present them as willing fighters who died heroically for their country. In “The Eternal Zero”, the message is at first subtle, as the protagonist, an elite pilot, tries to subvert the military by trying to survive. Yet he becomes a true hero only when he accepts his mission and dies in a blaze of supposed glory. The museum and its collection of documents also broadly support this interpretation. But Emiko Ohnuki-Tierney, a historian, says most recruits were in fact forced to volunteer. She wonders whether the pilots’ letters in Minamikyushu’s submission were censored by their superiors at the time of writing, or written under duress.

South Korea has objected to the move and China has reacted with predictable fury. The authorities in Nanjing say they will again send documents which prove the massacre of 1937 to the same UNESCO register. And there is good reason for China to pay attention to Mr Hyakuta’s view of history: it is succeeding beyond the box office. With Mr Hyakuta’s backing, Mr Tamogami, who has also denied Japan’s historic aggression, did surprisingly well in the Tokyo election, winning nearly a third as many votes as the winner. Asahi Shimbun, a newspaper, reported that about one in four 20-somethings, especially young men, voted for him.

From the print edition: Asia
http://www.economist.com/news/asia/21597946-film-about-kamikaze-pilots-gives-worrying-boost-nationalists-mission-accomplished

BL漫画レビュー:定広美香『サーフジャンキー』

思い返すといつの時代にも「定広美香」というジャンルがあった。
ジャンルと言ったらおかしいかな。
卒業して50年経った大学を訪問したら、昔の定食屋がそのまま営業していた驚き!みたいな感じ。変わらない味付け、変えようもない味付け、みたいな。

サーフィンとセックスは上級者だけど恋愛はビギナーの律郎。サーフィンも恋愛もビギナーのしぶき。湘南の海で出会った二人は恋に落ちた…。迷い、傷つけ合い、そして成長していくサーファーたちの伝説の恋物語!!

さてと、2007年の発行の定広美香作品。もちろん最新作であるはずはないけれど、ビンテージと呼ぶほどには古くはない。そんな作品の書評など。

定広美香はミレニアム(w を乗り越えて活動を続けているBL作家としては希少種。amazonで確認できるところで1993年発行の「空気の存在」というコミックスがある。作家生活20年越えというしぶとさも、たぶん、すごい部類に入る。絵柄は古代種の不破慎理のような王道BL系ではなくて、レディコミと劇画系を足して2で割ると定広になる。キャラクターは力強い直線で構成され、背景の描写はやや少ない。

医者もの、禁忌もの、刑務所ものとかいくつかあるうち、2003年から2007年までに発表された作品群が、定広美香がもっとも豊穣な時代だった。具体的にはアンダーグラウンドホテル、オーガニック・サンズ、無傷じゃいられねぇ、サーフジャンキーあたりが最も美味しい。そして2006年の6mmの禁忌から迷走が始まって、以降、長い黄昏の時代に入る。最新作の「ヤバイ目で見ンなよ!! 」は、「さすがに今の時代にこのセンスはねぇだろ~」と思わずにはいられまい。

で、豊穣の時代に話を戻すと、オーガニック・サンズは百姓BLで、まあこれはこれでアリだった。収穫の後は離れでセックス、軽トラの荷台でセックス、夏祭りの法被を着てセックス、ビニールハウスでセックス、そして収穫した米を世話になったゲイバーのマスターにお届け……青臭さい夏草の匂いが立ち上ってくるような農村ボーイズラブは、なかなかおもしろかったのだよ。なんかゲイ雑誌さぶに通じるドメスティックさが。

それに対して、「無傷じゃいられねぇ」と「サーフジャンキー」は湘南青春シリーズ。これが典型的な定広作品なわけで。彼女は究極、髪の白い(べた塗りしていない)タチと、髪の黒いウケの二人の物語しか描けない作家。「無傷じゃいられねぇ」はヤンキー高校生もので、移動手段はバイク。場所柄ちょっとはサーフィンもででくるけれど、主要な舞台は陸。ヒリヒリするような熱さがあって良い。

「サーフジャンキー」はタイトル通り、舞台は海、板の上。ビーチで知り合った二人が恋に落ちる。舞台は湘南からハワイのノースショアへ。この安直に海外へ舞台転換するのが少女マンガのDNAを引っ張っているようで、好きだなあ、この唐突さ。





や、腐女子にはわからないだろうけど、ゲイの間では伝統的にベリーショートの男子は人気があるのだよ。だから「しぶき」のキャラクター造形は、まあ二丁目ではモテる一つの典型、しかもサーファー。モテないはずがなくて。

1.絵柄
安定の「定広美香」クオリティ。
レディコミ、劇画系が受け入れられる人には好まれるはず。
ボディラインの描き方とかアダルティ。

2.ストーリー
サーファーってこんなに楽しいのかね!?とか妄想してしまう湘南ライフ。「無傷じゃいられねぇ」が陰ならば、「サーフジャンキー」は陽の作品。両方併せて読むべし。

3.エロ度
エロイ。が、描写がスポーツのようなセックスなので、わりとさらっとしたイメージになる。妙に客観的な絵造りなので、ホモビでもトレースしているんだろうか???

4.まとめ
イマドキのBLが恋愛プロセスを重視する少女マンガに回帰しつつあるなか、「やらないか」に近いテンションで定広はこれからも続けてゆくのだろうか??そんな淡い危惧を抱きながら、定広豊穣の時代を懐かしむのも一興。サーフジャンキー、青春してます!ホモってます!

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★☆☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

BL漫画レビュー:語シスコ『三十二歳の地図』

節子あかん、それ死亡フラグや!


「僕ら4人はタイプも職業もバラバラ。
しかし全員、ゲイであるというキズナで結ばれた同志だ。
この世知辛い世間で、ゲイとして生きることをわかちあえる一生モノの友人達」
年頃男子、恋にセックスに人生に右往左往!
コジワも法令線も乗り越えて最高の恋をつかむ!!
同時収録シリーズの「俺様DKが天然バカ教師に惚れすぎて乗っかりすぎる話」も最高っ!!カリスマ語シスコ、またBLの歴史を塗り替えるつもり!?



BL版 Sex and the Cityという煽り文句はともかく、語シスコ作品は表紙だけで、タイトルだけでお腹いっぱいという作家。愛はあるのかもしれないけれど、読了後に茫漠とした荒野に放置プレイされていることに気づくカタルシス感はなんぞ?

「オトナの性生活シリーズ」(w という通り、痛い恋愛ばかり。
いや、他人のセックスを笑っちゃいけない。
だけど32歳でこれは早すぎだろ(w

で、リアルだったら切なすぎるわ。。。。


ゲイじゃなくて、これただのおばさんの話だったら批難殺到かもよ!?


1.絵柄
すまん、僕は苦手だ。
許してくれ。

2.ストーリー
ゲイライフなんて、こっぱずかしいエピソードだらけだよ。わざわざそれを女性作家にネタにされるのも業腹な気もする。って、昔の「やおい論争」を思い出してしまった。

3.エロ度
エロイけど。なんだろ、この汁っぽい絵造りは!?

4.まとめ
やっぱり語シスコは苦手だ~。BLには夢がほしいんだ。
汽笛のような屁の音なんぞ聞きとうないわ。


絵柄 :☆☆☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)