トレジャーハンターはかっこいい

晴れ。

買い物のために新宿まで車を出した。
通常だと水戸街道を上って、途中で靖国通りに入ってそのまんま直進して新宿到着!だ。 今日は言問橋の上から見た隅田川の桜がとてもきれいだったので、ルートを変更。言問通りを直進して谷中をかすめて根津→本郷→水道橋→飯田橋→四谷→新宿 と移動した。飯田橋から四谷にかけて桜吹雪。フロントガラスの上を滑るようにかすめてゆく花びらを見て、涙ぐみそうになりました。なんでだろ!?

新宿高島屋でシャツ2点、ネクタイ3点お買いあげ。そのあと伊勢丹を冷やかして、紀伊國屋書店をちょっとのぞいて撤収。私服は来週改めて買い出しする予定。

昨日はハードカバー本2冊を読了。そのうちでオススメだったのは"亜細亜、骨董仕入れ旅"。旅行記は大好きなジャンル。特にアジア、中東を想像を絶する貧乏旅行した人たちの話は断然おもしろい。「想像を絶する」と書いたが、まぁそれは自分の想像力のなさの裏返しでもある(苦笑)。

本作は、骨董品を買い付けるためにアジアのホットゾーンに潜入する冒険野郎のお話。もちろんかなりの貧乏旅行だ。描写力もなかなか闊達。

ボンベイの骨董品屋でステッキを見ているところ。店員は豊満な美女インデラひとり。
インデラは主人公にステッキを売りつけようとしている。

「マハラジャが使っていたものです」と彼女は付け加えた。
壺の中に立てかけてあるステッキを僕の後ろ側から手を伸ばして取り上げたので、彼女の先のとがった豊満なバストがツンツンとまた背中を刺激する。それに強烈な腋臭が加わるので頭がクラクラしてきた。


こんな調子。最後の腋臭でクラクラというのは、自分も海外で何度も体験しているから、めちゃくちゃ実感としてわかる(笑)。ありゃかなりキッツイよね。
僕 がつらかった体験では、初めての海外旅行でオアフ島のポリネシア文化センターに行った時のこと。例のショーを見ている間、お隣は目が飛び出そうな美青年の 二人連れなんだが、そのシャツから漂ってくる腋臭に頭クラクラ。ホノルルを目指してとばす帰りのハイウェイの中でかなり気分が悪かった。きっと外国に住ん で慣れてしまえばどうってことない匂いなのだろうが。日本人も独特の体臭があるんだろうが、同族だとなかなかわかんない。でも腋臭の人は少ないほうか な……。

話が脱線したが、小説の題材が欲、カネ、駆け引き、美術品とくれば、モラトリアム青年の放浪記なんかよりも断然おもしろい。なんたって目的がはっきりしてるから。
"ギャラリーフェイク"の小説版と思ってもらえれば、そのおもしろさは理解してもらえると思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿