バスに揺られて2時間。けっこう寝てました。
車内は人種問わず観光客でいっぱいですが、あえて言うとアジア人が多い。さらに言うと女性の比率が高い。女ひとり旅、女ふたり旅など。あと男子大学生らしき集団が2組ほどが目立ったな。バスの隣の席に座った女性は中国人でした。
ノルマンディー地方の田舎をバスで90分移動。TGVの移動時間と合わせると、実はバスツアーと大して時間は変わらないような気もする。違うのは気分と経験の問題かな?現地や他のEU圏の旅行者とともに、公共機関で移動するのはそれなりにおもしろい。
で、バス90分揺られると、目の前にモン・サン・ミッシェルが現れます。
何度もTVや写真で見た、あの不思議な光景が目の前にあります。
陸地側から島まで続く連絡道路は、観光客たちの車でいっぱい……というか、これ全部観光客なのか???ってな位で、すごいことになってます。
とりあえず、今夜のホテル"ラ・メール・プラー"にチェックインに行くと「予約なんて来てないよ」って……「ええっ!?ってあんたのところのWebサイトから申し込んだんだよ。予約票も来ているよ。なんとかしてよ!!」って交渉開始。というか、ホテルのWebサイトから申し込んで取れていなかったなんてありえんよなぁ(汗
その後端末を叩いてもらって、空き部屋をアサインしてもらった。トラブル発生!だけれど早めにシューティングしてゆけば、なんとかクリアしてゆける。旅行先では先手先手を打っていくことが大切とあらためて痛感。とりあえず寝床は確保できた。チェックインは3:00だから、あとで出直せという指示に素直に従う。
とりあえずビジターセンターへ行く。
バスで同乗だった大学生の集団や、女ふたり旅たちがウロウロしてる。
パンフの棚の前を行ったり来たりして「日本語のガイドない……日本人荒らすなよなぁ」とかぼやいてる。TGV乗り継いでくるくらいだから、まぁツアー頼りよりはマシな学生だと思うんだが……なにをやっているんだ、弱っちいヤツらめ(苦笑。
カウンターの中の女性に頼むと、あっさり引き出しの中から1部渡してくれた。ふむ……やっぱり日本人に荒らされているのか???(苦笑
しかし、学生たちよ。なんで尋ねてみないのかね?あればあっさりくれるだろうし、なければ断られるだけ。簡単なこと。学生のうちから物怖じしていたら、社会人になってもツライぜよ?
ビジターセンターの出がけに「頼めば日本語パンフくれるよ」と声をかけておいた。
「日本語ガイドください!」と日本語で頼んでいる声を背に、まずは僧院をめざす。
が、島はとんでもないことになっていた。
島の目抜き通りといわれる道も、正直言えば、大人が4人並べばいっぱいいっぱいの狭さ。そこに人が集中して、にっちもさっちも動かない。例えて言えば正月の江ノ島、弁財天詣でみたいなものか?とにかくすさまじい人の出。
また、この混み合ったところにスーツケースを引っ張っているどあほうを発見!なにを考えているんだこんな狭い場所に。。また中国人(今回の旅行でだいぶ印象が悪くなってます)の仕業か?と観察していたら、日本人だった(爆。
ものすごい人出の中をガラガラとスーツケースを引きずってゆく。ものすごく邪魔!子供をしっかり監督していないから、こいつがまたチョロチョロしてじゃま。ガイドブックにもMSMには大きい荷物を持ってゆくなって書いてあるのに(僕はパリで預けてきました)。
って心の中で悪態をついていたら、あとで「名物のオムレツ作り実演」をデジカメで撮影したとき、後ろからこのガキがぶつかってきてボケボケ写真に。この親子どこまで僕に祟るんだか(苦笑
とにかく、あまりにひどい込みよう、途中の参道でこのざまなので、頂上の僧院はさぞかし大変なことになっているだろうと予測しました。
こうやって写真を撮っているのも、人混みの中からやっとの思いで撮影したもの。
この状況で上がっても仕方ないだろう。遅い昼飯を食べることに。
自分で言うのもなんですが、僕はレストランに行くとたいてい良い席に通してもらえます。これは特技かもしれません。席の変更をオーダーするのは100回に1度ほど。僕と一緒にご飯を食べる人は、たいてい良い席で、良いサービスを受けられますよ。 (^^
「メニューは店の中にあります」と日本語で書いておきながら、日本語のメニューはないというトリッキーなこの店。実は日本人嫌いなのか??いいっすよー、英語のメニューを持ってきなさい(w
まぁせっかくMSMなんて場所に来たのだから、まともなものを食いましょう。
Traditional Menuということで、これ。
・サーモンの前菜
・子羊の肉と温野菜
・シードルに浸したソルベ
・紅茶
でお昼ご飯にしました。けっこうお腹いっぱいになるんよ。
おみやげ屋を冷やかしたあと、"ラ・メール・プラー"にチェックインしに。
フロントは本当に小さくて、まるで昔の1間間口のたばこ屋のよう。
受付のおねーさんの説明によると、階段を上がってゆくと小さな扉がある。そこを出て左手の建物。鍵の後ろに書いてある暗証番号でドアを開けて、ということ。
これが鍵。
オムレツを作っている女性の姿。
なんかかわいい。
じゃー、ということで、まずは螺旋階段を上ってゆく。
ホテルの中には、過去に滞在した有名人の写真とサインが壁一面に並んでます。
インドのマハラジャとか(w
日本からは高松宮ご夫婦が写ってました。
それなりに格式のある宿なのね。
荷物を置いて、一休みしました。
7月1日~8月31日まで、MSMは夜間公開されているよという掲示があったので、観光客が減った頃を見計らって見学することにしました。
ベッドに寝転がって……気がつくと20:00過ぎでした。
やべっ!夜間公開は22:30までだし……とあわてて部屋を飛び出したのでした。
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