フランス旅行記(2015年) カタコンベ

空に近い場所から、一転して彼氏リクエストでカタコンベへ向かう。
地下に人骨を積み上げた墓所という薄気味悪い場所なのに、カタコンベ入り口までは長い行列ができていた。日陰のないかんかん照りの下、2時間あまり並んで入場すると、そこはカビと埃っぽい長い長い通路が延びていた。しばらくは石の壁が続くだけだが、やがてしゃれこうべが積み上げられたエリアに到達する。ひんやりとかび臭い空間をウロウロして、地上に出てきた時には「ここはどこ?」としばらく迷子になっていた。

晩ご飯は凱旋門近くのビストロで摂った。




ニース風サラダとビーフシチュー。
この熱い季節に、なんでビーフシチュー食べてるんだろオレ!?と悩みながら。

パリ最後の夜。
周囲のテーブルから漏れ伝わってくる異国の言葉を音楽のように聞きながら、ゆっくりと暗くなってゆく窓の外の風景を眺めていた。彼氏は少し疲れていたようだった。僕らの頭の中は明日出立のプロセスがグルグルしていて、なんか落ち着かない気分でホテルに戻った。




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