人間ドックとオルセー美術館展へ行ってきました

晴れ。10.9℃/4.8℃/33%/864day

聖路加国際病院で人間ドックしてきました。

やっぱり今回も出ちゃいました"血管迷走神経反応(VVR)"
過去の注射トラブルはこちらでどうぞ。

症状としては……

献血など採血の際の代表的な副作用。針を刺すことで、迷走神経が緊張状態になって起きる。多くは採血直後や採血中に血圧が下がったり脈拍が遅くなったりし、 軽い場合はあくびや嘔吐(おうと)、冷や汗などの症状が出るが、重症の場合は意識を失ったりけいれんを起こすこともある。初めての献血による不安や緊張のほか、疲れや体調不良、満腹時の脳の血流減少が原因となることが多い。

らしいんですが、僕の場合、ストレスから逃れようとすると低血圧になり、頭がぼーっとするというクセがあります。今日も採血直前の血圧は上が100きってましたから。一時的に虚血になる環境作りを自らしているわけですね。 (;´Д`)
で、 注射針を刺されて5本のサンプルをとられたわけですが、針を刺した瞬間、身体中がゾワッと総毛立ち、2本目まではなんとか持ちこたえたんですが、3本目で手足がイライラと動きだし、4本目でどんどん重苦しい気分になり、5本目で目の前を星が飛ぶ……という状況。そのあとベッドで10分ほど休ませてもらいま したよ。

やっぱりこんな変調があると、一日中調子が悪いですね。
そうそう。今日もスギ花粉がすごいので、視界が滲むんですよ。視力検査の時もランドルト環が滲んじゃって、結局裸眼で左右1.2でした。コンディションがいいときは1.5に達するときもあるんですが……。

注射針にやられつつも、"東京都美術館"へ立ち寄って"オルセー美術館展"を見てきました。あと一月で展覧会も終了ですしね。平日午後なので、おばちゃん、ご老人達がウヨウヨしていましたが、混雑しているといってもしれています。週末だったら大変な人出だったでしょう。
オルセー美術館は2006年8月に一度訪問しています。その時は印象派の絵をたくさん詰め込まれて、一時的にアートのフォアグラになったような気分でしたが、オルセー自体は絵画以外にも彫刻、工芸品、写真など数多くの展示物を擁していますから、今回はなにが来るんだろうと期待半分といったところでした。 で、開けてみますと、出品物は絵画、工芸品、写真などで3等分というところでしょうか。
オルセー美術館といえば印象派絵画の宝庫というイメージがあるので、ちょっと残念といえば残念かもしれません。今回の目玉は入場チケットにもなっている"すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ"(Edouard Manet) でしょうか。確かに小顔で端整な顔立ちの女性は日本人好みかもしれません。これがオランダ系の画家の作品だと、人物の顔の造作がかなりゴツクなり、僕はちょっと苦手です。

もう一つの目玉であろう、そしてパリでも見ましたが"アルルのゴッホの寝室"はやっぱりさみしい絵です。二脚の椅子、二つの枕が並べられた粗末なベッド、壁には肖像画が二枚並べられていますが、戻ってこない友への追憶が漂ってきます。


こちらはお気に入りの"Eugene-Louis Boudin"(ウジェーヌ・ブーダン)"トルーヴィルの海岸"。彼の描く空に、僕は幸福を感じます。
すぐそばに弟子のモネ作"アルジャントゥイユの船着場"が飾ってあって、こちらの空も十分美しいんですが、やっぱり海岸と青空の組み合わせの方に軍配を上げます。
ブーダンは大好きですが、逆に言うとブーダンのアートカードが発売されるということは、展示作品は小粒なものが多かったという現れかもしれません。嬉しいやら悲しいやら少し複雑。


今回拾いものだったのが、"Alfred Sisley"(アルフレッド・シスレー)による"洪水と小舟"。それほど大きな作品ではないけれど、僕の目を十分に楽しませてくれました。

美術館へ出入りする前後、知り合いから「生年月日教えて!」とケータイメールが入りました。返答したら「欲しいものは必ず手に入れられる人だってさ~すげぇ (笑)」と返信が。なんの占いに使ったのやら(苦笑)。実のところ、僕は本当に欲しいと願ったものが手に入ったためしがないんだけど。ほんとだよ。

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