2011年台湾旅行記-10

僕らの個室は、清王朝の宮廷女官の服装をした女性が給仕してくれていた。それ以外は、僕ら二人で旅の楽しかったこと、食事のおいしさに感嘆したりと、静かにおしゃべりしていた。シェラトン台北の辰園で宮廷料理を食べると、団体客には古典音楽の生演奏が提供されることは知っていた。

途中で二人の調理師が現れて、僕らの前で野菜や果物を使った飾り細工や、スイカのカービングの実演アミューズメントが始まった。とても贅沢な時間。そして、思いがけずこの子たちがどれもかわいらしくて、僕は泣いちゃいそうだった。



季節の蒸し魚


ライムを削って作られたミツバチ。
柑橘類のさわやかな香りと、幸せそうな表情がいとおしいと思った。


京風味手打ち麺
……実はカービングに興奮して、ほとんど撮影し忘れてしまった。


中華風デザート


椰子杏仁風味ツバメの巣


季節の果物


最後に黄色い満州族の衣装を着て記念撮影をし、辰園を後にした。
すてきな思い出を作ってくれた、彼氏には感謝してもしきれないほど。
大事な思い出が、こうしてまた増えた。

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