Linuxのディレクトリ情報 その2

先日のLinuxディレクトリ情報の続き。
多少情報を加えたら、少し見通しが良くなった。

プログラムは /usr/local/ほげほげにインストールすれば良いことが分かった。

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" /bin 基本コマンド"

基本コマンドが納められている。

"requirements(必須)コマンド"
cat chgrp chmod chown cp date dd
df dmesg echo false hostname kill ln
login ls mkdir mknod more mount mv
ps pwd rm rmdir sed sh stty
su sync true umount uname  
"options(オプション)コマンド"
csh ed tar cpio gzip gunzip zcat
netstat ping  

内容を見る限り、CUIでオペレーションするためのコマンドが入っているようだ。このディレクトリはユーザがなにかインストールしたり触るべきではない模様。


" /boot 起動に必要なファイル"
Linuxカーネル本体やLILO(Linuxブートローダー)のマップファイルなどが置かれている。IBM互換機だと、確かBIOSの関係で先頭から1024シリンダ以内にブートに関するコードがなければならないという制約がある。
なので、このディレクトリは先頭から1024シリンダ以内に存在していて、マスターブートレコード(MBR)とブートローダー(LILO等)が設置されているものと思われる。

実際にVine Linuxの/bootを覗いてみると、いくつかのファイルとともに、kernelとか、bootとかいうファイルネームを発見できる。
ちなみに、このディレクトリはカーネルの再構築を行うとき以外、触らない方が良いディレクトリ。


" /dev デバイスファイル"
デバイスファイルが配置されている……!?" r(^^;)
なんのことだかわけ分かりませんが、Audioやドライブ関係のファイル、ディレクトリが見つかることは確か。やっぱりいじっちゃいけない場所だと思われ……。


" /etc 設定ファイル"
さまざまな設定ファイルが格納されている。
一度試しにWebminをインストールしたとき、etc/webminディレクトリが作成された。実際のディレクトリを見てみると、emacsとか、cronとか、gnomeとか名前を聞いたことのあるディレクトリが並んでいる。

とにかく、各種設定について調べたかったらここに来ればよいようだ。
それからアプリケーションを削除するときは、/etc以下に関連情報が存在していないか確認する必要があるようだ。


" /home(オプション) ユーザーのホームディレクトリ"
ユーザー用のホームディレクトリが置かれ、通常ログイン名と同一名のディレクトリが各ユーザーのホームディレクトリとなっている。
>> WindowsのMyDocumentに相当する場所。
自分の作業用ファイルだから、適当にディレクトリを作って文書ファイルを保存したりするなどは問題ないと思われる。
……プログラムをインストールしちゃったりしていいんだろうか????


" /lib 共有ライブラリ"
/binおよび/sbinディレクトリ以下のコマンド群が使用する共有ライブラリが置かれている。また、/usr/modules以下には、カーネルのモジュールが置かれている。→ということは、Windowsのsystem、system32に該当する場所だからやっぱり手を出すのはやめとくべきだろう。


" /mnt 一時的なマウントポイント"
一時的にファイルシステムをマウントするためのディレクトリ。
実際に覗いてみると、CD-ROMとFloopyの2つのディレクトリがあって、中身は"カラ"の状態だった。音楽CDを突っ込んでも特にファイル名が出るわけでもなく……一般のユーザーが使うことはないらしい。。。。


" /opt 追加アプリケーション"
RPMやdpkgといったパッケージ管理システムでプログラムをインストールする場所。というとRPMでインストールすれば実態のファイル群はここにインストールされるということなのかな??? 自宅のVine Linuxのディレクトリ内は未だカラの状態だ。


" /proc(Linux固有) プロセス情報など"
カーネル内部の情報にアクセスするためのファイルの集まりらしい。
よく分からないが、カラの状態である。


"/root(オプション) root用ホームディレクトリ"
rootユーザーにとってのhomeディレクトリ。rootしか触れない。
確かにrootでログオンして、なにかファイルをDLするとここにファイルが保存されてる。昔は本当にルートディレクトリを使っていたそうだが、近年ではrootのホームディレクトリ用にここが利用されているそうだ。


" /sbin システム管理用コマンドなど"
/sbinは、ブートやシステムのリカバリーに必要なシステム標準コマンドが収められている。
/binと違うのは、rootが使用するシステムメンテナンス系のコマンドが集まっていること。一般ユーザーが使う必要はない。

" /tmp 一時的なファイル"
一時的な作業用のディレクトリ。リブートすると中身はカラにされる。
→なぜWebminはこのディレクトリにインストールされたのか、とても疑問。


" /usr 各種プログラムなど"
ユーザー向けのディレクトリで、多くのサブディレクトリが配下にある。
サブディレクトリの1つである/usr/localは、パッケージ管理システムの管轄外であり、ソースからコンパイルしたプログラムなどは、この/usr/local下に配置するのが一般的

→調べてみると、自分でインストールしたFire-Foxは
/usr/local/firefox-installer
というところにいた。

→ということで、自分でプログラムをインストールする場合は、 /usr/localの下に設置すればよいわけだ! ( ^-^)_且~~~


" /var 変更されるデータ"
キャッシュファイルやログファイルの貯まるところ。
/tmpのように自動的に掃除されないので、定期的に自分で掃除する必要があるらしい。

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