雨。
学生時代、山田正紀の"宝石泥棒"を読んでおもしろいなぁと思った。それから何回か彼の作品を手にするたびに「うーむ」と悩んでしまう。おもしろいのか、これ?
今回も新聞の書評で褒められていたので読んでみました"神狩り""神狩り2"……そして感じるこの残尿感のような感覚はなに!? (苦笑)
なんてか、あかんなぁ。
同じテーマでも瀬名秀明の"ブレインバレー"の方が良く書かれている作品だと思う。最近脳生理学の研究成果を取り入れた作品が多いけれど、テーマが重くなる分、作家もしっかり理解した上で書かないとリアリティが損なわれてしまう。
今回の"神狩り2"も、サイバーパンクでもなく、大脳ネタとしては弱く、宗教ネタとしても力不足といった印象を受けた。てか、スタイルが古い?
宗教ネタと言ってはなんだが、"ダヴィンチ・コード"で火がついたが、キリスト教をネタにした小説が増えているような気がしますね。初期キリスト教がどのような手を加えられて現在の形に至ったのか知りたいっすね。
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