jQueryを使って、ラジオボタンにあわせて画面の表示・非表示を変更する。

日曜日の朝。
つけっぱなしにしていたTVでONE-PIECEが流れていて、不覚にも10分で泣かされた。
ワンピってさ、たいていの登場人物に悲しい過去があって、それには悲しい別れとか、自己犠牲のエピソードがあったりして、ぜったい泣かすのよ。レベッカと片足の兵隊さん。かんべんして〜。 (>_<)

で、先週から三歩進んで二歩下がる状態だったRailsのプログラムが、だいたい希望していた動きをし始めた。
たった1画面だよ。
バカみたいな話。
何にも分かっていないやつが、Rails相手にコントローラーつくったり、Viewで悪戦苦闘したり、そしてどうしても必要だったので、jQueryまで触ったよ。実験段階ではうまく動作したので、これからカフェでランチを食べながら本格的に実装開始。

デザインが全くされていないので、まるでブルックの状態。
なんだけど、動くものを見ていると愛おしい気持ちにはなる。

で、jQueryの内容について簡単な備忘録を残す。
ラジオボタンがいくつかあって、そのラジオボタンの動作にしたがってテーブルの一部分が表示されたり、隠されたりする簡単なもの。

まずページ読み込みの際に、hogehogeというネームのラジオボタンのチェックをすべて外し、ノーチェック状態にする。そして、表示変更される全部をいったん隠す。全体に対して、この場合は「test3a」というクラスを設定しておく。こうすれば全体を一括して表示、隠しができる。

そして、表示要素にidを設定しておいて、ラジオボタンのクリックされた状況に応じて表示させたり、隠したりをする。表示要素はこれから増えるはずなので、クラス test3aを使って一括で隠し、そのあとidで必要なものを表示させる方が合理的なんだろう。

ちなみに。
jQuery(“.test3a”).hide();
jQuery(“#test2a”).hide();
上記の差は、.test3aがクラスが対象、#test2aはidが対象な点。

==========
jQuery(function(){
//ページ読み込み時に実行したい処理
    jQuery('input[name=“hogehoge”]’).attr("checked",false);
    jQuery(“.test3a”).hide();

//表示・非表示の切り替え
    jQuery(".test1").click(function(){
        jQuery(“#test1a”).show();
        jQuery(“#test2a”).hide();
    });
    jQuery(".test2").click(function(){
        jQuery(“#test1a”).hide();
        jQuery(“#test2a”).show();
    });
});
==========

Viewの一部
==========
<tr class="test3a" id="test1a">
<th><%= f.label :追加情報1 %></th>
<td>
テスト1
</td>
</tr>
<tr class="test3a" id="test2a">
<th><%= f.label :追加情報2 %></th>
<td>
テスト2
</td>
</tr>
==========

正直、馬鹿くさくてメディアには付き合ってらんねー

2014FIFAワールドカップ、日本代表が敗退して静かになってしまいましたね。
試合のライブ中継以外、僕はニュース、バラエティ系の報道を一切見ませんでした。

勝てば親類縁者、恩師から元同級生まで「いまのお気持ちは」と追い回し、負ければ戦犯捜しで選手たちを吊し上げるマスメディアにほとほとうんざりするから。

社会の木鐸?
やってることは、まるでリンチじゃないか。

こんな不道徳な連中を、報道の自由、表現の自由で野放しにしていいのだろうか。
僕らにできるのはせいぜい不買くらいですけど。

こいつら、いったいなんなんだろうね。

昨晩考えていて、寝不足になった件 (1)

「人口減少の原因はコメ作り」っていう秋田県知事の話。
これって実はタブーでも何でもなくて、米農家が「兼業農家」でやれるのは機械化の恩恵で相当に省力化が進んでいるから、という話を僕は中学か高校の時に聞いた。

この話のポイントは、「労働生産性がものすごく上がってます。しかし、土地生産性は最も低いんです」ってのは、米生産には(特に)人的リソース(またの名を労働時間)の投入が少なくて実現するようになったが、土地生産性、つまり1単位あたりの田んぼ(1ヘクタールでも1アールでも)から上がってくる米を市場で売った場合、それもあまりお金にならない、という事を言っているのだと思う。花卉農家、野菜農家が増えているらしいのは、投入するリソース(時間、労働力その他)に対してリターンが大きいからだ。

結局、米作りは省力化が進み、そもそも人手が必要なくなった。
その裏側にあるのは、余った人手が米作地域から他地域に流出して人口減少を招く。それからおそらく、米作り専業農家にとっては相当耕作地が広くないと十分な量の貨幣が手に入らないという現実があるのだろうな。「ローマ法王に食べさせた米」くらいの特殊なプレミアムがついていれば別なのだろうけど。

たぶん、続く。

==========
秋田知事「人口減少の原因はコメ作り」 タブーに触れた発言の真意は…
2014.6.15 16:49 [地方行政]

 「コメ作りをやってれば絶対人口は減る」。秋田県の佐竹敬久知事が、秋田の人口減少の原因は稲作依存にあるとの発言を繰り返している。「タブーだった」と語った知事。大規模工場の誘致が進まなかったのはコメ農家が反対したからだとの認識も示した。全国有数のコメ産出県の知事による大胆発言の真意はどこにあるのか。

■省力化で働き手流出

 佐竹知事は5月12日の定例記者会見で次のように語った。

 〈米作が悪いといういんじゃないけども、例えばコメというのは労働生産性がものすごく上がってます。しかし、土地生産性は最も低いんです。土地生産性が低くて労働生産性がものすごく上がるということはどういうことか。人はほとんどいらない。そういうことで、例えば、全体的には農業県ほど人口は減ります。そして農業県の中でコメのウエートが大きいところほど人口減少は著しい。これは統計から出てきます〉

 〈秋田の農業を維持していくとすると、コメはもう極限まで減らすという決断すら必要になります〉

 〈コメをやってれば絶対人口は減るという、県知事が初めてたぶん言ったでしょう。でもここまで言わないと。実は分かるんですね、数字を見ると。誰もそれは言わなかったです。タブーだったんです。ですからやっぱり、秋田をもう一回そこらへんを見直して、別にコメが駄目だと言っているわけじゃないです。そういうところまで踏み込んだやり方でないと、みんなが危機感を持たない〉

この発言を22日の衆院農林水産委員会で村岡敏英氏(維新)が紹介。林芳正農水相は「農業産出額の中で、秋田の場合はコメの割合が高いということで、危機感を表現したのではないか」と答弁し、一定の理解を示した。

■企業誘致の障害

 翌23日、県と県議会自民党会派の協議会で大関衛県議が「私も全く同感の部分がある」と質問したのに対し、知事はこんなことも話した。

 〈これは言っていいことか悪いことか分かりませんけども、かつて私も若いころ(県職員として)企業誘致をやってきましたけども、水田地帯には基幹的な、排水を伴うような、男子雇用型、給料の高い企業については相当(コメ農家の)抵抗があって、連れてこれなかったということは確かにあります。コメと近代工業はなかなかマッチングしにくい点があったのは事実じゃないかと思います〉

 秋田県の農業産出額に占めるコメの割合は64・1%(平成24年)。隣県の山形は41・3%、岩手は26・5%だ。27日に開かれた内外情勢調査会秋田支部の例会で知事はこう語った。

 〈自動車生産につきもののメッキ工場や重鍛造の誘致の話が結構あったけれども、隣の山形、岩手に行きました。農家が悪いのではなく、米作産業とはなじまない面があるんです。結果論として秋田の人口減少が進んだと言ったんです〉

■農協「理解できる」

 一連の発言について、知事は周囲に「農協は何も言ってこないな」と話した。そこで、県農協中央会の木村一男会長に感想を聞いてみた。

「コメ作りを大型化すれば一定の人数で耕作できるので、労働力が余り、地元に働く場所がないと人口が流出するという意味であり、理解できる。農産加工や花、果樹などの割合を増やす必要がある」

 各界から、知事の問題提起に表立って異論を唱える動きは出ていない。

 県は今月9日、農業産出額に占めるコメの割合を29年度に50・4%に下げる数値目標を発表した。(渡辺浩)

出典:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140615/biz14061516490007-n1.htm

BL漫画レビュー:ARUKU『ほんとは好きだ』

人里離れた全寮制カトリック系男子校。
家が裕福で大学生の彼女がいるリア充・北条は、クラスのつまはじき者・柾が気になってしょうがない。
この気持ちが恋だと気づいた北条だが、柾に伝える覚悟もなく悶々としたまま。
一方、柾は図書館で、昔この学校の生徒が同級生にあてて書いたと思われるラブレターを見つけて……!?

ここで 僕はただ一度 本当の恋をした


あいかわらず絵の下手な漫画家である。
中学生の落書きのようなタッチで、しかも分厚い冊子。

ジャケ写買いにすらならないARUKUを、僕は新刊が出ると買う。
一般誌で言えば「柳沢きみお」みたいな作家だ。
悲惨な絵柄。ゴツゴツとした展開。
コミケの同人作家たちの中に放り込んでも、下から何番目くらいの下手さだ。

だけど、彼女は読者に訴えたいなにか重たい物を抱えていて、それを僕は見届けたいのだ。小説道場の門弟を見守る中島梓のように、いつかARUKUが艶やかな花を咲かす日を気長に待とうと思う。

少し作品にも触れよう。

二人は人里離れた全寮制男子の生徒。
北条は恵まれた母子家庭に育ったリア充。柾はポストに捨てられていて、神父によって育てられたクラスでははぐれ者。そんな二人が紆余曲折を経て、想いが通じ合う仲になる。柾は言う「好きになってくれてありがとう。好きだと言ってくれて初めて俺は、この世界に生きていていいような気がしました」と。

一人の愚か者が二人の世界を壊し、すべての嘲笑と罪を引き受けて、柾は北条の前から姿を消す。

そういう話。

最近のBLには「同性愛」「同性愛者」に、周囲から強い忌避が示される設定は減ってきている。あるいは同性愛者だけの世界に閉じていて、「一般」社会との摩擦や拒絶はテーマとして取り上げられることは少なくなっている。拒絶を描けば「それは差別」と言われるからであって、BLの隣接にある同性愛者たちは、ますますファンタジーの世界に遠ざけられている。ひさしぶりに気持ちがヒリヒリ痛かったよ。

1.絵柄
ヘタ。プロ漫画家としては救いがたい。

2.ストーリー
ARUKUはきっと、もっと何かを訴えたい作家なのだと思う。もうすでに何冊かの作品がリリースされたけれど、まだ本物じゃない気がする。いつか彼女が本物を出してきたとき、今までの作品が「カチリ」とつながるんだろうな。

3.エロ度
エロイ。だけどデッサンがむちゃくちゃなんでエロく感じられない。

4.まとめ
悲恋だけど、二人がそれぞれの親との関係が壊れていないことが救いだったな。少なくとも主人公二人は親に愛されていたことを分かっていた。ARUKUのモノローグはいい。手紙には泣かされたよ。

絵柄 :★★☆☆☆
ストーリー:★★★★☆
エロ度 :★★★★☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です) 

茂木健一郎さん経営の公衆浴場を見てみたい ♪

あまり触りたくないネタだけど。
茂木健一郎さんは、風呂屋の経営者になればいいと思うのですよ。

「タトゥー、刺青に対する差別はいけない、というのは当然だと思っていたが、一部の人が、反論罵倒してくるのでびっくり。構造は、在日の方への差別と似ているように思う。差別という感情の対象が変わるだけ。もちろん賛成して下さる方も多数。大いに議論したらいいと思う」

これはさ、在日の差別ってのは、彼らと彼らの代表機関民団、総連の嘘などがばれたのが忌避される原因で、自業自得だと思う。少なくとも僕は「在日は日帝に強制連行された被害者だ」って嘘がまかり通っていた時代のことを知っているし。

で、茂木健一郎さんの「タトゥー、刺青に対する差別はいけない、というのは当然だと思っていたが」というのも、ある文化に属する人たちの感覚なわけで。それは在日への差別に似ているとかじゃなくて、それは喫煙をめぐる問題と同じなわけで。茂木さんの言葉を「喫煙に対する差別はいけない、というのは当然だと思っていたが」と置き換えると、彼の中の「当然」という感覚が偏っていることがわかる。

タトゥー、刺青を受容する文化があるならば、それを忌避する文化があってもおかしくないわけで。
茂木健一郎さんが「タトゥー、刺青文化を擁護する」なら、同時にそれを忌避する文化にもリスペクトがあってもよいと思う。だったら、茂木健一郎さん自らタトゥー、刺青を入れている人を歓迎する浴場を経営すれば良い。ものすごい人脈を持ってるカリスマ脳科学者なんだから、スポンサーや優秀な釜焚き探しは楽勝でしょ?

なんでも混ぜ混ぜすることが差別の解消ではない。
整然と分かれて共存することで、問題が解決することだってあるんだから。

やっぱり、相手を変えさせようとするんじゃなくて、自分が変わる方が先と言うじゃないですか。こういう(↓)ものを作ってばらまいてるんじゃなくて、茂木健一郎さん経営の浴場チェーン「タトゥーパラダイス」が大繁盛する未来を楽しみに待ってます。

BL漫画レビュー:環レン『エグゼクティヴフライト』

彼氏を笑い殺すか、(--;)と悩ませるために入手したトンチキ系の一冊。

傲慢で独占欲の強い男たち…。
その恋はミダラで熱い!!

航空会社を舞台にしたエリートたちのアダルトな恋!!

ほえぇぇぇ。帯からして煽ってますね。
じゃ、あらすじなど。

「機内(キャビン)で無理やり抱かれるのと今部屋に来るのとどっちがいい?」"クールビューティ"と呼ばれる日本オリエンタル航空の若き教官・鹿生。鹿生はオフィスで一人の男と再会する。男の名前は九渓…学生時代の鹿生の恋人だった。エリートパイロットとして鹿生の目の前に現れた九渓は、鹿生を無理矢理組み敷き、剥き出しの憎しみと衝動をぶつけるように貫いて-!?

実はここ2ヶ月ほど彼氏と逢ってません。
冷静に考えると、そもそも国際線勤務の彼氏と毎月何度も逢っていたこの数年が異常事態。どこに飛ばされてくるのかは会社が決める以上、来日しても関空~ということもしばしば。今日も来日中なのだが、先輩と大阪某所で飲み会で盛り上がっているらしい。

彼氏とはご飯を食べながら航空業界ネタで時々盛り上がる。さんざん根掘り葉掘り聞いたけど、環レン作品のような話はないみたいだぞ。客室乗務員はゲイがいっぱい。というか、「××が結婚したってよ!」「マジ!?あいつノンケだったんか!」と女性CAらとのけぞって驚く位の環境だそうで。だけどコックピットの方は、離婚繰り返して慰謝料と子供の養育費でた~いへん、という状況が多いとか。イケメンキャプテン(というか、機長はそもそも年齢が高い)と美貌のCPカップルとか、現実にはありえへん、ありえへんみたいだ。いっそ伝説の「楽園30000フィート」位のギャグに仕立てた方が無難なような気がする。

すまん。前振りが長くなった。
BLには航空業界ものもあれば、海運業界ものもあったりする。
だけどさ、だけどさ、エアラインネタやりたければ、最低限愛情をもって飛行機を描こうよ!人物の描写はそこそこ出来るのに、最後のコマの幼稚園児の落書きのような747-400はなにごとですか!ネットに落ちてる飛行機の写真をトレスしたっていいじゃない。どうしてディテールに手を抜くのかねぇ。。。。



イケメンパイロットが登場する、美形客室乗務員が優しくアテンドしてくれる、整備スタッフたちもアツイ。そういう登場人物と背景とのバランスがとれていないと、やっぱりお仕事BLとしては落第点。あるいは1つ、2つでも業界人を唸らせるポイントでもあれば、もっと評価されると思うんだけどねぇ。

例えば、かつて新宿二丁目には航空業界人たちが集まるゲイバーがあった。それこそいろんなエアラインの客室乗務員たちが、ずらっとカウンターに並んで酔っ払っていた伝説のバー。そういう場所で知り合ったカップルの恋愛模様とかでも成立すると思うんだ。失点を少なくする業界BLってありだと思うのだけどねぇ。

1.絵柄
人物の描写はかなり上手い。飛行機を含めた背景の描写は落第点。あの垂直尾翼の長さ、あれ、変だろう……。。。

2.ストーリー
パイロット×教官、政治家秘書×客室乗務員の2本と、あとはサイドストーリーのような機長×客室乗務員の短編がいくつか収録されている。
てか、パイロットって傲慢ということになっているけれど、へたれわんこ系パイロットを攻める客室乗務員という組み合わせはないのかな?

3.エロ度
パイロットと政治家秘書は、ガタイのいいマッチョでございますよ~。
濡れ場は結構激しい。

4.まとめ
航空業界ネタは、やっぱり難しいと思う。まだホテル業界とかの方がおもしろいんじゃないかな。「クルーレストでHとかないの?」と尋ねたら「ねえよっ!」と瞬殺された夜が懐かしいです。

絵柄 :★★★☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
エロ度 :★★★☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です) 

ふなっしーのイリュージョンは、もはや放送事故レベル

右足首ねんざで、今日は自宅にいたんですけどね。

TVつけたら、ご近所の船橋で、DAIGOとふなっしーがふらふらしとる。





すげえなぁ、なんという破壊力でしょうか。
着ぐるみのお約束を踏みにじってますな、そこがふなっしーの魅力。

パクパクしているところが、ホモのアナルセックスのノリだなあ~と苦笑してました。

捻りやすい足首。

中学の時に体育の授業中に捻挫をやって、それ以来癖になっちゃってる。
普通に歩いていても、ときどき転ぶ。

今日は大崎での勉強会に参加するため、移動中だった。
茅場町を過ぎたところで、派手に足首を捻ってしまった。
近くにあったバス停のベンチで少し休ませてもらったけれど、回復せず。
結局、日本橋からびっこを引きながら帰宅した。

帰宅して靴下を脱いでみたら、足首にLサイズのトマトがくっついてるくらいに腫れ上がってた。
湿布して、サポーターで固定したけれど、熱を持っていて動かすと痛い。

ここまで派手に捻挫したのはひさしぶりだったな。

BL漫画レビュー:ヨネダコウ『NightS』

午前中まで嵌まっていた問題のコードが完成して、今夜はいい気分。
車検に出していたスカイラインも戻ってきたので、NightSを書評してしまおう。

「今一瞬、アンタにむしゃぶりつきたくなった」

運び屋の唐島は、どこか秘密めいていて色気のあるヤクザ・穂積の仕事を引き受ける。
惚れて、探って、騙して、裏切られ……はぐらかされた本心はいつも見えないまま。
黒社会の駆け引きと大人の恋の心理戦は、やがて息を呑む圧巻のラストへ-。

他、笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」、男子高校生の恋の始まりを爽やかに描いた「感情スペクトル」、描き下ろしも収録した、男と男の感情を精緻に描いた傑作集。

「男と男の感情を精緻に描いた傑作」……今は亡き「さぶ」だったら「男と男の滾りを精緻に描いた傑作」とか帯にしちゃうんだろうな。

腐女子の黒社会好きはどうしても理由が分からないで、今日取り上げるのは『笑わない営業マンと整備士それぞれの視点で紡がれる「リプライ」』の方。

最新作「それでも、やさしい恋をする」と「リプライ」は比べて論評されることが多いようだ。僕は出口晴海がグダグダとめんどくさい「それでも、やさしい恋をする」の方が好きだが、「リプライ」を支持する腐女子は圧倒的に「ちゃんと仕事が描写されている」点を評価しているようだ。うん、僕も同意しないわけではない。ただまあ、仕事の描写がしっかりしている分、「リプライ」にはゲイシーンを挿入する余地はない。「それでも、やさしい恋をする」に仕事シーンを加えすぎるとバランスが悪くなる。ヨネダコウのその辺の割り切りは適切じゃないのかな。

ゲイの僕が出口晴海のような「かわいい男」を愛でたい視点と、「仕事の出来る男」を評価したい腐女子のあいだにはなかなか深い谷がある。ゲイが少女マンガ寄りのロマンスを好むのに対して、腐女子はもっとリアリストなのかもな。

「……さっき、関さんの指先見てて、俺が見てきたメカニックの中で一番荒れてるなって思いました。かっこいいっていうのはそういう事だと思います」

こういうセリフは男のもの。オカマには吐けないんだよなあ。
仕事で一杯いっぱいになっていた関の気持ちに、この言葉がすっと入ってくる。
そして高見のことを好きになって行く。

「それども、やさしい恋をする」では、こういう決定的なシーン、小野田の気持ちが動く決定打のシーンがないことが不満の人もいるようで。うーん、その意見もまた分からんではないんだよなー。

で、一度告白した関の気持ちは届かなかった。
でも、いろいろあって高見から告白を受けたとき、オイルで汚れた手では抱き返せなかった。その関の繊細さが、腐女子には好まれるんだろうなあ。


で、つなぎの下には色々と秘密があると。


実はスカイラインは予定より2時間以上も遅れて納車された。なんかメンテしたらアイドリングの数値が変わってしまい、制御コンピュータの書き換え作業が手間取ったらしい。セミロンのエンジニア3人がエンジンルームをのぞき込んでいる後ろ姿を眺めながら、僕の頭の中は「リプライ」が妄想されていたのだった。

1.絵柄
安定のヨネダコウ クオリティ。
車のデッサンが狂っていないのがすげーと思う。なんとなくホンダっぽい。

2.ストーリー
運び屋ネタ、男子高校生ネタはさておき、リーマンものが好きな人は「それでも、やさしい恋をする」と読み比べるとおもしろいと思う。

3.エロ度
つなぎの下にはエロイ身体が隠されてるよ!

4.まとめ
すごく地味なんだけど、すごくいい。高級テーラーメイドのスーツのように、素材の良さがきらりと光っているオススメの逸品。関と高見の視点で別々に描かれる前後編が、なかなかいいのだ。二人がそれぞれ相手を好きになるプロセスがとても丁寧に描かれている。

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★★★
エロ度 :★★★☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です) 

雨音で眠れない

昨夜はひどい雨だった。
午前2時から4時くらいまで、世界が雨に沈むんじゃないかと思うほど。

というわけで、寝不足の日曜日。

先週のことを思い出す。
仕事で四谷に行っていた。
時間調整が必要なとき、四谷駅前のサンマルクカフェに行く。

あそこのサンマルクカフェは、どういうわけだかすごく感じのいい男子客に出会うことが多い。たぶんソフィアの学生なんだろうけど。背の高いすらりとした体格で、派手すぎず、地味すぎないファッション、そして海外を目指しているのか語学の勉強中みたいな感じで。少し前に某工業大学に訪問したことがあったけど、ああいう男子はいなかったな。

というわけで、四谷はマンウォッチングが楽しい場所だ。

なんてつらつら考えてた。

3日前くらいから、ある機能のコードの書き方が分からなくて。
身近なエンジニアたちは簡単にできるというのだけど、googleセンセイに尋ねてもさっぱりでねぇ。
けっきょくjQueryを使えば実装できるらしいんだが、こちとら「javascript?それっておいしいの??」って程度でねぇ。。。。 (^^;

結局、いまの環境でjQueryのコードを書けば、とにかくjQuery自体は機能することを確認して寝たのが昨夜の日付が変わる頃。

今日は実装に挑戦してみる。
たった1行のコードなんだけどね。

ひょっとすると、韓国人は寂しいのかもしれない。

ちょっと寝不足が続いたので、今夜はコードを書かない。

「セウォル号事故から見る韓国という国」というタイトルで、黒田勝弘さんが記事を寄稿している。ソウル暮らしの長い黒田さんは何事も「しゃあねぇけど、まあ、韓国人だから」という達韓の域に行っちゃってる人。彼の文章は、嫌韓初心者の人の目には生ぬるく見えるかもしれない。記事の中に、こんな文章がある。

『韓国人はカタやワクにはめられることを嫌う。すぐにカタやワクを無視しようとする。カタやワクに美意識を感じない。これを筆者は「字余り文化」というが、だから彼らは芸術作品でも静的なものより動的なものを好む。
 日常生活でいえば、それが便利と分かったので近年やっと列を作るようになったが、その列もいつもばらけている。ちゃんと列に並ぶことはどこか他人に強制されているようで嫌なのだ。そこでちょっと列をくずして自分の存在感を誇示(?)しようとする。』

なんてことのない一節だけど、僕にはなんとなく深く刺さった。
韓国人がカタやワクにはめられることを嫌うのと同じくらい、日本人はみんなが決めたカタやワクを勝手に外して好き勝手やる人間を嫌いなんだろうと思う。この韓国人と同じくらいカタやワクにはめられることを嫌い、すぐに我慢が効かなくなる、勝手をやるのが日本ではサヨクだとかリベラルと呼ばれている集団。朝鮮人とサヨクは親和性が高く、だから日本人がそのグループを嫌悪するわけで。

外国人…欧米人、支那・朝鮮人らは「日本人は他人に迷惑をかけることを嫌う。だから市民意識が高い。民度が高い」と言う。だけど、彼らは逆の性質は指摘しないのだよな。「日本人は他人に迷惑をかけられることが大嫌いだ」と。

迷惑をかけることも、迷惑をかけられることも嫌いだから、ルールを作って、精密機械のように動く社会を運用しているわけで。そんななかに「ちょっと列をくずして自分の存在感を誇示(?)しようとする」連中が入り込んで来て、自己主張されたら迷惑以外のなにものでもない。

彼らは「親しければ親しいほど迷惑をかけるのが当たり前」らしいが、日本人とは真逆の感性なわけで、うまくいくわけがない。日本人は親切な方だけど、迷惑をかけて当たり前と考えている連中にいつまでも親切が続くわけがない。必ず疎ましく感じ始める時が来る。それが現在の嫌韓ブームの一因なのだろう。
両国が互いに隔離しあって、静かに暮らすのが正解というシンシアリー氏の結論に、僕も同意してしまうのだ。

一躍有名になってしまった「シンシアリーのブログ」で、一番の名文だと感じるのが「怪声(奇声)を叫ぶ子どもたち」という投稿。詩的で、もの悲しいのだ。今日のタイトルは、シンシアリーさんのブログの中にあった一節から借りた。ぜひ読んでもらいたい。深い話だ。

「怪声(奇声)を叫ぶ子どもたち」 シンシアリーのブログ
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11580091145.html

コツコツとコードを書き続けてみる。

晴れ。28.9℃/20.4℃/58%

今日も蒸し暑かった〜。
このまま梅雨に突入してドロドロなんでしょうか。

最近ブログには書かなくなっているんだけど、こつこつRuby on Railsのコードを書いてます。プロの方から見れば笑っちゃうほどちゃちなコードなんだけどね。MySQLにデータを書き込む、データをすべて読み出す、特定の条件の元でデータを取り出す、指定したデータをまとめて削除する、を作った。あと、表形式にしたデータの先頭にチェックボックスを設けて、チェックされたデータに対してアクションを起こす。複数のSubmitボタンを設置して、押されたボタンによって動作を変える……なんかも実装した。

「ブログラムってどうやったら書けるようになるの?」とエンジニアに尋ねると、ほぽ100%の人が「他人のソースコードを読むことだね」と言うだろう。最初はあまりピンと来なかった。必要に迫られて、実装したい機能をgoogleで探しながらコードを読んでいると、確かに勉強になりますね。

あと、ブログには書いていないけれど、毎日作業日報をつけています。後で見返して復習になったり、なにかバックデートしなければならない時も、ノートをつけておけば素早く復旧できるし。

それにしてもgitは使いにくいなあ。
subversionは仕事で使っているのだけど。

さて、今夜も続きをやりますか。

神の雫にやられた件

晴れ。31.4℃/21.3℃/41%

帰宅途中に立ち寄った書店で、神の雫最新刊が平積みされているのに気づく。
コミックの帯がヘンだ。

神の雫の前にいったん休符をだと!?
まったく意味がわからないんですけど。。。。

最終刊の「神の雫編」を別連載するってアンタ……
これから100巻の大連載もOKってことですか?
十二使徒編から50年が過ぎ、関係者がすべてこの世を去ったころ、謎めいた手紙が見つかった……とかもアリですか???
ありえないでしょう〜 (^^;

毀誉褒貶ありながらもそれなりに読者をつかんでいたはずの神の雫。
最新刊が発売されてほぼ10日が経過するのに、amazonにレビューが上がってこない事態に。
今までついてきた読者もしらけちゃうよな〜。

今日一番の驚きでした。


ディズニーアニメ BIG HERO 6 のお手並み拝見

最近公開されたディズニー&マーベルの最新映画BIG HERO 6のトレーラー。



ロボットアニメといえば他の追随を許さないジャパニメーションの国の人からは、興味津々の内容だと思う。なんだろう、「スラムダンク」世代が「黒子のバスケ」が登場したときに「さあ、お手並み拝見」という態度だったみたいなもんか。

主人公のヒロ・ハマダをショタっぽいキャラクターで仕上げたのは、正解。
原作よりかわいい。原作はマシオカみたいだったし。

あとはロボットと人間の関係を、どっち方向に持ってゆくのか。
鉄人28号なのか、アトムなのか、ドラえもんなのか。タイムボカンシリーズなのか。
人間の乗り込みがないならガンダム、マジンガーZ、パトレイバー系はありえないと思うけど。

日本人は外国の目を気にしすぎるナルシズムの国だという人がいる。
他国の評価ばかりありがたがるのは劣等感の現れだと朝鮮人、支那人は腐すのだけど、ちょっとちがう。
コンテキストまで含めて日本のことを理解できている外国人を、ずっと探し続けてるんじゃないだろうかと。

日本人は、コンテキストで認め合う文化に属した人たちなんじゃないかって、時々思う。
よくある台詞だけど。

「おぬし、やるな」
「当然」

これって、目の前の事象だけを取り上げているのではなくて、その後ろにある膨大なコンテキストを理解していること前提で、お互いを認め合っているわけで。

だから、正当な後継者なのか、ただのまがい物なのか、それとも新参者なのか、それがけっこう大事。
コンテキストを正統に理解し、それを受け継ぎ、それを正しく発展させた人間は後継者として認められる、という日本人の伝統感を、とくに朝鮮人は理解できてない。上っ面だけ似ていれば後継者を名乗れるわけじゃないから。その意味で、台湾人と日本人が映画「KANO」に感動しているポイントを、朝鮮人には理解できないであろう。

だから、アメリカ人が描く、日本人が主人公のロボットアニメがどう仕上がってくるのか、興味が尽きない。それはディズニーアニメという最もアメリカンな文化発信装置が、日本をどう理解しているのかという回答だから。BIG HERO 6を見た日本人が「オマエら、やるな。ちゃんとわかってるじゃん!」と絶賛するか、「ダメだ!コイツらはなにもわかっちゃいない。ただのゴミアニメだ」と吐き捨てるのか、それとも「アメ人のロボット感ってこんなものか」とガッカリさせられるのか、ちょっと楽しみなのだ。

「わび、さび、萌え」を理解する外国人が増えているそうだから。
最近の日本人のロボット萌えはこれですよ。



「一緒に地球に帰れなくてごめんね」
「気にしないで、僕が乗ると定員オーバーだし」

無機物と生物のあいだにある揺らぎが、日本人の萌えポイントの一つのような気がする。