晴れ。寒いのに花粉が飛んでいるという微妙な日。
さて、10代後半の頃、誰にでも"いまのオレってオトナって感じ?"って 瞬間を持っていなかっただろうか?例えばデートで高速道路をとばしている時とか、デートスポットで二人で過ごしている時とか。あるいは新幹線のグリーン車 に乗ったり空港のラウンジで時間を過ごしていたりとか。ありていに言ってしまえばスノッブな時間を過ごしている時の話なんだけど。(苦笑)
自分が最初に「あ~オトナしてるなぁ」と感じたのは、"Absolut Vodka"に遭遇した時だったと思う。たぶん16歳とか17歳の 時。ウォッカなんてロシア人が寝酒に飲むアルコールの固まりとしか思っていなかったが、はじめてそれに触れた時、その透明な液体はとても官能的に思えたの だ。焼酎、ウイスキー、バーボン、ビールなんて泥臭いと思った。ウォッカから作られるカクテルにはまったのも、ちょうどそんな年頃。
Absolut Vodka。いまじゃ"いいちこ"もそれなりにがんばっているけれど、シンプルで美しいフォルムを持ったガラスビンに詰められた透明な液体に、僕が一目惚 れしてしまった日のことを今でも覚えている。バーテンの背中に並ぶいくつものビン。カウンターの角におかれたオブジェ……。今では当たり前になってしまっ たが、当時からAbsolut Vodkaはゲイフレンドリーな存在だった。これほどゲイテイスト的アートとマッチする対象はそうはないだろう。
で、Absolut Vodkaの話は続きます。
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