フランスへの道(準備編:Badi召還)

晴れ→雨 29.0℃/25.9℃/81%

集中豪雨でしたね。おかげでエアコンなしで気持ちよく眠れそう。
ちょうど髪を切ったあと、夕飯の食材を選んでいた間にドバーッと降ってきたので、地下から地上にあがってきて唖然。しかたないのでスーパーに併設されていたマクドで雨宿りしていました。

ご飯の準備しながら、ひさびさに"Dynabook"に火を入れました。今回も相棒は目を覚ましてくれたのでホッとしました。
自宅ではデスクトップPCを使っているので、Dynabookのお役目は、もっぱら海外旅行のお供だけ。バッテリーは2時間しか持たないので期待せず、現地でメールを開いたり、Webで調べものをする端末として活躍します。
まずはWindows Updateしておかないとね。以前、香港へ飛んだときは仕事が忙しくて準備が間に合わず、空港の無料LANスポットでWindows Updateしてましたね。「こんなところで一体なにやってるんだろう?」って苦笑しながら。

もう亡くなってしまったけれど。
当時テキサスに住んでいた、明治生まれの日系二世の女性に昔語りをしてもらったことがあります。カリフォルニアで過ごした幼少期、日系人捕虜としてユタの収容所に閉じこめられていたときのこと、結婚した後もトラック運転手になって全米を走り回っていたこと。僕が想像したこともない、大変な半生の記憶です。
英語をまったく解することなくカリフォルニアに移民してきた彼女の両親は、江戸の末期に生まれたのか、それとも明治の初めか。当時は人種差別も激しかっただろう。言葉が通じなくて、お店先で鶏のまねをして卵を売ってもらっていたんだとか。すごい話だ。言葉が通じない、コミュニケーションが成り立たないときの苦労は、ホントつらいよね。

僕が海外に出る理由を思い返してみると、とにかく今晩の飯にありつかなきゃならない、なんとか生きて帰って来なきゃならないという、シンプルな行動原理に突き動かされる時間がとても心地よいからだ。言葉が通じなかったら、なんとしても意志を伝えようと知恵を絞 る。危険を避けるために五感がとぎすまされて行くあの感覚。スリルや達成感が欲しいだけじゃなくて。なにより生き物ととしてプリミティブな生存原理を思い出させてくれるから。「寝言いうな」ってバックパッカーな皆さんから突っ込みが入るとしてもね。

今日はあわせて部屋の掃除をしたり、これから新職場への雇用契約書にサインしたりと、帰国後の準備を進めています。

0 件のコメント:

コメントを投稿