僕はドラキュラか!? (;´Д`)

時々自分の肌を見て「ドラキュラ?」とか嘆いてしまう夏。もともと子供の頃から日焼けをしても薄く色がつくだけで、真っ黒な日焼けとか、赤銅色の肌などは遠くかけ離れた憧れでした。でもなー、宇都宮の餃子屋の門前で行列しただけで、両腕火ぶくれってどういうことよ!?僕の頭上には常にオゾンホールが開いているんだろうか?とか思ってしまう。

いずれ、この写真みたいに浴びるほど日焼け止めをつけないと生きていけなくなりそう。それもどうなんだか(;゚Д゚) ビーチで日焼けしている方々がとってもうらやましいです。僕も日焼けしたかった。

今朝、"ブログスフィア"という仕事関係の本を読んでいて、その中で"フェアトレード"って言葉を見つけました。

--- 引用 ---
フェアトレード(公平貿易)とは

フェ アトレードのマークのついた製品は、環境に優しい農業やよりよい組合の運営などに取り組む生産者に対して、生産者が本当に必要な代金を前払いしたり、長期の取引を保証しているものです。定期的な収入を得ることによって、生産者は安定した生活を送り、それにより彼ら自身で社会を発展させ、また土や水に無理な負担をかけることなく良質な作物づくりに励むことができるのです。

フェアトレードは、1960年代に、経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格で継続的に農産物や手工芸品などを取引し、発展途上国の自立を促すという人道的側面が強い社会運動としてヨーロッパから始まりましたが、現在では、経済的、社会的、環境的問題のバランスをとる持続可能な発展のための社会的措置であると認識されています。
--- 引用ここまで ---

なんでこの言葉が気にかかったのかっていうと、今朝のニュースでミートホープ社長の「喜んで買う消費者も悪い」という発言が取り上げられていたから。
もちろん消費者に責任転嫁するのは論外であるとして、行きすぎたコスト削減が生産側(あるいは納品業者)に対してどれほど負荷をかけているのか想像してみる必要がありますね。
報道記者たちは例の社長のつるし上げに狂奔していますが、例えば自社の購買部や経理部、バックオフィスなどがどのような年間経営目標を掲げているのか調べてみたことがあるでしょうか。ウチも含めて「前年度に比べて10%のコスト削減を達成し、利益の拡大に貢献する」とかいう目標が立っているはず。間違っても 「前年度に比べて10%のコスト増を達成し……」なんて目標を立てている購買部署はないはずですよ。

僕らはバブル破綻の時、地価が永遠に右肩上がりではないことを知ったはず。国民年金の支給額試算が、経済の右肩上がりと人口増がベースとなっている役人のごまかしに気づきましたよね。だったら、永遠に10%コスト削減を続けることができないことも理解できるはずだと思う。

食品を含め、成分表示に偽装があってはならないと僕も思います。
一方でコスト(=価格)だけを指標にして、購買担当者、消費者ともに「品質」に対する感度が恐ろしいほど鈍っていた現実に慄然とします。だって偽装コロッケの納入先は生協だったんですよ。あれだけ食の安全を謳っていた生協でこのざまなんですから。

ウチのばぁちゃんは「安いものにはわけがあるんだよ」としたり顔をしています。
余剰利益を極限まで0に近づけ、その分消費者の消費量が増えることを経済学では「善」としていますが、1消費者としては、フェアトレードの視点とムダな消費を抑え込むべく適正価格ってなんだ?ってことをちと考えなくちゃなって思うんです。

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「喜んで買う消費者も悪い」 ミート社田中社長(06/25 07:13)

【苫小牧】「冷凍食品の半額セールをすること自体、販売店も悪いし、喜んで買う消費者も悪い」-。二十四日、牛ミンチ偽装による不正競争防止法違反の疑い で道警の家宅捜索を受けた苫小牧市の食肉加工製造卸会社「ミートホープ」の田中稔社長は、捜索が始まる前の同日朝、業界や消費者への責任転嫁とも取れる発 言をした。

午前七時半、自宅前に姿を現した田中社長は、報道陣に「私がみな悪いんです。罪は償わさせていただきますので、申し訳ございませんでした」といったんは謝罪の言葉を語り、自宅に戻った。

しかし、二時間後に再び姿を現した田中社長は「なぜそういう肉(偽装肉)を作らなければならなかったのか。(安い肉の注文が)どんどんと来るでしょ」と述 べ、偽装に手を染めたのは、安い肉を求める食品メーカーの注文に応え、コストを切り詰めた結果だったことを示唆。「(食品メーカーは)最初から適正な価格 で売ればいいじゃないですか」と批判した。

さらに「偽装は他の会社でもよくあるのか」という報道陣の質問に、「そうなんです」と答え、不正があたかも、業界の体質であるかのような言葉も口にした。

出典:北海道新聞

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