古いビルの、新しいオフィス

晴れ。19.2℃/9.6℃/22% 強風

なんか今年の春はやたらに強風続きのような気がする。
今日もすさまじい強風で、馬場先門を通過しているときに、身体ごと風に持って行かれそうになったくらい。電車が止まっちゃうわけだよ。

 今日から新しいオフィスでした。
僕は社会人になってから本当にオフィスの引っ越しが多くて、この2年間でビル3本目だもん。いや、ほんと貴重な体験をさせてもらってますよ。今回のところはオフィスに入ってから「ああ、ついにここまで来たか」とため息が出ましたね。もう何年も前から、自分はいつかここに来るような気がしていたっていう、なんというか正夢になったというか、不思議な感慨にとらわれていました。これが窓から見える風景です。

僕はあまり夢というか、そういうものを思い詰める方ではないんですが、「ああ、ついにここまで来たか」という感慨にとらわれたのは今日で二度目になります。 最初のそれは黄昏のニューヨーク5番街に立ったときでした。高校時代から10年間あこがれ続けたその場所に立ったとき、マドンナじゃないですけれど、約束の地に降り立った気がしました。滞在していたのはわずか48時間なのにね。

そして午後は、茅場町に引き継ぎクライアントへご挨拶にあがる。
これは霊岸橋たもとの桜。
強い風に吹き付けられながらもそれほど花びらをこぼさず、青空に白く映えて美しかったよ。
帰り道、サン=テグジュペリ「星の言葉」という本を買った。読んだ感想は、うーむ。。。。彼はずいぶん詩を書いたという位だから、決め文句を抜き出した名言集らしいのだが……やはりちゃんと彼とともに夜間飛行の一つでもして、その言葉を味わった方が幸せなんじゃないかなぁと思うんだ。その決め文句に到達するまでの言葉と思索の積み重ねを共有するのが大事でね。エッセンスだけ抜き出しちゃったら、お店で売っているものしか買えない大人と同じになってしまうからさ。

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