エピローグ 2013年東北紀行 15

最終日の朝。
遮光カーテンを開けたら、外に鱗雲が広がっていた。
青森の人は言うそうだ、ねぶたが終わると秋風が吹くと。
こんな空を見上げて、青森の人たちは短い夏が終わることを切なく思っているのだろうか。


ホテルの屋上にある露天風呂に入る。
滞在中ずっと雲がかかっていた岩木山の頂上が見えた。
長い稜線がくっきりと美しい。


弘前を出発したのは9:00過ぎ。
関東まで約700kmを走破する。

来年は再びここに来れるだろうか?
次は弘前と五所川原が良いなと言いながら、僕らは家路についた。

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