さて、うちのWindows 7デスクトップPCは、C:ドライブに64GBytesのSSD、データドライブに1TBytes×2(ミラーリング)のハードディスクという構成になっています。C:ドライブはOSと、一番よく使うアプリケーションをほんの少しインストールしています。その他のアプリケーションや、データ類はハードディスクに保存されています。
ところが調べてみると、SSDのC:ドライブの容量が圧迫されて、残り13Gbytesと余裕がなくなっています。昔だったら原因も考えず「とりあえず再インストール!」(屮゚Д゚)屮カモォォォン となったんでしょうけど、最近ではPCの再インストールなんて面倒で……。
一体何のファイルがSSDを圧迫しているのか?
Exploreで隠しファイル・ディレクトリを表示させて調べてみました。すると、
C:¥Users¥[ユーザーネーム]¥AppData¥Roaming
というディレクトリの下にアプリケーション毎に、なにやら個別のデータファイルっぽいものがいくつもあって、その中に犯人を発見しました。犯人はAppleです。iPadのバックアップファイルが24Gというとんでもないサイズになってました。他のアプリのデータは、まあそれほど目くじらを立てるほどのサイズではありません。こいつを余裕のあるハードディスクへ移動してやれば、当面の問題はクリアできます。だがしかし、このiPadのバックアップファイルはiTunesが書き込んでいるもので、iTunesの設定からでは変更できません。
こういう時は、実体ファイルをハードディスク側にコピーして、元あったディレクトリにシンボリックリンクを張っておけばOKということがわかりました。わかりやすいイメージでは、デスクトップにアプリケーションのショートカットを作ることはよくやりますよね。このショートカットは人間が使いますが、プログラムが使うショートカットがシンボリックリンクだと考えれば、大きな間違いはないようです。
実際には、
Link Shell Extension
というツールを使うと簡単でした。
具体的に何をやったかというと、C:ドライブの要領を圧迫していたiPadのバックアップファイルを、余裕のあるハードディスクへ追い出しました。
C:¥Users¥[ユーザーネーム]¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup
この¥Backupの内容を、余裕のあるディスクへコピーします。
で、コピーした先のディレクトリーで右クリックして、「リンク元として選択」をクリックする。
次に、C:¥Users¥[ユーザーネーム]¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSyncに戻って、¥Backupディレクトリを全部削除します。
そして、右クリックして、「リンクを作成-シンボリックリンク」を選択すると、リンクっぽいアイコンがついた¥Backupファイルができます。これはあくまでもリンクに過ぎなく、ファイルの実体は移動先の余裕のあるディスクに書き込まれます。
で、移動後はSSDの領域に余裕ができたため、全体のパフォーマンスが向上しましたよ。
iPadのバックアップにSSDを64Gbytesも使われるのはたまったものではないので、この方法は有効なんじゃないかと思います。
先人の知恵、ツール作成者様に感謝します。
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