ポンペイの輝き展へ行ってきたよ

晴れ。22.4℃/13.8℃/50%

 Bunkamuraまで"ポンペイの輝き"を見に行ってきました。あいかわらず渋谷の人混みにはうんざりでしたけれど、会場はほどよい混み具合で、ゆっくりと展示物を眺めてくることができた。感想だけど……うーむ。装飾品はけっこう美しいものがあって、ポンペイ市民って裕福だったんだなぁということはよく分かった。でもな……これは美術品じゃなくて、あくまでも工芸品。美術品を期待してゆくと、ガックリ来るかもしれませぬ。というか、僕的にはがっくし。orz

考えてみると、確かに美術展じゃないんだ(笑)。
ついでに言うと僕は青銅器、土器、玉は苦手で、バチカン美術館でも故宮博物院でも、この三点はすっ飛ばしていたなぁ。青銅器もチグリス・ユーフラテス文明の"グリフィン"の意匠あたりは好きなんだけど。今日も青銅器のあたりはすっ飛ばしてました。

3時半も過ぎたころに入場したので、仄暗い会場から外に戻ってくると、5時ちょっと前。せっかく東急本店に来ているので、8階の"TANTO TANTO"で軽くワインとピッツァとパスタをいただく。ここのふかふか生地のマルゲリータがおいしくてね。カルボナーラもねっとり濃厚です。サラダとドルチェ・紅茶をつけて、ふたりで¥10,000はリーズナブルだと思う。すっかりお腹がふくれたので、その足で新宿まで流れ、伊勢丹を冷やかして撤収。

あんまり言いたくないんだけどさ。
最近ワインをグラス3杯ほど飲むと、帰宅途中の電車の中で「あったま痛てぇ~」となる。もともと飲めるが大して酒好きじゃなかったけど、いよいよ歳?弱くなったのかな!?微妙な気分です。

Bunkamuraで配布していたフライヤー。
手に取るときちょっとドキドキしました(笑)。

GW初日

雨。19.5℃/13.4℃/77%

GW初日は静かに過ぎてゆきました。
明日は渋谷に出張る予定ですけど。

そーいえば最近日経新聞とかでもWinnyの話題がよく出るよね。
個人情報が漏れたとか騒ぎがでかくなっているけれど、一般紙では間違った報道をしているケースを見かける。あれはWinny自体の問題じゃなくて、 1.P2Pネットワーク上で流通しているファイルにコンピュータウィルスが乗っていること。2.会社の機密情報などを私物PCに持ち出して(一応)仕事している人から情報が流失している、ってことだ。
1についてはPCがネットワークに繋がりはじめたころから存在しているコンピュータウィルス問題だし、2については情報漏洩対策(特に人為的情報漏洩)に属する問題。
本来だと1については十分なセキュリティ対策を行っておくべき話だし、2ついてはそもそも論、企業の情報管理問題なわけで、そいつをWinnyという名前を被して報道していると、素人には微妙に本質がぼやかされて伝わっているように思うな。

Winnyも接続ノードは50~70万ほどあるんだって?
これが中央集権的な管理体制の外で、自立的に機能し続けているというのは、けっこうすごいことだと思う。今週、あるIT業界人から聞いた話だけれど、6月上旬頃にこのWinnyネットワークが崩壊するらしいよ。これだけの利用者がいっせいに姿を消してしまうようなステートメントって、一体どんなものなんだろ う……?

BL漫画レビュー:スリークオーター

BL書評、というか、書評は全然していなくて、BL本にインスパイアされてエッセイめいたものを書いているというのが実態なような気がするんですけれど(笑)。

 やまがたさとみ 『スリークオーター』

非常に繊細なタッチのラインを描く作家のようで、ページをめくるのが楽しいですね。
そのおかげでベッドシーンも、あまりヤラシーという感じではない。
この作品について語ろうとすると、なんかかなり自分の事を暴き立てなきゃならない気がして気が引けるなぁ……ま、怖いもの見たさでやってみっか。

"スリークオーター"は、その途中のモノローグが大変重い。

思うに
異性であってもレンアイの対象になりえる人と
なりえない人がいるのと同じように
レンアイ感情のスイッチが入るか入らないか
それだけの事ではないでしょうか
同性愛の法則


これはかなり言い得て妙で、たとえばゲイだとばれると「ええ!?オレのことを変な目で見るなよな」とかいうヤツは多々恋愛対象から激しく遠いところにいるヤ ツなのはお約束。そういう誤解が生じるのは、たぶんSexすること自体あまりなんとも思っていないゲイが多いからかもしれないね。
恋愛スイッチが入っちゃえば、そりゃもう恋愛したいモード突入で、その相手は「特別な人」になるわけですけれど、スイッチが入らなかったら、どこまでいっても気のいい友人ですよ。
その流れで言うと、ゲイに友情は存在しないのか?と言ってる人はそこら辺が分かっていなくって、多分"ゲイ友"って言うのは"仲間意識"をもつ交友関係に過ぎないと僕は思うんだ。仲間だから大事にはするけれど、でも対ノンケさんのそれとどうちがうのかと問われれば「おんなじです」と僕は答える。
だから、僕は一度でも恋愛感情を持った人から「オレたちに友情はないのか?」とか言われると、「わかってねーなおまえ!」と平手打ちしたくなるのかも(って、それじゃオネェだってば)。

オレたちは何をやってるんだろう
レンアイでもなく
行きずりでもなく
イミが弱い気がする
これを何ていえばいいんだろう
やさしくするでもヒドクするでもなく
愛に満ちてるでも冷めてるでもなくて
ただ
ただ強く ひたすら強く
暴き合った


これもけっこう自分には痛く刺さった。

何回か書いたが、僕にとってはSexはあまり意味がない。
気持ちはいいけど、だからそれがどうなんだ?と。
一緒に時間を過ごすことにプライオリティを置いていて、それをこんなものに使ってしまうのはもったいないなーというのが正直なところで(苦笑)。
相手の体温を感じていたければ、他にいくらでもやり方があるし。

僕の中には巨大な"水琴窟"があると、よく想像する。
僕はそこになにかものを投げ込んでみて、どんな音が帰ってくるか耳を澄ましている。心地よい音が戻ってくれば、僕はそれが好きなのだ。
同時に相手の中にものを投げ込んでみる。それで相手が心地よくなれば、少しうれしい。相手からなにか自分の中に投げ込まれる。自分の中からいい音が戻ってきたらうれしい。そのときは「うれしいよ」という気持ちをつけて返す。

繋がっているという意味は別に身体が繋がってなきゃいけないわけじゃない。
自分の指先が次々と相手の快感スイッチを立ち上げてゆき、相手がだいたいどんな状況にいるのかは、身体の筋肉の流れを見ていればわかる(女優ネコは除いてね)。
でもそれだけ。快感のレベルがわかるだけ。
身体を繋げたところで、相手の深いところがわかるわけではなく。身体を繋げているとき、頭の中は何も考えていないときもあるけれど、大抵僕は肉体の中の孤独 を思い、自分の中にどれだけ相手の場所があるんだろうか?相手の中にどれだけ自分の場所はあるんだろうか、とか考えてる。せめて、なにか共有できたらいいけどなぁと。

身体を繋げるから、かえって見えなくなってしまうこともあるんだ。
うまく表現できないが、ふたりの間に共有できたものの量が、恋愛の大きさなのかもしれないなぁ。

巻末の"情緒不安定児"の話がなかなか良いぞ。

厄年っていえば

晴れ。20.9℃/10.3℃/24%

めちゃ気持ちのいい陽気で、外を歩いているのが楽しかった。
午前中は新宿でMtgだったので、引けたあとは快晴の中をテクテクと歩いたよ。
で、すっかり"魔法の日"だったわけです。

最近思うんだけど。
ゲイには女性の厄年と同じ33歳と37歳とかってあるんじゃないだろうか?
一応厄年とはこれ。

厄 年とは地方によって多少異なりますが、普通は男子の25歳、42歳、61歳、女子の19歳、33歳、37歳をさしています。特に【男性の42歳、女性の 33歳は一生の大厄】とされています。厄年の前後の3年間をそれぞれ前厄、本厄、後厄とし、その間はつつしましく生活を送ることが望ましいとされていま す。

まぁ迷信だと言ってしまえばおしまいだけど、医学的には体の変調が起こりやすい時期であり、社会的にもいろいろと環境が変わる時期なのらしい。

自分の周りを見てみると、33歳というか30代前半で鬱になってるゲイがけっこういるような気がする。肉体的にはノンケもゲイも変わるところはないはずだから、そうなると社会的な部分でやられちゃうという事なんだろうな。

確かにいろいろと仕事も責任が重くなるし。
あとゲイ的な出会いといえば、やっぱり30代になるとガクッと落ちてくると思う。特に20代遊びまくった人は反動がかなり来る。そうなると焦りも出るだろうし、余裕もなくなるんだろうね。マイナスのオーラが出まくるってわけ。
ということで、去年流行った勝ち犬、負け犬じゃないけれど、30代を楽しく過ごすための準備を20代のころから仕込んでおく必要があると思うな。

今日はまた魔法の日

新宿から戻ってきましたー!
めちゃめちゃ天気が良くて、気持ちのイイ日だったから、今日は魔法の日だね。(^^)

飲み過ぎ

雨→曇り→雨 15.1℃/11.7℃/71%

新人歓迎会で飲み過ぎ (@_@)
エイヒレの焙りが、めっちゃうまかったッス。

メール届かないしさ (-"- )

曇り。17.3℃/9.0℃/42%

午前中は"東京プリンスタワー"へ遊びに行ってました。
正直プリンスのメシはまずいので、お金の問題じゃなくてランチは外のファミレスで食べてましたけれど(笑)。増上寺のあたりはパワースポットなんですかね?滞在しているとなんとなく気持ちのいい場所だなぁと感じた。芝公園の緑が多いせい?

そーいえばさ。コミュニケーションの難しさってあるよな。
言ったつもりだったとか、伝わっていると思っていたとか。
そういう単純なボタンの掛け違いが、結局全部をダメにしちゃう事ってあると思うんだ。今回のメアドの件もそう。キミ指定の某氏の"名前"アドレスで送ったら届かなかったよ。なんだかなー(苦笑)。

コミュニケーションする時って、意図したことが伝わっているか、ちゃんと伝わっているかどうか確認することが大事だと思う。伝わっていると思っていたという思いこみで失敗するのは損してると思うんだ。

そーそー。
BL書評はいったん終わったんだけれど、"やまがたさとみ"という作家が描く、とても不思議なBLコミックが手に入ったので、近日これを素材にしてみようかなって思う。この作品のすごさは、たぶん、Boys Loveじゃなくて、乙女系ゲイの心理に非常に近い描写がされているところ。こんなの初めて見たよ。

癒しといえば

曇り→時々嵐→晴れ 14.5℃/9.2℃/49%

変な天気の一日だったな。
今週はどうもlowテンションらしくて微妙(苦笑)。

ランチについて書くとき、よく"新庄"って同僚の名前があがってくる。気になるルックスの男ではあるんだが、実際、彼よりも一緒にランチする男は別だったりする。
これがねぇ、ほんと相性というか。自分よか4歳年上の人で、業界人的には大先輩。社歴的には微妙に僕の方が長いという関係。
その人は、別にイケメンとかいうわけでもない1児の父なんですけど、なんてか、だべっていて安心というか、食べ物の指向とか、話題とか、いい感じで似てるんですね。リーマンともなると腹のさぐり合いだの、気をつかいだの、いろいろとめんどくさい。この人の前だとけっこう素のままの自分でいられるのはありがた い。


某ブログで、男が凹んだときは、女・子供よりも同じ立場にある男性の力や存在によって癒されるのかな??って書き込みがあった。
まぁ 実際どうかな?と思うんだが、彼とはセクションは別だが、励まし合ったり、愚痴りあったり、助け合ったりしていて、不思議な関係が続いている。なにか特別な事を話している感覚はないんだけれど、彼とランチすると気分がすっきりするというところでは、やっぱり癒されているのかもしれないね。

む゛~頭痛い

晴れ。22.0℃/13.3℃/50%

今日は午前中は用賀にいて、午後は大崎。
山手線が止まっていてえらい騒ぎだったよ、もぉ。(-"- )
おかげで田町からタクシー飛ばして、でも10分遅刻。
こういうときはお客さんも怒ったりしないけどね。

今日は朝からモチベーション↓で、なんか頭が痛くて仕方なくってさ。
出 社早々バファリンを飲んで仕事して。夕方外出先から帰社して、やっぱりバファリン飲んで、むー頭痛ぇ~と不機嫌でした。ちとエネルギー不足を感じたので、 夕飯を食べない代わりに、コーヒーとプレミアムアイスクリームを食べにタリーズへ行ったよ。バニラとメイプルを盛ってもらって、モグモグモグと。

年に何回かこういう日があるんだけど、早く寝るしかないな。

you are the last man ・・・・

曇り。16.6℃/12.2℃/64%

昨日は、用賀から半蔵門線に揺られながら爆睡していて、もうちょっと気づくのが遅れたら松原団地方面へ連れ去られるところでした。あぶないあぶない(苦笑)
僕の同僚は、前職で日比谷線を使って恵比寿まで通勤していたそうなんだが、帰りはつい爆睡して草加あたりまで乗り過ごし「おえぇぇ~」と叫んでいたんだと か。タクシー代を考えたらけっこう凹むかも。僕もたまーに1駅先まで乗り過ごしてます。そういうときはめちゃ悔しいですねぇ。

元彼は今日から短期海外出張で成田からご出国。週中には帰国するそうなので、会うとしてもそれ以降。彼が差し出されたを手を掴むのかどうか、正直わかりませんけどね。
あいつはけっこう性格悪くて、別れたあとも、いっつも成田空港の出発ロビーからメールしてくるんだよね。半分メールの打ち逃げみたいなもんだから「なに?オレってば日本で最後にメールしたいオトコなの?」とか頭を抱えていたもんです(苦笑)。
自分の経験でも、確かにパスポートコントロールの先はやることがなくて、ヒマをもてあますもんだけれど、それにしたって別れた男にメール送るか普通? (-"- )
今日も予定通りラウンジからメールが飛んできましたけれど(苦笑)。

は、さておき。
すっかり"ガブリエル様"が気に入ってしまって、身近に一人は欲しいなぁと思うところ。シルバーアクセサリーで発注かけようかとちらっと調 べてみたら、案外こんな美形(?)なガブリエル様が手にはいることが判明。ちょっと1点ものでオーダーをかけてみようか。守護天使になってもらえたら、 ちょっと楽しいじゃん?

守護といえば……去年の暮れのこと。
日比谷の某和食ダイニングである男と向かい合わせで席に着いたとき、
「オレさぁ、霊が見えるんだよね」っていきなり。
数珠とか仏壇でも売りつけられるのかと、一瞬身構えたけれど、そんなことはなくて。
「あんたを白い霊が守っているのを感じるよ。いい霊だと思うけど」
守護霊様ですか???ふむ、、、、ふむむむ。。。
ま、ありがと。
動物霊が憑いているからお祓いしろと言われるよか、全然。(-_-;
こういうのって、見える人には見えるんですかねぇ!?
なんかその日の飲みは微妙な雰囲気で推移しましたね。(笑

放課後、居残り勉強(ベルリン・天使の詩)

晴れ。17.8℃/9.2℃/37%

髪を切って。そのあと用賀まで人に会いに行った。
3時間ほど話したかな?
「あなたの愛し方は奉仕型なのね」と言われた。
……たぶん、そう。(^^;

<今日の日記はある個人向けのものなので、我ながら意味不明の箇所が多い。
以下は読まない方がいいと思う。>

さてと。昨日"ベルリン・天使の詩 デジタルリマスター版"が届けられていた。居残り勉強の素材。いつもの通り、シャワーを浴びて、朝ご飯を食べたあと、DVDのパッケージを開けた。

あらすじはここで触れるつもりはない。
見終わった感想は、ふむ、佳作だと思った。

画面から吹き上がってくるベルリンという街の、"負のオーラ"にまずやられて、今夜で解散するというサーカス団、空中ブランコ乗り、さみしいバンドネオンの調べ……自分としては苦手なモチーフのオンパレードにちょっと凹んだのは事実。
正直、僕好みの映画ではなかった。でも寝なかったよ(^^

ふむ……。
前半の人々のモノローグが天使の耳に届くシーンの連続。
人間はみな肉体という絶対的な孤独の中に閉じこめられていて、魂が解け合って1つになるなんてことはあり得ないんじゃないかって、僕は思っている。悲観的な意味じゃなくて。一つになれないから、だからこそ相手に近づくために、自分の気持ちを告げるために、言葉をあやつり、あるいは絵を描き、音楽を奏で、歌を歌うんじゃなかろうかと。

一人の天使が、一人の女性を愛するために、傍観者の立場から人の世界に舞い降りてくる。モノトーンからカラーに 世界が変わるとき、そこで初めて天使は暖かさとか、寒さとか、色彩とかを知る。その新しい世界に触れた、天使の喜びが伝わってくる。そして天使にとってはほとんど無意味だった「時間の流れ」が、自分と、愛する女性のために、はじめて意味あるものとして意識することができるようになる、というシーンはちょっと良かったな。

Private Message:
いつの時点でキミがこの映画を見たのか、僕は知らないが、キミはダミエルに自分の姿を重ねていたんじゃないかい?キミの時間に対する意識のメタファかな?と、そんな文脈でストーリーを思い返していた。

映画の中では、二人の想いが通じたあとの未来はそのまま放置されている。曲芸をする彼女の揺れるロープを、下から押さえ込んでいるダミエル。これが二人の未来のメタファなのかな??それが幸せなのか、それとも不幸な状態なのかはわからない。ただ二人は寄り添っているということだけはわかる。

冒頭に書いたように、僕はどうやら「奉仕型」の愛し方しかできないし、変なところで現実的で、ヘタレで、プライドが高いから(苦笑)。僕だったらきっと、彼女を幸せにできる男が見つかるまで、見守り続けることしかできない天使のままだっただろう。
もし天使の羽を捨てる時がきたら、ロープを下から支えているんじゃなくて、その手を取って一緒に走っていく方を選びたいな。

キミは僕のことをGabrielにたとえていたね。

"大天使ガブリエルは、ジョイ(喜び)とコミュニケーションをフォーカスします。 彼は、今ここにある喜びを認めることと、その喜びを経験することを教えます。 私たちの日々の暮らしの中にある新しい、激的な喜びを明示します。

彼は、あなたのハートが歌い出すことを見つける手助けをします。 そして、小さな喜びが現れたときに、あなたのインスピレイションと神性な内面の力を与えます。

ガブリエルは、偉大な神とのコミュニケーターとして知られています。 彼は、特にあなたの内面のコミュニケーションを助けます。毎日の生活の中で、外の世界との効果的なコミュニケーションのために現実的なサポートを与えるた め、"knowing"(あなたの内側にすでにあり、あなたが本当はすでに知っていること)と直感にアクセスすることを助けます。"


なんだそうだ。
これを踏まえて僕をガブリエルにたとえたのなら、キミはたいしたヤツだと思う。

Gabrielにたとえられた天空の月より

インターミッション

晴れ。17.6℃/10.0℃/18%

めっさ気持ちの良い1日でしたー!

ランチを新規開拓しようということで、同僚ふたりと連れだって"TOKIA"へ。2階のスペイン料理バーの"BAR de ESPAÑA MUY(バル デ エスパーニャ ムイ)"でランチ。ここは夜飲みに来たらたのしそー(^^)


ランチプレート(¥1,200)は、スープ、サフランライス、カジキマグロの煮込み、スペインオムレツとなんかの揚げ物、そしてサラダ。食後に紅茶をいただきました。同僚ふたりは腸詰めハンバーグみたいなもんを食べていた。
なかなかうまかった。
最近イタリアンとか同じようなモノばかり食べていたので、ちょっと新鮮。今日のふたりと「TOKIA全制覇しようぜ!」っていうことになったので、しばらくTOKIA通いになりそう。
 午後は外出。この写真は八重洲から日本橋室町の"マンダリン・オリエンタル"を撮ったもの。風は強かったけれど、ほんとうに抜けるような青空。遠くに雲がかかっていて、僕好みの"ベルエポックの青い空"ですよ。これは。マンダリンといえば、日比谷の"ザ・ペニンシュラ"もどんどん立ち上がってきてる。ほんと竣工した暁は楽しみ。

で、外出先から戻ってきて、タリーズ某店を通りかかると、こちらを見た女性バリスタふたりが目配せしてる。ふむ……。
「いらっしゃいませ♪」目配せする2人。
「ショート、ソイラテ、持ち帰りで」
「え~!?今日はちがうんですか?(笑)」
「ははは、フェイントだよん」
「『ショートスキミーモカ』って言おうと2人で待ってたんですよ」

ははは。お互いに笑いあう。
コーヒーひとつ買うのも、こうなってくると少し楽しいよ。

オフィス内でも女性スタッフとふざけあったり、新庄と社内のうわさ話に盛り上がり、新卒スタッフのサポートをしたり……こうやって楽しく一日が過ぎてゆく。(^^)

その裏側で、元彼を引っ張り上げるための"ダイブ"の 準備も進めてる。他人の心に潜ってゆくことを僕はダイブと呼ぶ。心象風景の向こう側から、助けを求める泣き声が聞こえたら、僕はそこへ分け入っていく。い つか、僕はミイラ取りがミイラになって、戻ってこれなくなるんじゃないかと思うこともあるけど、恐怖と恍惚が隣り合わせになった"ダイブ"は麻薬的な中毒性があるんだ。僕は奥村英二になりたいのかもしれない。

ゴーストとマスターキー

昨日は朝の通勤途中から、剣呑なメールを受信。
「俺、会社辞めるかも」

うーむ。元彼ですね。(苦笑)
動物にたとえると孔雀みたいな男で、羽を広げてみせるさまはゴージャスの一言なんだけど、彼がどうやら尾羽打ち枯らしているらしい。

ま、こちらも別れたばかりで、そうそう他人さまに好意を振りまく気分でもない。つーわけで「は?どうしたの?剣呑な話だな」と打ち返す。
しばらくして、状況と、心情と、退職後の見通しとか書き綴られてきたけれど、うーむ。あんまりいい選択していない感じがするなぁ。キミがその選択をしたら、たぶんマイナスのスパイラルに落ちるぞ。ご両親と今彼が付いていながら、なんで彼をここまで放置したかなぁ(苦笑)。

はっきり言って、自分ならこの状況を好転させられる自信はあるんだけれど、好意の在庫が不足してるし、手を出したい気分じゃない。……といいつつ、彼は僕の最大の好意にアクセス可能な"マスターキー"を持った人のひとりなんだよなぁ。

「キミがSOSを発したら、ブエノスアイレスから車で72時間かかる場所でも、オレは飛行機に飛び乗って助けに行くよ……ただし宇宙とあの世は適用外」
そういう約束がある。
本当にSOSが飛んできたら、崩れ落ちそうな火事場でも僕は乗り込んでいくだろう。って、元彼はSOSを口に出す力も残っていないようだが。

野獣にマスターキーをあげることはいつでもできた。
僕は、リアルな自分の証左のために自分のアイテムを要所で渡していたけれど、彼からはそれがなかったから。ゴーストの世界(実在が不透明な世界)は適応外なんで、最後までキーはあげられなかった。

とりあえず、元彼のケータイを鳴らしてみるか。
僕は(動物の)お医者さんじゃないんだけどな(苦笑)

さてと仕事だ。

タリーズコーヒー某店の宿題結果発表(^^)/

曇り→暴風雨→晴れ 20.7℃/15.0℃/45%

一時期すごい風雨だったな。
13:00から新宿でミーティングだったんで、12:20頃慌ただしく日比谷駅から都営地下鉄を乗り継いでいったんだけど、京王プラザホテルの前から地上に出たときはすっかり晴れていたよ。ラッキーだったね

さてと。さまざまな打ち合わせを終えて18:00。
宿題の答えをいただきに、タリーズ某店(ってバレバレ)に行ってきました。
「ショートモカ、ノーファット、持ち帰りで」
オーダーが復唱されるカウンターのなかで、僕の顔を見た女性バリスタが一瞬「んー、私なにかを忘れている」と眉根をよせたあと、やおら事務所に駆け込んで行った。こらー宿題してなかったな(笑)。

で、コーヒーが出てくるころにあわせて教えていただきました。
TULLY'S レギュラーMochaのカロリーは次の通りでした。

Short:217Kcal
Tall:273Kcal
Grande:327Kcal

ふむふむ。僕の予想ほどじゃなかった。
Tallサイズでコンビニの"ツナおにぎり"1個分くらいのカロリーって感じですね。
低脂肪乳で作ってもらえば、これより抑えることができるわけだ。

ちゃんと宿題できてましたよ。顔覚えてくれててありがとう ^^
これからもよろしくです。>スタッフのみなさま

仕事を切り上げて、プランタンのOPSISに寄ってきました。途中で見かけたビックカメラの壁がとてもきれいでしょう?並木が芽吹いて、萌葱色が夜景によく映えてます。

宿題

晴れ。20.6℃/14.8℃/50%
皇居の緑が美しい、暖かすぎる午後でした。

すでに書いているけれど、最近Japan Timesねらいで、TULLY'S COFFEEに通ってる。だいたい"ショートモカ、ノンファットで"とオーダーしている。スタッフの女の子に「ホイップクリームは入れてもよろしいでしょうか?」と尋ねられれば「お願いします」と答えていた。

今日の午後
「ホイップクリームは入れてもよろしいでしょうか?」
「かなりカロリーあるんですか?」
「それでも低脂肪乳を使ってますから100Kcalは低いですよ」
「そうですか」

受け渡しカウンターで待つ僕
「…………」
「あの……普通のショートモカって、いったい何カロリーあるんですか?」
思わぬ質問にとまどうスタッフたち(笑)。

「2、3分お待ちいただければお調べいたします」
ちょっと首をかしげた僕。
「えーと、急いでいるんで、今度来た時に教えてくださいね」
「かしこまりました」

と、まあ、タリーズコーヒー某店に宿題を残して立ち去ったんだけど、そもそもあれって何カロリーある飲みモンなんだ??
ひょっとしたらダイエッターの敵かもしれないよ ^^;


僕の予想は、お値段と同じ330Kcal(笑)

『空に近い週末』を知ってます?

月曜日のお別れの話は、これ以降は書かないつもり。
いつか彼と再会することがあったら、笑って握手して、肩を抱くことはできそうだ。^^
いびつな状態の関係は重荷だったけれど、単にそれだけだったからさ。

火曜日、ブログを書いた後、ほどなくしてランチタイムになった。
よく晴れたお昼下がりで、オフィス近くのカフェでBLTサンドをパクついていた。
多少虚脱感はあったけれど、かわりに周囲のざわめきが心地よくて、時間の流れに身を任せていた。差し込んでくる日差しに目を細めていたよ。

昨夜は深い眠りに落ちた。23時頃からベッドでスヤスヤ。
6時間寝れば十分なので、今朝は早起き。
シャワーを浴び、髪をすすいでいる時に、何年かぶりで『空に近い週末』を思い出した。学生時代に聴いていた、絶頂期の今井美樹が歌う癒しの曲。
そっか、僕は疲れていたのかって、あらためて意識したよ。

先月から「オレ、帰らなきゃ」って繰り返し言っていたっけ。
月光の世界から、明るい日差しのもとに戻りたかったんだね。
曙光で空は白みはじめ、月は隠れ、星が次々と姿を消していくなかで、僕は新しい一歩を希求していたんでしょう。青い空が好きだから、この歌を思い出して、僕は一瞬で元気になった。

Oh~I'll Never Cry Again
Just Sunshine In My Heart
忘れることは
許すこと たぶん そうね


彼と語り合ったことを忘れることはないだろうし。
許すのは……「がんばったよな、自分」ってとこか!?

ここで今井美樹を思い出すとはな……歌の力ってスゴイや。


=== 空に近い週末 ===
週末に
ひとりなんて 久しぶり
椅子をベランダに出した

どれくらい
疲れてたか いまわかる
日差し 素肌につもる

Ah~なにもかも 見えなくして
ふたりの愛は
悲しみへ 急いでいた

さえぎるものの
ないキラメキに
ただ帰りたかったの
不思議ね 空が近い

まちがいに
気づいたのに 戻れない
そんな恋 ねぇあるのね

遠くから
小さな子が はしゃぐ声
歌のように聞こえる

Ah~目隠しで 過ぎた時が
残した傷に
こだわりが いま消えてく

さえぎるものの
ない風景が
胸にまた生まれそう
見上げた 空が近い
不思議ね 空が近い

Oh~I'll Never Cry Again
Just Sunshine In My Heart
忘れることは
許すこと たぶん そうね

さえぎるものの
ない青空に
あこがれていたんだわ
不思議ね 空が近い
いつより 空が近い

唄:今井美樹

Perspective

晴れ。22.3℃/10.3℃/28%

ちとお疲れさんだったので、定時であがって帰宅した。

自室の本棚には、何冊か飛行機とパイロットに関する本が並んでいる。パイロットの元彼がいた時に、折を見て買い求めたものだ。いま考えると笑っちゃうけれど、一時期は「ダッシュ400は〜」なんてうんちくをたれていた時期もあるんです(笑)。
元彼の不思議な行動の一つが、一緒にお茶をしていると、時々遠くに視線を飛ばし、続いて時計を見ては「パリ便はいまごろ××のあたりだ」とボソッとつぶやくことだった。これがパイロット一般の姿かどうかは分からないけどね。

サン・テグジュペリの「夜間飛行」「人間の土地」を読んでいて、個別のエピソードを取り上げていても意味がないような気がしていて。僕なりにこれかなぁと感じるキーワードが"Perspective"なんだ。

【名-1】 透視図{とうしず}、遠近{えんきん}(画)法、遠近感{えんきん かん}、透視図法{とうし ずほう}、奥行き{おくゆき}
【名-2】 展望{てんぼう}、物の見方{みかた}、考え方{かんがえかた}、観点{かんてん}、視野{しや}、大局観{たいきょくかん}◆【類】viewpoint
【名-3】 バランスのとれた見方{みかた}
【名-4】 見込み{みこみ}、(将来{しょうらい}の)見通し{みとおし}、目途{もくと}
【形】 遠近法{えんきんほう}の

出典はアルク提供"英辞郎"

たぶん彼の著書にこれ以上ふさわしい言葉はないと思う。

いきなり話は脱線するが、飛行機に搭乗する際、僕の最大の楽しみは"Air Show"を 飽かずに眺めることだ。世界の真ん中が移動してゆく不思議さ。数時間前、自分が何千マイルも後ろに置き去りにしてきたことを想う気持ち、これから数時間後、何千マイルか先で自分を迎えてくれる新たな世界への希望。そして世界の真ん中の地上で展開されている、自分の知らない世界へ降りてゆく意識。窓から外 を眺めれば星が横に並んでいる錯覚に陥るし。これらがない交ぜになって、空中で恍惚とした悦びに浸ってます……ってまるでアホじゃん(苦笑)。ま、空中にいるときの僕はこんなバカ状態になってるわけです。

サン・テグジュペリ時代のような英雄譚が語り継がれる空は、もう世界のどこにもないんだろうが、定時運行実現への強烈な責務は、現代のパイロットにも受け継がれていたよ。そして"Perspective"な時空感覚を持った人たちと接して、一緒に意識を飛ばしているのは、とても楽しいんですよ。チャンスがあったら試してみてください。^^

プラド美術館展へ行ってきたよ

曇り 12.0℃/6.3℃/70%
午後、雲が切れて日差しが降りてくるとじんわりと暖かくなる陽気だった。

さて、週末どちらかは外出することにしているのだが、今日は"プラド美術館展"を見るために、東京都美術館まで出張ってきた。上野公園口の改札を出ると漂うたこ焼きの香り……ああ、上野だなぁと思うわけだ。午後3時をまわっていたから、会場へ急ぐ。

のっけからなんだが、僕はスペイン絵画が苦手だ。モデルになっているラテン系の人たちは面長で、なんか疲れたロバを連想して気分が滅入るからだ。
スペインを代表する画家エル・グレコのユニークさは嫌いじゃない。立ち上る蒼いオーラは迫力満点だが、自分の部屋には飾りたくないなぁ(苦笑)。
またルーベンスの流れをくむオランダ絵画も僕は苦手。黒っぽい背景の中に浮かび上がる白磁のような肌の男女は演出は劇的だけど、ほら、僕は"印象派の青い空"が好きな男だから、光の量が足りないんすよ(苦笑)。

で、印象に残った絵をいくつかアラカルトに。

スルバラン、フランシスコ・デ 『神の愛の寓意』
これを見たとき、「おお!?『Romeo+Juliet』の意匠のルーツはここら辺なのか??」とびっくりした。燃えている心臓、光を放つ精霊を表す鳩が飛んでいる。これは映画の中で繰り返し出てきたイメージだ。ラテンの世界では一般的な意匠なのかな!?

"ボデゴン"
静物画のことだが、僕は静物画も嫌いだ……って嫌いなものばかり。だって静物画って僕的におもしろくないんだもん。と、いつもは駄々をこねるんだが、今回はちょっとちがった。ちょっと……いいね。

サンチェス・コタン、フアン・デ 『狩猟の獲物、野菜、果物のあるボデゴン』
これがね、とても瑞々しくて、背景の黒と手前の野菜や吊し鴨の色彩の間に強烈なコントラストが生じていて、おおっ、ちょっといいじゃん!と感じたのだ。
もう一つ。

メレンス、ルイス 『風景の中の西瓜と林檎』
夕方というか、嵐の前の曇り空のもとで光を放っているスイカの瑞々しい生命力。いいなぁ。おいしそう。


結局、僕はわかりやすい絵しかわかんないんだよ。
静物というと食べ物や花を描いていたものが多い。その食べ物を口にしたいと思うか、その花を手に取りたいと感じるか、そんなものくらいしか判断基準がないんだ。

テッツィアーノはヴェネッツィアを代表する画家で、今回も展覧会の目玉となる作品が飾られていた。ふむ……僕は同じヴェネッツィアの画家ならば、カナレットの方が好きだ。サン・マルコ広場を描いた彼の絵が好きだ。

そして、みんなが見惚れていた。
ムリーリョ、バルトロメ・エステバン 『貝殻の子供たち』


これは思いっきりイエスとヨハネを描いた宗教画なんだが。
天使のふたりがかわいい上に、なんか料理の味見をしているみたいに見えませんか?なんか台所に飾っていると。おいしいごはんができる御利益がありそうな感じ。ラファエロの天使とはひと味ちがったかわいらしさがあるね。

やっぱり時代的にオランダ絵画、ルーベンスの流れを汲んで、要は背景の暗い絵が続いていて僕的にはちょっと欲求不満だ~。 ^^;

ブッサン、ニコラ 『廃墟のある風景』
ちょっとアンリ・ルソーっぽくて、気になる一点。

バッタリオーリ、フランチェスコ 『アランフエス宮殿の眺望』
色のコントラストが強烈なせいか、まるでレリーフのように見える宮殿の塀が不思議な感じがした。ふむふむふむ。

で、僕が一番気になった作品は、今回もポストカードになっていなかった(T-T)。
ヨルダーンス、ヤーコブ 『メレアグロスとアタランテ』


ギリシア神話がルーツなんですね。
メレアグロスが中央の男性で、アタランテが右側の女性。
Wikipediaで調べたら、このエピソードの時点でメレアグロスは妻帯者、アタランテは未婚の女性……のハズなのに、絵画の中ではまるで青年と中年女。メレアグロスの、傲岸な若さを表現した肉体と、なにかにとまどって少し困ったように遠くを見やるまなざし。勝利の猪を見やるわけでもなく……。
それに対して、神話だとおそらくスプリンターのような肉体の持ち主のハズなのに、この絵ではボディラインの崩れたようなアタランテ。なんでこんな風に描いたのか謎だ。なにか寓意が込められているのか??

さて、次はなにを鑑賞に行こうかな ^^

BL漫画レビュー:Love Me Thru The Night と NewYork・NewYork

外出なんで、さらりとね。

裸になることとSexなんぞについて書きたくなった今日の2作品。
素材は 紺野けい子 『Love Me Thru The Night』
羅川真里茂 『NewYork NewYork』
横文字の作品がふたつ並びましたね。

友情と恋愛のさかいめはどこだ…? 名古屋に単身赴任中の親友・時田ひろは実家があるにも関らず、上京すると必ずオレ(柏木律)の家にやってくる。オレがゲイで、密かにひろに恋心を抱いているとも知らず…

Love Meのテーマは"10年愛"というところか?ストーリーは、主人公二人が24歳の時から始まる。出会いは14歳。きっかけは中学時代のバスケ部という設定。二人の関係の奥行きを広げるため、学生時代のころのエピソードは回想として挿入され、ハッピーエンドに向けて律の想いの深さをうまく表現している。

「紺野うめぇなぁ~」と思わせるのは、エピソード1と2の落差だ。エピソード1は10年来の想い人のために食事を作る律のモノローグと、名古屋から律の家を目指しているひろのやはりモノローグだ。距離と気持ちがだんだん近づいてゆくのがわかる。一方で、二人が食事するためにはそれぞれ調整しなければならない相手がいる、という伏線がさりげなく表現される。「片想いでもいいや。とりあえず今夜ひと晩はオレのもんだし」と暖かい食卓で終わるのだ。いいね。

で、エピソード2は冒頭から「……が、人というものは、悲しくも。心と身体は別な物質でつくられているらしい」と律がセックスフレンドを犯している描写から始まる。10年愛を貫く一方で、現実の性生活を描写する落差にものすごいリアリティがある。竹宮恵子が『風と木の詩』のなかで「人は誰でも性の前に泥臭く汚れて行く」とオーギュストに語らせているが、言い得て妙だ。Love MEでは割愛されているが、律とセフレがどこで出会ったのか、あるいはセフレ貴文の前に何人の男がいたのか……とか追求してゆけば、そこにはきれい事じゃすまされない現実がある。
聖なるものを希求する自分と、泥にまみれた自分がいて。ひろを想って求めて、でも手が届かないから自慰にふける律がいる。それに対して、ひろの性生活についてはほとんど描写がないから、きれいなままだ。ちょっと狡いかなという気もするが(苦笑)。律の自慰は、"想い"という崇高なものと、"性"というエゴイステックで汚れた(としておこう)ものが交錯する象徴的なシーンなのだろう。

最終最後は両想いでハッピーエンド。やっぱりセックスで終わるのだが(笑)。聖杯を手に入れて、それを愛でる行為はうつくしい光景だ。物語はここで終わるが、その後に続く長い長い日常も、二人で幸せに過ごしていってもらいたいものだ。

さて、一方で、よりリアルゲイな"NewYork NewYork"

 ニューヨークの警官であるケイン・ウオーカーは、オフの時間は同僚にも誰にも秘密で、マンハッタン、クリストファー・ストリート――ゲイの溜まり場へと出かけて行く。彼はそこで一夜の相手を求めるのだが、その夜は運命的な出会いをした。金髪碧眼の美青年、メル・フレデリクス。やがて二人は恋に落ち、 真剣に愛し合うようになる。ところがメルには以前恋人がいて、過去を知るにつけてケインは嫉妬を抱き、メルに冷たくあたるのだった。やがてメルは麻薬取引の現場に巻き込まれ、その犯人はそれは意外な人物だったのだ……

まぁ確かに舞台は外国だし、思いっきりファンタジーじゃないの?と言われれば「かもね」としか言えないや(笑)。僕はカストロストリートしか知らんし(爆)。

ケインは男前でセックスする相手には困っていない。ゲイということを隠すためにゲイバーで行きずりの男を拾ってセックスしているという設定。
ふむ。ありがち……かも(笑)。まぁ一夜の相手をいちいち自分の部屋に連れて行くか?と突っ込みを入れたいが、ゲイは下半身にだらしないという批判は一部真実だ。
一方メルはモノガミスト(一夫一妻制を信奉する人)である一方で、生活のために男妾をしていたという過去がある。

セックスに対して対照的な考えを持つ二人だが、孤独を癒すために行きずりの男と寝る男も、生活のために身体を売った過去を持つ男も、NewYorkというあこがれと現実の落差の激しい街でお互いにひどく孤独であって、その行為はたぶん無意味な時間つぶしだったのだろう。そして「性の前に泥臭く汚れて行く」人間が、セックスにちゃんと意味を見いだしたとき、それはあらためて輝きはじめるのだという希望も提示されているように見える。こちらは最後結婚、死別までストーリーが展開される大河もの。

蛇足だが。
ケインがメルのことを「理想が服を着て歩いていた」と表現するシーンがある。

よく考えると案外人間って他人の裸を見る事って少ないと思う。学生時代はそれこそ性欲とかなしで更衣室で着替えているが、普段、人を服をまとっている。服を着るって行為は人格を守る武装でもあるし、あるいは社会性を維持するための装置と記号でもある。服を「脱がされる」というのは武装を解かれるということ。 あとはもう「身体と中身」で対峙するしかないわけだ。僕は服を脱ぐ、脱がすという行為にそんな意味を込めている。

BL書評はいったんこれでおしまいです。

BL漫画レビュー:君の名はスター

ひさしぶりに復活。BL書評。

「BLマンガ?くだらねー」ととりつく島もなかった野獣に、キミと似た設定だからと読ませてみた。どうやら興味を持ったらしい彼が、一番気に入ったのは"紺野けい子"作品だった。その中で一番おすすめなヤツを取り上げよう。

紺野けい子 『君の名はスター』

あらすじ:
女子社員を片っ端から食いまくりだと噂の須藤が路上で歌う姿を見かけた広川。それをきっかけに広川は須藤の意外に不器用な素顔を知る。次第に、須藤を好きになっていく広川。そして須藤も広川に惹かれるようになる。だが、須藤はその関係を失うことが怖くなり……。

最初にこの作品に触れたとき、すぐに連想したのが、きたがわ翔『C 男性失格』だった。「男性失格」も昼間は豪快に振る舞っている出版社勤務の主人公が、実は繊細で、かつSexにコンプレックスを持っているという設定だった。そのコンプレックスのせいで何年も恋愛から遠ざかっていたが、偶然に知り合ったフィットネスクラブの女性イントラと付き合うようになり……。その彼女が本当に女神さまみたいな設定で、主人公のコンプレックスを温かく解きほぐしてくれるわけですよ。北海道の女の子はみんなこうなのか??

君の名はスターも、実はウケの須藤を女の子に戻してあげれば、正当派のBoy meets Girlの物語。ただまぁ、コンプレックスを抱えた女の子を癒して救う白馬の王子さまって話じゃ捻りがない。たんに予定調和に落ちるだけだからな。そこを 男同士の同性恋愛にしてハードルをあげ、なんでオレはこの人が気になるんだろうと登場人物を悩ませる。だから逃げてみたり、嫉妬してみたり、反発してみたりという気持ちの変遷をより際ただせて描いてみせることができているのだと思う。

1.絵柄
うまいと思います。見ていて破綻がありません。
男性の身体をとてもきれいに描けている人だと思います。

2.ストーリー
やはりうまいですね。ノンケ二人が人としてお互い惹かれあってゆく姿を丁寧に描いています。絡んでくる女性もしっかり描き込まれており、添え物になっていないところが好感もてますね。

3.エロ度
Sex描写は何回か出てきますがきれいなもんです。
Sexそのものよりもそこへ至った過程を丁寧に描いているのに好感が持てます。

4.まとめ
たぶんお薦めボーイズラブコミックのベスト5以内に入る作品だと思います。

絵柄 :★★★★★
ストーリー:★★★★★
エロ度 :★★☆☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)

ひみつ

雨→曇り→雨 16.6℃/11.9℃/79%

今日は水曜日。週半ば。
あっという間に時間がかっとんでゆく感じがしますね。

朝から乃木坂へ直行で、それも予定より20分も早く着いてしまったので、Subwayでコーヒーと、小腹が空いたのでポテトをつまみながら本を読んでました。仕事中にぽっかりと空いた時間をつなぎ合わせて、お茶したりするのは小さな喜びかもしれない。
最近はタリーズコーヒーづいていて、"Short モカ、ノーファット"を持ってオフィスに向かうことも多いんだ。もともと紅茶派だったのに、タリーズでJapan Timesをもらうのが癖になっちゃったせいかもしれない。

日常ってのは習慣や癖の積み重ねみたいなもんで(みたいなことを本で読んだわけですが)、あんまりこだわりが過ぎて自分の首を絞めていたら元も子もないんですけど、自分で幸せになれる習慣をいくつか持っていると、毎日が楽しく過ごせるね。

鄙にはまれな

雨。13.3℃/9.5℃/88%

今日は朝っぱらから直行だったんですけどね。
千葉県住みの僕としては、神奈川県のそれも戸塚に来いというのはかなりつらかったっす(笑)総武横須賀線に延々揺られてました。
その間も"夜間飛行"を読み続けていて……これはすばらしい名作ですね。1フレーズ1フレーズが美しく、屹立した情景が描写されていることに、静かに感動してました。これはちょっとやたらな感想は書けないので、少し時間をおこうと思います。表面だけなぞって恥ずかしいもの書きたくないもんな。

で、 延々と東京湾を巡るように移動をしていたわけなんですが、錦糸町、品川と人がどんどん降りてゆく中で、車内にはずいぶんかわいい男の子たちが残っているのに気が付きました。へぇ~どこの学生だろうと……とチェックしていたら、ドサッと戸塚で下車。おおっ!?と思いましたよ。どうやら明治学院大学の学生たちみたいなのですが。雛にはまれなイケメンくんたち……なんて言ったら怒られそう。(笑)

意外なところで目の保養したおかげで、今日もちょっとだけ魔法の日でした(笑)。

夜間飛行

雨。12.0℃/9.5℃/65%

今日は年に数回の魔法の日だった……って言っても意味わからないだろ?
年に数回特に機嫌の良い日があって、その日はどんなお願いも叶えてしまうというおめでたい日だったんだ。その恩恵にあずかれる人はあまり多くはないんだけれど、今日お願い事をしてくれた人には、ひょっとしたら良いことがあるかもしれません^^。

 ってなんか特記事項もないな。(苦笑)
そうだそうだ。サン・テグジュペリの"夜間飛行"を買いました。駅前の本屋さんでは、急に"人間の土地"が大量入荷していたよ。微妙に読者が増えているのかなぁと思ったりして。

藤田嗣治展に行ってきたよ

晴れ。17.9℃/10.1℃/20%

よく晴れた心地よい週末だったので、藤田嗣治展に行ってきました。
竹橋はリュックサックを背負った初老の男女でごった返していました。一部は北の丸公園へ流れて行き、残りは国立近代美術館へ。まったく定年退職後の団塊の世代の方々は元気だね。

藤田嗣治という画家のアウトラインはこんな感じ。

現在においても、フランスパリにおいて最も有名な日本人画家であり、明治以降の日本人芸術家で藤田嗣治ほどの成功を海外で収めたものは他にいない。猫と女を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れつつ、独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは西洋画壇の絶賛を浴びた。エコール・ド・パリ(パリ 派)の代表的な画家である。

特別展の会場に入ると、自画像からスタートして数枚目で「乳白色」の絵が始まる。あらかじめ言っておいた方がよいが、僕は藤田嗣治の絵は苦手の方だ。今回は、なぜ藤田を好きになれないのか、じっくり調べてやろうと思ってやってきた。


すでにこのブログでもさんざん書いているように、僕は"印象派の描く蒼い空"が好きな男だ。まず藤田の「乳白色」の絵の前に立ってみた。確かに不思議な白さ。キャンバスの大部分は乳白色で、それに微妙な濃淡がある。牛乳の中に漂っているというか、フレスコ画の微妙な凹凸が作り出す濃淡に近い。幻想的でもある。
一方不思議なのは、裸婦たちの描き方。なんというか官能的という感じがしない。恥じらっているというより、なんか悲嘆にくれているような感じ。ふむむむむ。瞳だけが黒々としていて、吸い込まれるような力強さはある。

画家が裸婦を描くときのパッションってなんだろう?
たとえば若いころのミケランジェロ作品の前に立つと「なー、ここの筋肉の感じいいだろ?ほらここのひねったボディラインが作る印影のところとか……ちゃんと見てる?ほらほら、いいだろ!?」とまぁ、ミケランジェロ自身の欲情と自慢が伝わってくる(気がする)。
僕はゲイだが、きれいな裸は男女ともにちゃんとわかるし、それを描いたり、撮影している人の欲情も感じ取れる方だとは思う。
藤田の裸婦からはそういうアピールが伝わってこないんだよね。なぜ裸の女性を描きたいのか?肉体の美しさを余すことなく表現したい……という感じでもなさげだし……なにか悲劇性を帯びたメッセージがあるわけでもなさそうだし。僕のチューナーは彼のパッションを拾い上げる力がないのでしょう。それよりも裸婦の隣にいる"猫"。彼らの表情はとても豊か。描き込まれた毛艶の美しいこと、くねらせた身体の柔らかなこと……こちらの方から「どう?ちょっといいでしょう?」というメッセージが伝わってくる感じがするんだわ。脇役に関心がいっていていいのかな???

それから、彼の作品って油彩なんだが、なんというか、リトグラフのような線画なんだよな。キャンバス上に、黒い硬筆で区切られた空間と曲面があるという感じか?近くで見るとイラスト的というかマンガ的というか……デッサンが歪んでいてヘタウマに近い印象すらある。猫をのぞいてね。^^ 猫がたくさん描かれている作品なんかは、まるで鳥獣戯画のノリだった。

その他に戦争絵画は迫力はあったが、平凡な作家のそれとあまり変わらない。
子供を描いた一連の作品は、着色写真のような色遣いで、かつ"キモカワイイ"感じで、女子高生向けアートグッズにしたら流行るかも。^^
最後の宗教画はこれも不思議で、南米に滞在していた影響か、エル・グレコに通じるようなスパニッシュ独特の風合いが盛り込まれている。だけど……あんまり絵からパッションが伝わってこないんだよな。ふむ。僕は藤田さんとあまり相性が合わないようだ。(苦笑)

こんな事を書いていると、野獣はどんな反応をするのやら。
目を細めるのか、肩をすくめるのか。
どうなんだろうな…… ^^

Nifty Serve ってサービス終了していたんですね

晴れ。17.9℃/9.4℃/53%

かなり暖かい一日でしたね。

インターネットというか、大昔のパソコン通信を始めたばかりの頃。お節介ババァみたいに"ネチケット"って言葉を乱発する奴らがいて、彼らが大嫌いだった。僕はルール破りな人間ではなかったつもりだが、不文律を振りかざして他人をしかりつける彼らの姿が好きになれなかったんだ。しかられるのはたいてい初心者、しかる奴らはたいてい理屈っぽく、その声にあまり暖かい視線が感じられなかったせいもあった。

今年に入って僕はJustsystemのSyuriken-PROというメールソフトを買った。というか買わざるを得なくなった。朝、オフィスでPCを立ち上げると会社のアカウントに数百通の迷惑メールが押し寄せている。フリーのメールソフトThunderbirdの迷惑メール防止機能でかなりしのいでいたが、それでも手元には山のように迷惑メールが残るし、逆に仕事のメールが迷惑メールフォルダに落ちてしまい困っていたんだ。

4月に入ってから、ブログにアダルト系のコメントやトラックバックをつけるヤツらが現れて気分が悪い。いままでは、アダルト系のトラックバックをつけてくる人が多かったアメーバブログからの接続を制限していたけれど、今週からはしばらくの間、こちらからトラックバックを張っていないところに対しても制限を加えることにした。ひょっとしたらコメントにすら制限を付けなきゃならない日が来るのかもしれない。

"フリーライダー"ってのは経済学の用語だけど、 ネット上でも定額コストのメリットを最大限に利用して、他人さまに迷惑を振りまいている"ネットフリーライダー"って連中がいる。以前勤務していたISPでは、法務部から毎日のように、個人向け接続サービスを悪用するアダルト業者に対してサービス停止通告を送っていた。でも彼らはクレジットカードを変え、 住所を変えて何度でも申し込みを試みていた。それが他人さまの迷惑になることは、彼らにとってはどうでも良いことだったようだ。

ネチケットっていうのは、初めて接する者にとっては、それを説く者の態度もあって反発するか、萎縮する原因になっていたとは思う。が、簡単に言えば、まぁルールを守れというよりは、他人を思いやれという事なんだ。
毎朝自宅近くの交差点で信号無視をする高校生たち。高校時代は自分もさんざんやっていたことだが、その問題がいまは分かる。キミが怪我をしなかったのは運が良かったんじゃなくて、他人がルールを守ってくれたため。他人の思いやりのおかげでキミはたまたま怪我をせずにすんだ。それは甘えなんだよって。それに甘えているうちは子供だよってな。

もう一つの問題は、それを今どきの大人が説明できないってこと。同じ交差点で、赤信号すれすれになってつっこんでくる車の数が急増していることは肌で分かる。右折専用信号が点灯している時に平気で直進する車も多い。信号待ちをしながらそういう運転をするド ライバーの顔をたくさん見てきた。年代、性別問わずいろいろいるが、共通しているのは、卑しい顔つきをしている人が多いってこと。なにをもって卑しいのかと説明はしないし、する気もない。僕がそう感じただけ。子供と同じ事をやっている大人が、子供を叱れないのはあたりまえだよな。

なんでこんな事を書いたのかといえば。
このブログにもアダルト業者の手が伸びてきたことが不快だったのと、もう一つは先月末にサービスを停止したパソコン通信"Nifty Serve"へのオマージュだ。

いま考えれば、独占に近い通信会社が支配するパソコン通信サービスにはある程度の秩序があって、そしてネットワーカーというか、自らをネットの住民と意識して活動している人が多かったように思う。だからリアル世界と同じく、せめてお互い気持ちよくすごそうよという意識はあったと思う。初心者は先輩に叱られる 時もあったし<ネチケット。"Nifty Serve"からネットに触れたのは、僕にとっては悪くない経験だったといまでも感謝している。

僕が"Nifty Serve"を離れたのは1996年。
インターネットの世界に足を踏み入れ、それから2度と戻ってこなかった。

通信キャリアは別として、インターネットを独占的に運用する業者はいまはいない。
ブロードバンドがある程度普及して、それを高速道路にたとえたISP経営者もいたが、実現してみれば、それはパケットが洪水のように流れるただの土管であっ て、不快のモノをまき散らし、不快のモノを引っ張り込む、やっぱりただの土管のような気がする(もちろんイヤならネットワークに繋がなければよいという意見はあるでしょうね)。それは接続サービスであって、情報サービスではないから。"Nifty Serve"のような、誰かに設計され、管理された世界にはない自由を謳歌しているけれど、でもなにかを失ってしまった気がする。

いま、 僕らは混沌としたネットワークの海を漂流している。もう"ネチケット"ってやつで叱ってくれる人もいなくなった。というか、叱れる根拠が見つけにくくなった。利用者それぞれが自分のドメインに立てこもり、自分の使い方にのみ固執し、ネットワークサービスを自分に都合の良い目的のために情報を吸い出す(ある いは送り出す)土管の役目としか見ていないから。なんでもあり。不快のモノ(迷惑メールとか)は技術で閉め出して、検索エンジンを使って自分の好みのモノ、探しているモノにしか触れなくなる。なんか僕らは情報のあふれる海の中で、自らタコ壺にはまりこもうとしているような錯覚すらあるよ。良くないね。

やっぱりさ、ネットワークの世界でも思いやりって必要じゃない?

春はひたすら眠い

曇り。11.2℃/8.2℃/56%

今週も終わった〜疲れた!
新年度が始まっていろいろと環境が変わったのが疲れる原因の一つだろうけれど、それ以上に4月に入ってからコート着用を止めたんですよ。さすがに春だし……と思ったらここ数日朝晩けっこう冷え込んで、スーツで外をウロウロしていると寒さで震え上がっちゃうわけっす。さみーって。身体が冷えるとやっぱり疲れがどっと来ますね。

今週はRubyというコン ピュータ言語について、通勤電車の中で参考書を読んでました。ソースコードを眺めていると、猛烈な眠気が襲ってきて、10分もしたら眠りの世界へ落ちてゆくわけなんですが、ちょっとでも理解が進むとはまります。以前から文字列の処理をなにかの形でやってみたいと思っていたので、しばらく熱中するネタができたって感じかな。

最近テレビを見ていないな

晴れ。20.6℃/9.4℃/34%

外を歩いているのが楽しい一日でしたね。
といいつつ、"今日のランチ"以外は特記事項なしでした。

そうそう。
先日TBSに行ったときに番宣パンフレットってヤツをもらってきました。4-6月期のドラマの宣伝をやってますね。このクロサギとか、弁護士のくずとか、おいしいプロポーズとか、気になる番組はいくつかあるんだけれど、実際いくつ見るんだろうな?
自分でも驚いているのが、HDD-DVDレコーダーを導入して、自動録画させたものをほとんどみていないというこの状況。あ、テレビってなくてもけっこう幸せなんだなって思ってしまうわけさ。録画用のDVD-Rを50枚も買ったのに、ほとんど使ってないや。ほんとうにテレビの存在感は薄くなっちゃいました。

ネットも……まぁ1週間も離れれば、ないことがあたりまえになるんだろうな。そのくせ最近本は良く読んでいるし、プログラムをチョコチョコいじっているのが楽しいっていう感じで、ふむ~微妙。

古いビルの、新しいオフィス

晴れ。19.2℃/9.6℃/22% 強風

なんか今年の春はやたらに強風続きのような気がする。
今日もすさまじい強風で、馬場先門を通過しているときに、身体ごと風に持って行かれそうになったくらい。電車が止まっちゃうわけだよ。

 今日から新しいオフィスでした。
僕は社会人になってから本当にオフィスの引っ越しが多くて、この2年間でビル3本目だもん。いや、ほんと貴重な体験をさせてもらってますよ。今回のところはオフィスに入ってから「ああ、ついにここまで来たか」とため息が出ましたね。もう何年も前から、自分はいつかここに来るような気がしていたっていう、なんというか正夢になったというか、不思議な感慨にとらわれていました。これが窓から見える風景です。

僕はあまり夢というか、そういうものを思い詰める方ではないんですが、「ああ、ついにここまで来たか」という感慨にとらわれたのは今日で二度目になります。 最初のそれは黄昏のニューヨーク5番街に立ったときでした。高校時代から10年間あこがれ続けたその場所に立ったとき、マドンナじゃないですけれど、約束の地に降り立った気がしました。滞在していたのはわずか48時間なのにね。

そして午後は、茅場町に引き継ぎクライアントへご挨拶にあがる。
これは霊岸橋たもとの桜。
強い風に吹き付けられながらもそれほど花びらをこぼさず、青空に白く映えて美しかったよ。
帰り道、サン=テグジュペリ「星の言葉」という本を買った。読んだ感想は、うーむ。。。。彼はずいぶん詩を書いたという位だから、決め文句を抜き出した名言集らしいのだが……やはりちゃんと彼とともに夜間飛行の一つでもして、その言葉を味わった方が幸せなんじゃないかなぁと思うんだ。その決め文句に到達するまでの言葉と思索の積み重ねを共有するのが大事でね。エッセンスだけ抜き出しちゃったら、お店で売っているものしか買えない大人と同じになってしまうからさ。

エイプリルフール

晴れ。

今日は4月1日ってことで、エイプリルフールというお行儀の悪い事がまかり通る困った日だ(笑)。昨夜、思ったより帰宅が遅くなって、PCを立ち上げてログオンしたら、すでに獣が「おせぇよ」と文句をこぼしていた。ゴメンゴメン。

月光の下でしなやかに身をひるがえす野獣のダンスを見ているのは、幻想的で美しく楽しい一時だけど、でもオレも帰らなくちゃね。^^

Where were you last night?
That's so long ago. I don't remember.
Will I see you tonight?
I never plan that far ahead.

これから新百合ヶ丘までクルマを飛ばしてきます。