週頭に観た"硫黄島からの手紙"の影響か、なんかアンニュイな一週間でした。
小学校の教科書に載っていた"一つの花"って話を突然思い出したり。
あれはたしか、幼い我が子にプラットフォームの端で咲いていたコスモスを手渡して、出征してゆく父親の話だったよな。
いまから30年近く昔のことになりますが、父親の実家の土蔵で"奉公袋"というずた袋を見せられたことがあります。祖父の遺髪、爪、そして陸軍からの戦死通知のようなカタカナ混じりの手紙が入っていた記憶があります。祖父は長男であったのと、子供時代に屋根から落ち、肩を骨折したせいでライフルが撃てない身体だったという理由で、国内で塹壕を掘る仕事で終戦を迎えたそうです。
祖父が亡くなったのは平成元年でしたけど、戦争の話はついぞしませんでした。というか、前線に出ていなかったので食事が貧しかったくらいの記憶しかなかったのかもしれません。すべては藪の中です。
再びあの土蔵をあける日が来たら、"奉公袋"の写真でもアップしてみましょう。きっと30年前と同じ、あの場所に放置されているはずです。土蔵は父か僕しか開けることの許されていないところで、先日の整理の時に骨董屋が入り込もうとして、父と二人で外に追い出したなんてハプニングもあった場所だったりします。
たった1つ……と言えば、今日で亀梨クンの"たったひとつの恋"が最終回でしたね。
一応全編欠かさず観てました。それほど クォリティが高いのかどうかと問われると微妙なところですが、僕は嫌いじゃなかったですね。もともとトレンディードラマっていうバカドラマばっか見て育ち ましたけど、僕の性格上シリアス系ドラマの方が好きなんですよ。シリアスといえば、2007年1月からは山崎豊子原作の"華麗なる一族"by"木村拓哉"がスタートでしょ?ネタはシリアス系だけど、激しくこけそうな予感が……。ひょっとしたらキムタクの終わりの始まりを目撃できるかもしれません。
さらに1つだけ……といえば、12月最初にPCがクラッシュして以来、僕は失われた150万ファイルの復元に取り組んでました。本当のことを言うと、150 万個のファイルの中から救い出したかったのは、たった1つのファイル。ほかのファイルは自力で作り直すことができる。あるいはもう不要になったファイルだからあきらめがつく。でも救い出したかったそのファイルだけは自分一人では復元できないものでした。コラボレーションファイルでしたから。
今朝、最後の望みをかけてバックアップ用のPCのケースを開き、廃棄予定だったハードディスクを直接接続し、ファイル復元ソフトをかけてみた。クラッシュする直前に「ファイルの移動」でトラブったハードディスクにファイル移動させていたため、ひょっとしたら廃棄予定のディスクのゴミ箱に、見えない状態で残ファイルが存在しているかもしれないという可能性にかけたのです。
まもなくファイル名もめちゃくちゃな状態で数千個のファイルが姿を現しました。
約1.0Mbytesテキストファイルでしたから、拡張子でソートして、その中で一番大きなサイズのものを開いたら復活しました。文字化けなどもなく無傷なままで。(゚∀゚)
ちょっと感動したなぁ。
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