Live! France 8月20日(Part-2)

オルセーは印象派絵画の宝庫といわれてますよね。

で、次の現れたのがモネ。
有名な"日傘を持つ女"です。実物を見て僕はなにか納得したものがありました。"モネ婦人と息子"に比べて伝わってくるものの量が少ない。後者はカミーユと息子と、そしてモネの物語だったけれども、これは印象派の画家が描いた、ただの女の絵と僕には思えたよ。だから、あらためてワシントンへ飛ぶモチベーションがわいてきました。もう一度彼女に逢いたいって。

"つみわら"です。

 
ルノアールを含む何人かの画家に共通しているんだが、南仏で描いた作品はピンク色の割合が多くなる。
これってなぜだろう?
なにかの様式??
それとも南仏は空気の色がピンクなのかな???

ゴッホの部屋は一番混み合っていました。

こんなに哀しい青を初めて見ました。
絶望を通り越して、透明になってしまった感情の先にあるものは、こんなに哀しい青なんだろうか。泣きたくなった。
そのほかに自画像、アルルの寝室、医師ガシェの肖像などがそろい踏み。


セザンヌの描く"緑"が僕は好きです。
なぜといわれると困っちゃうんですが。

ロートレックは大作が二つかかっています。
そのほかはパステル画で照明を落としている展示室に飾ってあるので撮影不能。そういえばドガも軒並み撮影できませんでしたね。部屋が暗すぎて。
ロートレックは好きな作家ですが、モデルとなっている娼婦たちが媚びを脱ぎ捨て、したたかな眼差しに戻った時を描いているから好きなのかも。うまく説明できませんが。

テラスに出て、モンマルトルの丘方面を眺めます。
こんなに次々名画を見ていると疲れてきます。


カフェで一休み。
ティラミスとエスプレッソで30分ほどのんびりと時間を使いました。
スタッフの女性のご厚意で、大時計の直下のテーブルをアサインしてもらいました。時計盤の文字の間から、遙かにサクレ・クール聖堂が見えます。

ルノアールのダンス2作。
いいですねー。軽やかで。

写真は載せませんが、これに続くゴーギャンは嫌いですね。
素朴なタヒチの女たちを描いた作品が並んでいますが、ゴーギャン自身の目が汚れていると思います。目線が高い。これでは興味本位で描いたアフリカの野生動物の絵を見せられているのとなにも変わらない。何枚見てもゴーギャンは好きになれないな。

点描のスーラ"サーカス"。
ふむ。。。技法は良いとして、この人、実はヘタウマ系??
ぶっちゃけ、あまり構図やデッサン力がうまくないような気がするんですが。。。

こんな感じでざっと絵画を見たあと、2階の彫刻をざくざく片づける。ロダンがいくつもあったけれど、彼は苦手なのでざっと見て終了。
ガレのコーナーも流しました。絵画でお腹いっぱいになってしまうと、アールヌーボー作品といえども工芸品に近いものには反応鈍くなりますね。


最後に"オペラ座の断面模型"
人だかりがありましたー。

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