で、行き着いたのはバトーパリジャン(Bateaux Parisiens)が提供しているディナーとセーヌ川クルーズがセットになっているパリビストロというコース。あわせて一人60ユーロってのは、そこそこお値頃価格だと思う。
僕らはエッフェル塔の見える席に通され、ワインを飲みながら食事を楽しんだ。
パリ風ニースのフレッシュサラダ(サラダ菜、焼いたマグロ、ウズラの卵、トマトのコンフィ、アンチョビ)
黄色い鶏の胸肉、カリっとした野菜のタイ風炒め物
バニラとラズベリーのミルフィーユ
どれも旅行者の舌を満足させる味付けだった。
ギャルソンもとても親切で、僕らはとてもリラックスして食事を楽しむことができた。
ゆっくり時間を掛けてご飯を食べると、お腹いっぱい、アルコールもまわって頭がクラクラしてくる。
パリには何度も来ているのにセーヌ川クルーズをしたことがないという彼氏のカミングアウトに驚きつつ、食後にバトーパリジャンに乗り込む。ベタベタなおのぼりさんコースなんだが、これが実に楽しいのだよなあ。セーヌ川沿いの世界遺産をキョロキョロ眺めながら、川岸の人たちに向かって手を振る。橋をくぐり抜ける時は、みんなノリノリで「ヒューヒュー!」と叫び声を上げる。これが本当に楽しい。クルーズ船からノートルダム寺院、オルセー美術館などを眺める約1時間のコース。
ちなみに、以前乗船した同業他社のバトー・ムッシュだと自由の女神の所までクルーズしていた。
下船して、シャンパンフラッシュが始まるのを待つ。
こんな風にフラッシュする。
おしゃれな光景だから、パリを訪れたならば一度は実物を見たら良いと思う。
ホテルに帰り着いたのは、凱旋門が美しくライトアップされる頃。
夏の欧州の夜はなかなか始まらない。
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