ガンダムSEEDから

晴れ。6.9℃/-0.4℃/22%
僕の居室は南西角地で、陽が差し込んでくるとエアコンなしでもほかほか暖かい。
ってことでぬくぬくとブログを書かしてもらっていることに深謝せねばならないんだな。

さて、ある人から2006年1月4日のブログで掲載した"藤原竜也"のイメージが「"ガンダムSEED""キラ・ヤマト"っぽいねぇ」というご指摘をいただいて、「ガンダムSEED?なんですか?」となっちゃったわけですよ。
ぽかーん (゚д゚)

さっそくGoogleでチェックすると、こちらの左の人なんだな。ふむふむ。言われてみればそんな感じもするなぁ。
ってか、オレが最後に見ていたロボットもののアニメって無印初代"機動戦士ガンダム"ですんで、ここら辺の話は全然わからないっす。
てかさー、初代ガンダムが終わってから15年も過ぎているのに"この国じゃ、まだ子供たちが戦争の前線に立たされる話を放送しているのかい?野蛮なこった"と思った。(苦笑)

ちなみに初代ガンダムの設定を調べたら

「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた
地球の周囲の巨大な人工都市は人類の第2の故郷となり、
人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった・・・・・・
宇宙世紀0079、
地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、
地球連邦政府に独立戦争を挑んできた
この1ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた
人々は、自らの行為に恐怖した・・・・・・」

時代を感じるなぁ。2005年末の最大の話題は「日本の人口、05年は初の『自然減』に」だったもの。僕らが子供の頃、未来の姿といえば超高層ビルがそびえ立つ巨大都市だったり、スペースコロニーだったりした。ところが現実の未来は人口減少によって廃墟となった街なのかもしれないんだしさ。いまから16年前はのんきなもんだったんだな。

日本ではあまり目に触れないものだが、アメリカでは廃墟ってわりと普通にあるものらしい。たとえば工場を新しくする時、日本だと立て替えたりするものだが、アメリカだと古い工場を捨てて移転してしまう。跡地は廃墟になるのだ。
NYに滞在していた時、正確にはNJ州のNewarkに滞在していて、"PATH Train"を 使ってマンハッタンに出入りしていた。列車はNewarkからWorld Trade Center駅まで20分近く走り続けるのだが、地上を走っている間に目に飛び込んでくる風景は廃墟となった鉄工所や造船所の群れだった。衝撃的だったよ。マンハッタンの脇にこんな場所があるなんて。まだWorld Trade Centerがそびえ立っていた頃のお話。

"キラ・ヤマト"から延々話は続くんだが。

 アニメといえば、僕がはまっていたのは"宇宙戦艦ヤマト"だった。なんでわざわざ朽ち果てた太古の戦艦を宇宙に飛ばそうとしたのか?という そもそも論はさておき、当時やたらヒットしていた記憶があるよ。あの独特の悲壮感が時代にマッチしていたのかもしれない。コスモクリーナーとかいう巨大空気清浄機をもらいに宇宙を旅するわけなんだが、人類の危機と救済を外部の技術をもらって解決しようとする姿勢は、いま考えるとある意味メシア願望に近いものだったのかもしれないね。
ヤマトの最初のon airは1974年。それから6年後に現れるガンダムとは登場人物の造形に大きな隔たりがあるように思う。ヤマトの主人公たちはあまり葛藤していなかったようだし、ガンダムの"アムロ"なんて最初からグスグス悩んでいたヘタレだったし(笑)。ここら辺に世代の断絶があるのかもしれないなぁ。

オウム真理教が事件を起こした際に"宇宙戦艦ヤマト世代"という言葉がやたら出て来たけれど、よく考えると教団幹部と僕とはほぼ同年代なんだ。

僕は彼らの思考や行動にまったくシンパシーを感じませんでしたが、僕らヤマト世代の人間にとって、彼らが次になにをやらかすかという事については、なぜか"想定の範囲"だったような気がする。
今でもはっきりと覚えているが、1995年3月19日の青山総本部自作自演襲撃事件が発生した時、院生研究室で交わされた言葉は「これは100%オウムの自作自演だ。近いうちになにかが起こるから注意しようぜ」だった。

翌日1995年3月20日は、地下鉄サリン事件に日本が戦慄した忘れ得ない一日になった。

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