北紀行 2012(10) 函館駅前の朝市

2012年8月4日 曇り時々雨。22.9℃/19.0℃/78% (函館市)

前夜、函館入りは0:00を過ぎていて、それから身支度などをして眠りについたのは1:00近かったと思う。慣れない枕と、カラダに合わない空調とで、あまり快適な眠りではなかったけれど、翌朝は7:00に起床した。

道南地方のニュース番組を見ながらバスタブにお湯を張り、よく身体を温めた。浴室から出て、髪を乾かしながら、今日の予定を確認する。

朝ご飯を食べる。
イージス艦見学会に参加する。
五稜郭を見学する。

そこから先の予定は分からなかった。
パンフレットには、坂道の多い函館の洋館、キリスト教会群などの歴史地区の散策がお勧めであったし、トラピスチヌ修道院も必見のようだった。

ただ、公共交通機関の状況がよく分からなかった。思いがけず乗り継ぎが良くて、函館の街を一気に散策できるかもしれないし、全然ダメで、予定をまったくこなせないかもしれないし。しかも、イージス艦が係留されている港町埠頭への行き方がまったく分からなかった。

まず函館名物朝市に出撃するために腹ごしらえ。フロントでもらった函館市内の観光マップを眺めながら、無料朝食コーナーでおむすび1つと、サラダを食べる。
イージス艦の係留されている港町埠頭は「港小学校通バス停」か、「港中学校前バス停」のどちらかが最寄りのようだ。だけど、パンフレットの地図ではどちらで下車したら良いのか分からない。

8:50過ぎにホテルを出た。寒くて身震いした。周囲は長袖に上着を羽織った人ばかり。ドイツを旅行していたときの寒さを思い出した。半袖のポロシャツにハーパンは、僕一人だった。昨夜、暗闇に沈んでいた函館駅の全景を眺めながら、とにかく僕は歩き出した。



函館朝市は、歩いてすぐのところにあった。観光客だらけで、またふらふら歩いていると「お兄さん、今日帰り?カニが安いよ!、カニ買わない?」と客引きが凄い。なんか自分的にはカニは冬の食べ物で、夏場はよほど腕の良いシーフードレストランじゃなければ食べたくないなあ。





結局、"どんぶり横丁市場"の中にあった"馬子とやすべ"というどんぶり屋で、いくらとサーモンのどんぶりを食べた。うーん、なんと言ったら良いのだろう。最近では関東圏でも新鮮な海鮮どんぶりが食べれるので、値段含めて特筆することはなかったなぁ。ここのお店以外も含め、観光地価格であることは否めない。「鮮度」でしか勝負ができない海鮮どんぶり提供食堂は、もっと創意工夫を凝らさないとリピートされないと思う。



食事を終え、函館駅を通過していると、モクモクと煙が上がっていることに気づいた。駅前駐車場に人が群がっていたので、僕も行ってみた。プラットフォームにSLが停車して、白い煙を吐き出している。SL函館大沼号と言うらしい。SLは8:50に出発していった。明日、もう一度眺めに来よう。




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