ファーストサーバーの障害が大変そうだ (^^;

ファーストサーバーのデータ消失事故が大騒動になってますね。
自分も昔、同業他社にいたもんだから、レンタルサーバにトラブルが発生した場合の修羅場を一度経験しています。ありゃあ、ほんと地獄でした。技術者にゃ死相が出ていたし、お客からはクレームの電話がガンガン入るし。お客によっては一時間ごとに個別に報告を入れて来いとかいうところもあったなあ。

その時はデータの消失はなかったのだけれど、多重化されている機材の一番弱いところに故障が起きた。確か電源だか、I/Fのところだか。数日前からエラーを吐き始めていたので交換しなくては…と技術部内で検討していた矢先の事故だったらしい。

これから損害賠償がクローズアップされるのだろうけど、どうなるかなあ。レンタルサーバ屋の規約なんてほんと酷いから。まともな法務だったら「こんな契約書は受け入れられない」と言うくらいだろうな。データが消えるかもしれませんが保証しません、止まるかもしれませんがベストエフォートです、損害賠償額は当月利用金額を上限とします、だもん。たぶんレンタルサーバの契約書内容は、10年前とさほど変わっていないのではないかな。

レンタルサーバがいつのまにかクラウドってバタ臭い名前に変わったけれど、本質はあんまり変わっていないはず。安価なPCサーバをフロントに並べて、後ろにファイルサーバとストレージをくっつけてあるだけ。キャッシュサーバを使うくらいの進歩はあるだろうけど。

bloggerも、昨年障害事故が起こって、2~3日分のブログ記事が吹っ飛んだことがありましたっけ。無料のものを使わせてもらっていて言うのもなんですが、やっぱり記事が無くなったら死にたい気分になるだろうな。bloggerには一応バックアップ機能は付いているのですが、クラウドやWebサービスだと、提供企業側でバックアップはとっているのが当たり前だろうという気分がユーザー側にありますもんね。バックアップは自力で取っておけという教訓として、ファーストサーバー事件は記憶されるんでしょう。

被害企業のIT担当者は大変だと思いますが、死んじゃダメ!イ・キ・ロ!!

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