いま中華圏が熱い!

今日も晴天!

小森のおばちゃまが亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りします。

今日は半日つぶして仕事のレポートを書いていた。すでにpptファイルで30ページを超えているが、何とか脱稿できる目処がついたのでほっとした。今まで知らなかったExcelの使い方をマスターしたり、今回の仕事は得るものが多かったな。

さ て、レポートの書いている後ろで某P2Pソフトを動かしていた。Winny事件の後ネットランナーが煽っているあのアプリケーションである。このアプリの 運用は結構難しくて、Winnyがオートマの車だとすると、このアプリはマニュアル車のようだ。それもある程度知識と勘がないとまったくファイルが引っか かってこない。逆に宝の山を発見したときは「やったー!」と喜べること受け合いである。

最近ネットはつまらなくなった、と思う。
昔のハチャメチャさがなくなって、企業の広告とe-commerceサイトばっか増殖している気がする。検索はgoogleを使うが、最近は「おおっ!」と手を叩くような情報を引っかけることが難しくなった。

僕が初めてインターネットと出会ったのは院生時代。1994年の事だ。
と にかく初めて触れるネットの世界は衝撃的におもしろくて、Yahoo!に手当たり次第キーワードをぶち込んでネットサーフィンしていた。当時は個人のサイ トが幅をきかせていて、イギリスの片田舎在住の夫婦がネット上で女性アイドル(確かシャンプーだった)の曲を公開しているという記事が、地球の裏側日本で 読まれているという時代だった。ちなみに一昼夜かけてダウンロードした代物はたった1フレーズだけで、みんなで大笑いしたものである。とにかくそのバカバ カしさが楽しかったのだ。

もちろんエロサイトを彷徨うようになるまで時間はかからなかった。
院生はヒマだからね。
当時はgoogleのような高性能なサーチエンジンはなかったから、Yahoo!かAltavistaあたりにキーワードをぶっ込むのだがお宝は直接見つからない。ネット上で断片的に散らばっている情報をたどり、口コミで目的のサイトを見つけ出す、まさに宝探しだった。
個人がshrineとかtempleという名前でサイトを立てているときは、大抵膨大なギャラリーがあった。セレブの写真であったり、エロ写真だったり。ああ、そうだ……"Eye Candy"っていう単語もよく見かけたなぁ。
個人のページにたどり着くと「おおー、おまえがんばってるなぁ」と小さな感動があった。途中に仕掛けられている様々なトラップをかいくぐり、外道を手放しながら前進してくる苦労が実は感動の源だったりするのだが。

今日あがっている写真の"Brewer Twins" は16枚の写真集だ。ダウンロードに一昼夜かかった。たしかイギリス発だった。今だったら1,2分でダウンロードできる代物だろう。一昼夜かかってGet して「おお~こんな美少年が脱いでるのかぁ」と感動したものだ。とにかくエロ一つ見つけるのも、語学力とテクノロジーを駆使する知識がなければ不可能なわ けで、それなりにおもしろかった。

就職してからはさすがに忙しくなったので、エロサイト巡りもしなくなった。
ネットも個人サイトがつまらなくなり、ネットサーフィンもしなくなった。
なわけで、読み手から作り手になってチマチマBlogするようになったわけだが。
と ころで個人サイトがBlogに移行するにつれて、デザイン的には後退したんじゃないかと感じてる。なんていうか、ひどいデザインのサイトも減ったけれど、 みんなでユニクロ着ているみたいな。ドルガバやベルサーチみたいなビッチな服を着たおねーさんサイトが見受けられなくなって、少し寂しい気がする。

ちょっと種明かしをすると、今一番おもしろいのは中華圏のWebサイトだ。
なんでもありだ。著作権の概念のない方々だから、とにかくなんでもある。うっかりスピーカーをつけていると、大音響でしょっぱいJ-POPのMIDIが流れてきたりして「あぁ中国だなぁ~」としみじみと感動する。このMIDIの音質がシャビーでねぇ(苦笑)
Webページのデザインは10年以上昔に匹敵するひどいものもあれば、ものすごく洗練されたものもある。イラストも世界レベルで通用するものもあれば、大笑いしちゃうものもある。

い きなり大陸への進出は無理だから台湾をフックにする。台湾だと日本語、英語、中国語が混じったサイトがあり、ロゼッタストーンのように広大な中華圏サイト を旅する道標になる。小さな手かがりから推理して本星を目指すのは、なかなかおもしろい。これからネット上の冒険に出たければ、しばらくは中華圏でしょ う。

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