コーヒーハウス"ユーコン"で

晴れ。26.6℃/18.3℃/49%/762day/8840(+80)

昨日は所用で新潟へ行き、水上温泉で一泊した。新潟行きは大した用事でもなく、へぎ蕎麦食べて、八海山を買って、早々関越に乗って温泉へ。実は温泉も人任せで取ったもので、ご飯とかもまぁ普通。ロケーションは良くて、窓から見える谷川岳と一ノ倉沢が夕陽に受けてなんだか現実味のないような美しさだった。温泉宿はご飯が出すぎて、さらにビールにつきあうから、僕はお湯につかる前につぶれて寝てしまうことが多い。今回もそうだった。

翌日は僕的なお楽しみ。
水上を出て、沼田から日光に向けて日本ロマンチック街道を東進する。山道をどんどん上がっていくと、山の色もまだ黄緑の春が残っていて、ものすごく気持ちがいい。空気がね、おいしいんだ。道路工事で停車するたびに、開かれた窓からは風が渡っていくざわめきと鰍の鳴く声だけしか聞こえてこない。この静寂がささくれた神経によく効いて、ふうっと肩 の力が抜ける。だから高原を走るのは好きなんだ。

途中、金精峠を超える。昔はもっとキツイ道だと思っていたけれど、今日はよく晴れた空を 眺めながらハンドルを握っていたら、難なく超えてしまった。カーステは切っておいて、耳にはいるのはロードノイズとエンジンのサウンドと、同乗者の話し声だけ。なんか気持ちがゆったりする。

何回か急なカーブにタイヤを鳴かせたあと、ほどなく湯ノ湖が眼下に広がった。湯元温泉を横目にひたすら東進。戦場ヶ原を突っ切ると中禅寺湖に到達する。キラキラと輝く湖面がまぶしくて、湖岸の緑をしばらく眺めたくなるから……予定通り、中禅寺金谷ホテル"ユーコン"で休憩。
ここはアップルパイがおいしくて、日光に来たときはほぼ必ず立ち寄ることにしているんだ。窓際のテーブルで、アールグレイとアップルパイをいただく。テーブルは奥から2番目以外で。そこは元彼と僕の定番の場所だったから。さすがにそれは避けたいからね(笑)。

こ この店のパーキングには、なかなか見応えのあるクルマたちが並んでいる。2シーターのメルセデスとかBMWなんかが停まっていると「どんな人が乗っているんだろう?」ってすごく気になる。紅茶をすすりながらオーナーの到着を待っていると、日焼けして年配のスポーツマンな旦那様と奥様だったりするわけ。それが不倫とかじゃない感じがいいんだよね。楽しそうだな~ってさ。

1時間ほど休んで、さらに日光へ下ってゆく。いろは坂もスルスルスルっと乗り切ってしまい、あっけなく東照宮前へ。アップルパイでお腹いっぱいだったし食事はパス。道沿いの"鬼平"(きびら)で水羊羹を買う。これは僕の日光土産の定番。あまり甘くなく、さっぱりとした水羊羹は喉ごしが良くて、さらに保存料無添加なのでその日のうちに食えという潔さが好き。ほかに生湯葉と湯葉の佃煮を買って、日光ICから高速道路へ。

高速に乗ってすぐに「宇都宮」という文字が目に飛び込んできて、「ね、餃子食っていかない?」とご提案。そのまま宇都宮インターで降りて、なんとなく宇都宮駅方面へ流す。ぶっちゃけ最初は餃子屋の位置が全然わからなくて帰りかけたんだ。でもさー、ここで帰るのはもったいないっしょ?ってことで、ケータイから googleで検索したら出る出る。宮町というあたりにいくつかあるらしく、とりあえずその近辺のコインパーキングにクルマをつっこんで、最初にぶち当たった行列が"宇都宮みんみん本店"。ガイドブックが手元になかったから「ここでいいか!?」と1時間並んでいただいた餃子がなかなかうまい!。ぱりぱりに焼けた皮の食感が良くて、ビールがあったらどんどん食えそうな勢い。しかも今日はお安く餃子を食べられる日だそうで、焼餃子2人前+水餃 子2人前+ライス+焼餃子のおみやげ4人分であわせて¥1,700ほど。コストパフォーマンスさいこー!

東北道、外環自動車道は渋滞なくビュンビュン飛ばして、16時台に帰宅。すぐに鬼平の水羊羹とお茶で一服。やっぱりこの水羊羹、僕は好きだ。

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