(これ以降は帰国後に書いたものです)
MSMは7月1日~8月31日までナイトツアーをやってます(って来年もやるかどうかはわからないよ)。夜だとパリからの日帰り客が撤収したあとなので、ゆっくり見学できるだろうという目論見はズバッと当たりました。(笑)
夜は島全体がライトアップされています。
入場料を払って古びた階段を上がって行きます。観光客も前後に2、3人いるだけで、昼間の喧噪がウソのようです。夜のムードを高めるために、チェロとチェンバロの生演奏が提供されていて、中世っぽい雰囲気を醸し出しつつMSM内をぐるっとまわります。
チェンバロの演奏にみんな拍手♪
これは午後21:00頃、MSMから西の空を撮ったもの。
高緯度地帯のため、21:00を過ぎてもまだ日が残っているんです。
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であったが、708年アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信して、ここに礼拝堂を作ったのが始まりである。966年にはノルマンディー公リチャード1世がベネディクト会の修道院を島に建て、これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。
wikipediaから引用
こちらがオーベルさんの脳天に穴を開けたミカエルさん。モン・サン・ミッシェルの僧坊のてっぺんに設置されている像のレプリカ。本物は金色に輝き、ライトアップされた夜でも麓からよく見えます。同じ像をオルセー美術館で見ることができます。
正直なところ、モン・サン・ミッシェルはヴァティカンのようなフレスコ画につつまれた華麗な寺院ではありません。中に入ってしまえば、本当に中世の砦って感じですから。
帰り道の参道も夜は静かです。→
おみやげ屋さんも早々に店じまいしているし、レストランの明かりが道を照らしてました。今はハイシーズンだから夜でも人がうろうろしているけれど、オフシーズンになったらさぞかし寂しい場所なんでしょうね。
夕飯は簡単なサンドイッチで済ませました。
昼ご飯のお肉が腹持ちしていたのと、ホテルにあった試食クッキーですっかりお腹いっぱいでしたので (^^;
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