渡鬼じゃないけど

晴れ。今日もイイ天気。

ご近所の図書館へ予約を入れに行ったついでに3冊借りてきた。
ラインナップは延江ローレン著"7カラーズ"、村上春樹の"海辺のカフカ 上"、チェーホフの"桜の園"というとりとめのなさ。ついでに言うと、最初の二冊は読み終わってしまった。"7カラーズ"は、うーん、この手の純文学崩れ小説って多くない?言い方変えると、大人版ジュブナイル小説って感じがします。

 "海辺のカフカ"は村上小説が苦手な僕にはめずらしく、今のところ順調に推移している。上巻では不連続に続くいくつかの物語がどさっと置かれているが、暗示や暗喩、いくつかの伏線が下巻に向かってちりばめられているのはわかる。(たぶん)主人公の15歳の少年カフカのように、僕も自分のことを知らない土地に行って、自分の知らない人たちの間に身を潜めるのが好きだから、のびやかな自由をうれしく思う気持ちと、不案内の土地で過ごす少しの不安と、それから自分が置き去りにしてきたなにかに恐怖(?)する、気持ちの揺れがよくわかる。カフカ、さくら、大島さん、ナカタさん、下巻でどのように絡んでゆくのか楽しみにしつつ。

ラジオを聞きながらこの文章を書いている。
松任谷由実がDJしているが、15年くらいタイムスリップしたような気分。ってか、変わらないよな~渡鬼のように(苦笑)。取り立てて愛着もないが、渋滞の高速道路でこの番組をよく聴いていたな。

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