なぜ韓食はグローバル化しないのか?(11)

なぜ韓食はグローバル化しないのか? 第十一弾。

世界4大料理+1の実力について、食べログのデータを使って現状を見てきた。
正直、韓国料理は一段格下という印象はぬぐえない。
韓国人が最高の料理、世界中に普及して当然と考えている食事が、隣国ですら苦笑してしまう状況にあることを、韓国人は謙虚に受け止めた方がよいと思う。

だけど、韓国本国人は何を考えているのかが伺える、すてきなコラムを"なぜ韓食はグローバル化しないのか?(3)"で取り上げた。そこからフレーズを抜粋して、彼らの発想を眺めてみよう。


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【コラム】韓食のグローバル化、オリジナルで勝負
2011年05月11日16時35分

昨年末、世界経済を動かす米ニューヨーク・マンハッタンの中心部タイムズスクエアにビビンパの広告が流れた。 強烈な色彩が目を引くこの広告の中のビビンパは私たちが食べるビビンパそのものだった。 外国人には違和感があるのではないかという心配の代わりに、私たちの味と美しさで外国人を魅了させるという自信。 韓食のグローバル化はそのように進んでいかなければならない。

韓食のグローバル化は私たちの飲食を扱う国内企業の必須課題に定着した。 現在までの結果を見ると、韓食のグローバル化の可能性は肯定的だ。 ニンニクや塩辛、私たち固有の香辛料、そしてキムチに眉をひそめる外国人は今ではほとんど見られない。 むしろ海外市場で韓国食堂は毎年増えている。 顧客の大半が現地人という記事の内容からも、韓食に対する世界の認識が変わっていることが分かる。

韓食のグローバル化はこのように表面的には順調に進んでいるようだ。 しかしその方法論をめぐっては今でも意見が分かれている。 オリジナルか、フュージョン(融合)か、という問題については特にそうだ。 双方ともに一長一短があるものだが、やや長い時間がかかっても私たちのものをそのまま外国の消費者に出すことを勧めたい。

フュージョンは韓食のグローバル化を早める方法かもしれない。 しかし韓食のグローバル化は望んだ結果を得たからといって終わるものではない。 終わりのない過程であり、持続する過程を通して望む結果を絶えず作り出さなければならない。 これを考えれば、やや時間がかかるとしても、最初から着実に進めるのがよい。 韓食をありのままに知らせて味わってもらい、そしてこれを外国の食文化の中に定着させることが必要だ。 その後に続くフュージョンはさらに大きな力を発揮するだろう。

もう一つ、飲食は文化だ。 新しい文化が受け入れられるのには長い時間がかかる。 文化の精髄である飲食も同じだ。 このため韓食のグローバル化も長期的な観点で接近しなければならない。 一回性のイベントとして接近するには、世界の人々に知らせることがあまりにも多い。

接近方法に対する考察も必要だ。 韓食ブランドで接近するのもよいが、それよりも韓食コンテンツ自体を知らせるのが先だ。 食堂概念ではなく製品単位で接近することから一つひとつ始めなければならない。 韓食ブランド、あるいは飲食店を通した横的輸出には限りがある。 もちろん拠点は必要だ。 しかし長期的に見れば、韓食コンテンツ自体が競争力になるのが望ましい。「キムチ」が競争力を得れば、「キムチ料理専門店」は自然に競争力を持つようになる。

誰でも新しい食べ物を選ぶ時、その味の説明を求めるが、多すぎる味の表現は外国人が韓食を選択するうえでむしろ混乱を与える。 このため韓食のグローバル化のためには用語の整理も重要だ。

韓食のグローバル化はまだ始まったばかりだ。 やるべきことも多く、前途も長い。 私たちのキムチ・焼き肉・トッポッキがカレー・寿司のように世界の人々が楽しむ飲食、さらに進んで文化になるには、それだけ政府と企業の長期的な観点に基づいた努力が必要だ。

  イ・サンチョル大象FNF代表

出典:中央日報
http://japanese.joins.com/article/845/139845.html?sectcode=&servcode=100
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第一級の毒電波と言わざるを得ないなあ。
色を変えた部分は、さすがに (゚д゚)ハァ? と突っ込みを入れたくなる。

嫉妬すること、羨望を受けることが自尊心の中心にある韓国人が、韓食の世界化とやらに乗り出した。しかも身の程知らずに世界5大料理になると。彼らの発想では、ハリウッド映画で白人の主人公カップルが、ニューヨークのロマンティックディナーを韓国料理で楽しむシーンが世界中に配給されるとか、そういう見栄っ張りなところで世界5大料理を目指すとか言っているのだろう。そんな日が来たら、韓国人の自尊心ではち切れそうな恍惚を味わうのだろうけど。

しかし、そんなプレステージを獲得できるほどのポテンシャルが、韓国料理にあると、彼らは本気で思っているのか? いや……妄想しているんだろうな。「やや長い時間がかかっても私たちのものをそのまま外国の消費者に出すことを勧めたい」とか言っている位だし……(゚д゚)ハァ?

その先兵がぐちゃぐちゃに混ぜるビビンバというのだから、その落差には恐れ入る。韓食のグローバル化への近道は、サムスンの利益を突っ込んで、世界中の町という町にビビンバのファーストフードチェーンを構築し、第二のマクドナルドを目指すことではないだろうか。日本で受けるかどうかは、謎だけどさ。

次回、韓国料理の立ち位置を考察して、なぜ韓食はグローバル化しないのかを終えたいと思う。

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