チラ裏という言葉のありがたさ

ハイラル平原を彷徨っていた今年の夏。
いくらゼルダの伝説に入れ込んでいたとしても、ちゃんと現実生活も生きていたわけで。

休日遊んでいた話はまた別に書くとして、「ほほ〜」と眺めていたのはこの話題。
沖縄の「チビチリガマ」事件というアレだ。

===引用ここから===
【読谷】沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平のチビチリガマが、12日午前までに荒らされていたことが分かった。チビチリガマの証言収集などに長年携わっている知花昌一さんが同日午前11時ごろに知人のジャーナリストを案内した時に発見した。

ガマ内部の遺骨が集められている部分も荒らされていた。遺族会によると、旧盆の5日までは荒らされていなかったという。ガマに残されていた遺物のびんやつぼ、急須などの遺物も割られていた。

折り鶴が引きちぎられ、ガマの入り口にある「世代を結ぶ平和の像」の石垣が破壊されていた。立ち入り禁止の看板も倒されていた。

ソース
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-573674.html
===引用ここまで===

で、早速アレな人たちが飛びついた。




その後犯人たちは捕まって、DQNな子供4人が肝試しに入り込んで荒らしただけという。
ヘイトクライムでもなんでもなくて、ガキの悪戯だったわけだ。

教育のなっていないガキの悪戯を「学校教育がフンダラダ〜」となんでも社会問題化する姿勢は、なんてか牽強付会な単なる悪あがき。今回騒いだあるセグメントの大人たちはとんだ赤っ恥をかいたわけだ。

むかーし、むかし、悪の巣窟2ちゃんねるにはありがたいお言葉があった。

「ここはおまえの日記帳じゃないんだ、チラシの裏にでも書いてろ、な?」

匿名と言いながらもある種の公共的性格を帯びていた掲示板では、どうでもいい無意味な戯れ言に対してチラシの裏にでも書いておけと苦言を呈してくれる人がいた。

匿名どころか、Twitterは実名だからさ。
TVメディアに出演しているような人のつぶやきは、パブリックリレーション、広報行為に等しいの。
だから書き込む時には注意がいるのな。
LINEのグループやら、クローズドなネット環境で、お友達とだけ馴れ合っているならちょっとアレな発言も漏れて来にくい(漏れにくいだけで、漏れる時は漏れてしまう)。
ところがさ、Twitterは即パブリックだから、「えっ?!この人 現実を認識できてる?」と引かれる発言は、あまり得策じゃないと思うんだよね。

お爺ちゃんならともかく、津田大介氏ならそこら辺の加減が分かっていると思ってたんだけど。
あの事件を見て、警察の捜査推移を見守らずにアサッテな推測、しかもアレな判断は「なんか、この人大丈夫?」と思ってしまったのよね。

沖縄に差別があるのかないのか、僕はよく知らない。
たぶん差別はあるのだろう、誰が誰にとは言わないが。

だけど、先祖が沖縄本島に差別されてきたから、沖縄の連中は好きになれないという人に会ったことはある。
沖縄でなにか事件が起こると、条件反射のように「差別だ!ヘイトだ!」と騒ぐのはちょっと思慮が足らないように僕は思う。

相場板では「常勝のY(様子見)」というフレーズがあるが、憶測をTweetしたくなる前に、状況が見えるまでは様子見が賢いのではないか?
それでも書かずにはいられない衝動に駆られた時は、まずはチラシの裏に書き殴ってスッキリしたらいいと思う。

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