2011年台湾旅行記-3

以前、ひとり旅で台北を訪ねたときは、士林観光夜市にも足を伸ばしてみた。だけど行ったことのある人たちは分かってくれると思うが、美食広場でなにかを食べるのはなかなか勇気がいる。メニューは漢字で書かれているから、ガイドブック片手にがんばれば食にありつくことはできるだろう。だけど……あの人混みの中は、かなり勇気がいるぞ。

そんな美食広場の中を、ヒョイヒョイと彼氏は飛び込んで行く。僕は彼に手を引かれるようにその人混みの中をついて行く。食べるものは彼氏にお任せ。そして今回知ったのは、夜市は1皿だけ頼んで次々と店を梯子するという楽しみ方があることだった。

夜市での一皿目。
彼氏がお勧めの蚵仔煎(牡蠣のオムレツ)。


ハフハフと口に運びながら、漢字看板の溢れる不思議な空間を眺めた。
もう一品、ビーフンを食べてから撤収。


市場の中を移動して、またまた彼氏お勧めの一品に到着。


こちらは官財板(シチュー入り揚げパン)。
厚切りの食パンを軽く油に潜らせ、おじさんが器用にナイフを振るってパンを切り開く。その中にシチューを詰め、蓋をして完成。


再び移動。漢字の海を泳ぎながら、行き着いた先で四川風ワンタンと台湾担仔麺。


すっかりお腹いっぱいになって、美食市場から退散。

もう1軒、彼氏は行きたい先があるという。ローマの"真実の口"以来、旅先で思い残しを作らないようにしたいと僕は考えるようになった。喜んで彼氏にくっついて芋洗いのようにごった返す道を歩く。彼氏が言うには「まだ時間が早いからこんな状態だけど、そのうち道の真ん中にワゴンが出て大変なことになる」らしい。道中、2、3箇所でワゴンが道の真ん中に置かれていて、人の流れを遮っていて大変だった。


目的の胡椒餅を売る屋台にたどり着いて、彼氏がお買い上げ。僕は満腹で食べれなかったけれど。歩き食いしながら一駅先のMRT士林駅から再び地下鉄に乗る。

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