スティーブ・ジョブズ と、ソニーの開発18箇条。

やっぱり、スティーブ・ジョブズ死去からの虚脱感が抜けないなあ。
商売敵のビル・ゲイツですら「さみしくなるな……」とその死を悼んでいる。
そう、なんとなく、さびしいのだ。
マカーでもない僕ですら、MacBook Airでこの記事を書いていて、やっぱりさみしい。


別のネタで使おうと思っていた、ソニーの開発18箇条を掲載しよう。
これは出井氏がCEOに就任する以前の、ウォークマンの開発に携わった大曽根部隊で唱えられていたものだそうだけど、出井氏がCEOになって没落していったSONYと、ジョブズが指揮を執って復活した apple の差がここに顕れているような気がする。SONYは製造業の成功の法則を持っていながら、なぜ、それを投げ捨ててしまったのだろう。

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第1条:客の欲しがっているものではなく,客のためになるものをつくれ.
第2条:客の目線ではなく,自分の目線でモノをつくれ.
第3条:サイズやコストは可能性で決めるな.必要性,必然性で決めろ.
第4条:市場は成熟しているかもしれないが,商品は成熟などしていない.
第5条:できない理由はできることの証拠だ.できない理由を解決すればよい.
第6条:よいものを安くより,新しいものを早く.
第7条:商品の弱点を解決すると新しい市場が生まれ,利点を改良すると
いまある市場が広がる.
第8条:絞った知恵の量だけ,付加価値が得られる.
第9条:企画の知恵に勝るコストダウンはない.
第10条:後発での失敗は,再起不能と思え.
第11条:ものが売れないのは,高いか悪いのかのどちらかだ.
第12条:新しい種(商品)は,育つ畑に蒔け.
第13条:他社の動きを気にし始めるのは,負けの始まりだ.
第14条:可能と困難は可能のうち.
第15条:無謀はいけないが多少の無理はさせろ.無理を通せば,発想が変わる.
第16条:新しい技術は,必ず次の技術によって置き換わる宿命を持っている.
それをまた,自分の手でやってこそ技術屋冥利に尽きる.自分がやらなければ,
他社がやるだけのこと.商品のコストもまったく同じ.
第17条:市場は調査するものではなく,創造するものだ.世界初の商品を出すのに,調査のしようがないし,調査してもあてにならない.
第18条:不幸にして,意気地のない上司についたときは,新しいアイデアは
上司に黙って,まず,ものをつくれ.

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