花王本社デモ隊を見守りました。

花王本社デモに参加された皆さん。
お疲れ様でした。

自分が勤務しているオフィスの近くをデモ隊が通過していったので、その時見たこと、感じたことを、正直に書き残しますね。

鬼女中心のデモと聞きましたが、実際は男性の参加が目立ちました。うーん、反対の車道側から見ていましたが、半分、それ以上が男性だったように思います。また年齢層は高かった。おじいさん、おばあさんの姿が多かったような気がしました。本当にお疲れ様でした。

人数は、うーん、よくわかりません。
300~500人の参加は間違いありませんが、これが1,000人~1,500人かと言われるとちょっと自信がない。1列5人で歩いていたようですが、「なんかえらいことになっている」と感じるほどの塊感ではなかったように思います。

警備は参加人数に対して少なかったです。
左翼デモが完全武装の機動隊にびっしりと周囲を取り囲まれて進んでいる様子に比べれば、ほんとうに交通整理という状況。警備と交通整理とでは、警察組織の武装感や緊張感はぜんぜんちがいます。デモ隊が危険な集団という印象はありませんでした。

コーラーが弱かった。
2ちゃんねる上でコール文案をさんざんいじり回していたようですが、女性の声で説明口調のコールは周囲によく聞こえず、デモ参加者たちのコールも疎らになりがちだった。やっぱり短いセンテンスをどんどん積み上げる方式のほうが効果があるようだ。
また、女性のコーラーを使うときは、選挙カー並みの高出力スピーカーを使わないと、なかなか周りに伝わらないので、今後改善したほうがいいかと思う。

デモ隊の配っていったチラシを見ましたが、コート紙に印刷された立派なものでした。オフィスの中でも、なぜデモが起こったのかを数人でチラシを読んで話し合っている社員がいました。

まとめですが。。。
フジテレビの偏向放送に対する抗議には大義があります。だけど、オフィス内の反応を眺めていると、「ふ~ん、言われてみればそんな気もするけれど……まあ、よくこんな細かいことに気づくもんだねー」という感じ。因果関係が「風が吹いたら桶屋が儲かる」くらいに距離があって、フジテレビ問題で即怒りに火がつくというわけにはゆかない点が弱いね。むしろ引かれるかもしれないけれど、ストレートに韓国人の日本侵略問題への危機感を煽ったほうが、反発が強いぶんわかりやすい。フジテレビの偏向放送抗議も、その根底には外国勢力の日本浸透に問題があるわけで、いまデモで訴えているのはその危険性が現れた「事例紹介」に過ぎず、根本問題をなかなか伝えにくいもどかしさが残ります。逆に言うと「なぜ僕たちはデモをするのか?真の問題点はどこなのか?」を改めて問い直す作業になるのですが、理論武装を整理したほうが良いと思います。いずれにせよ、訴えかけが弱いと、デモは勢いを失ってしまう可能性が少なくないぞと思いました。

とはいえ、デモ参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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