October in LONDON (3日目 Part-3)

ピカデリーサーカスまで戻ります。
ほら、大事なものを忘れているじゃありませんか。
誰でも知っているだろうあの有名な通り、リージェントストリートです。
これをあの髪型と結びつけた人は偉大です。


ピカデリーサーカスの周りには、ミュージカルのチケットを売っている店がたくさんあります。二階建てバスにも「レ・ミゼラブル」の広告が掲載されていたり、駅のコンコースでは「ライオン・キング」「ロック・ユー」「マンマ・ミーア!」などなどの看板を見ることができます。
こちらはPrince of Wales Theatre。明後日の晩チケットを予約してあるので「マンマ・ミーア!」を観に来ます。


ピカデリーサーカス駅へ戻ります。
気温は日陰にはいると少し肌寒く感じられます。
しっかし白人の男ってヤツは季節感むちゃくちゃですな。
アジア人がマフラーまで着用中、黒人が革ジャンを着ているところで、白人の男はTシャツですから。寒くねーのかよ?と謎なんですけれどね。「白人の男」って括っちゃうのはけっこう乱暴で、もちろん僕ら並に着込んでいるヤツらからいるんですけどね。でもアジア人は絶対Tシャツじゃ過ごせない気温の中で、ヤツらTシャツなんだよなぁ。

たまに手をつないで歩いているゲイカップルを見かけましたが、1人はコート着ているのに、相方はTシャツというのがいましたねぇ。
マンウォッチングはとてもおもしろいです。ニューヨークでも、ロンドンでも「いい男はゲイか既婚者しかいないわ」と女たちは嘆いているそうですが、たしかにゲイたちはきれいな顔立ち(ウケは中性的から女顔っぽい)の人が多かった。

そのほかのイギリス人男性では、んー、そうだな。育ちすぎたハリーポッターみたいなメガネ男はうじゃうじゃいます。それからね、スーツの似合う男性イケメン を何人か見かけて気づきました「彼らってHUGO BOSSモデルタイプなんだ!」。パリではあまり見かけない顔立ちだったかもしれません。

で、ピカデリーサーカスから地下鉄を乗り継ぎ、Pimlico駅を目指します。
地上に出ると、静かな住宅地でした。
イギリスは魔法の国(ハリポタ系の話ね)だとよく言われるじゃありませんか。まるっきり雑感ですが、ロンドンの街から感じるのは男性的な印象であり、女性的な雰囲気を醸し出しているパリとはだいぶちがう気がします。それはたぶん窓枠を含めて直線的な構造から組み立てられている建物から受ける印象だと思います。それに対してパリはもっと曲線を多用した建物が多い感じです。あとパリの街を歩いていると、ロンドンほど「建物が迫ってくる」ような印象を受けないで すから。

数分歩いてテート・ブリテンに到着です。


カバンとジャケットをクロークに預けて鑑賞開始です。
やっと気づいたのですが、カバンの重みがかなり身体にダメージだったようで、それなしのおかげでずいぶん楽に鑑賞できました。
ここはターナーとミレーのコレクションが充実しています。
けぶるような作風のターナーは、僕は油絵よりも水彩の方が繊細で美しいように感じます。制作時期と作家の死亡時期の関係を見ていると、死期が近くなればなるほど対象物の輪郭は崩れ、抽象画のようになってゆきます。作風は変わってゆくのか、老人の目にはそう見えるのか、僕にはまだわからない謎です。
ミレーの方はパロディーでよく使われる「オフェリア」があります。エリザベス女王の顔になっているバージョンを見たことがあります。


テート・ブリテンを見たあと、テムズ川沿いに歩くとウエストミンスター寺院が近いことがわかったので、テクテク歩きます。ウエストミンスター寺院よりも先に、国会議事堂が現れるのですが、ロンドンガイドの写真はいつもテムズ川側から撮ったものばかりです。反対側はどうなっているかというと、こんな感じや


こんな感じや、



こんな感じになっています。


ビッグベンの鐘がいんいんとロンドンの街を覆ってゆきます。
深い霧に覆われていた時代は、さぞかし雰囲気があったことでしょう。

ウエストミンスター寺院はこちらです。
ファザァードの彫刻が見事です。


ウエストミンスター駅からアールズコート駅まで地下鉄で戻ってきました。日本のSuicaにあたるオイスターカードはとても便利で、改札機のこの黄色い部分にタッチアンドゴーで乗車できるのです。改札を出るときにも黄色いセンサーにカードをかざします。


アールズコート駅近くのスーパーでミネラルウォーターとチョコムース、ポテチをおやつに買って、ホテルに戻りました。とりあえずお腹の方は大丈夫です。

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