なぜ韓食はグローバル化しないのか?(4)

韓食はなぜグローバル化しないのか?第3弾。

過去ログはこちらから。
なぜ韓食はグローバル化しないのか?(1)
なぜ韓食はグローバル化しないのか?(2)
なぜ韓食はグローバル化しないのか?(3)

まずは軽くジャブを打っていこう。

2011年6月16日~18日にかけて、食べログからデータを拾い出してみました。

ご存じのとおり、食べログは647,098の登録店舗と2,505,877の口コミ投稿から成るレストラン紹介Webサイト。まず最初に、このサイトの点数ルールについて頭に入れておこう。食べログのWebサイトで公開されている点数の目安は次の通りだ。

点数 4.0以上
傾向 極めて満足度の高いお店。その分高級店がかなりの割合を占めます。
割合 0.5%未満

点数 3.7以上
傾向 かなり満足度の高いお店。予算は若干下がるものの、高級店が多く見られます。     割合 2%

点数 3.5以上
傾向 満足度の高いお店。リーズナブルなお店が増えてきます。このライン以上のお店であればほとんど失敗はしないでしょう。
割合 5%

点数 3.3以上
傾向 なかなかの満足度のお店。気兼ねなく行けるお店も多いです。
割合 24%

点数 3.0以上
傾向 一般的な満足度のお店。食べログの約半数のお店がこの範囲に該当します。
割合 56%

点数 3.0未満
傾向 評価が賛否両論に割れるお店。もしかしたらあなたにとっての名店かもしれません。
割合 12%

一般的というか、可もなく不可もなくの店が3.0に固まっている。また微妙な判定は3.0未満とされるので、68%はある意味特筆する店ではないということで除外した。
料理勝負ということなので、トップ100店の点数がどのレンジになっているのか、ちょっとグラフ化してみたのがこれだ。まずは4大カテゴリーはこんな感じ。


和食がぶっちぎりの高得点と、ハイエンドレンジを維持している。


次に、国名別料理のトップ100店の点数レンジをグラフ化してみた。


ふむふむ。
和食のハイエンドが際だっているけれど、フレンチ、イタリアン、中華料理もなかなかのポジションにつけていることがわかります。これは総合得点で、細かい数字はさらにおもしろい事実を語っているのだけれど、それは次回以降に譲ることにしましょうか。

で、昨日取り上げた、世界4大料理+1を取り出してみるとどうなるか。


日本国内におけるトルコ料理の弱さが際だってしまっている。
がんばれ!トルコ料理!!

これだけ見ていると、日本国内における世界5大料理は、中華料理、フランス料理、イタリア料理、日本料理、韓国料理となっても良いような感じもする。

だがしかし!
もうちょっと細かく見て行くと、ちがう側面が現れてくる。

以下、次号。

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