乃の風の夕食 北海道紀行2014(4)

旅行先の食事は、旅行の満足度の半分は占めているだろう大切なもの。
いくら大好きな人との旅行でも、美しい風景と出逢えたとしても「メシ、不味かったよねぇ」で全てが台無しになってしまう。北海道最初の有珠山SAのメシが残念だったので、乃の風リゾートの夕食に期待がかかる。

露天風呂で汗を流した後、僕らはロビーを横切ってスパ棟に向かう。階段を下った先に今晩のレストランがある。個室が並ぶ静かな空間で食事が始まる。

【秋のお献立】
・食前酒
 秋麗

・先付
 野付産帆立と大滝産しめじの紅葉和え

・前菜
 秋の実白和え
 ミニ大根のからすみのせ
 ブロッコリーの昆布押し黄味酢掛け
 滝川産合鴨射込み里芋
 胡桃豆腐 栗二色茶巾
 王子サーモンと道産チーズを使った市松サーモンチーズ

・先椀
 羅臼産金々魚と大滝産しめじを使った土瓶蒸し

・造り
 函館産 本鮪
 苫小牧産 北寄貝
 利尻産 生雲丹
 噴火湾産 平目
 噴火湾産 縞ぞい

・焼物
 海老の真薯ズワイ蟹餡かけ

・強肴
 奥洞爺黒毛和牛のステーキ 北見産玉葱ソース
 季節の温野菜添え

・酢の物
 道産鰤のスモーク野菜巻き りんごみぞれ酢添え

・食事
 空知産「ゆめぴりか」釜焚き

・留椀
 大滝産なめこの赤出汁

・香の物
 登別藤崎わさび園わさび昆布
 地元野菜を使った漬物色々

・デザート
 登別酪農館のバニラアイス・チョコアイス
 乃の風特製ケーキ
 わらび餅・焼菓子

その他に、特別サービスでキタアカリを使ったスープ

いずれも素材がとびきり良くて、美味しくて仕方なかったのだけど、頭をガツンと殴られたような気がしたのは「ゆめぴりか」の美味さ。僕の家は、普段から一流料亭に卸している最高級コシヒカリを自家消費している。たぶん相当に美味しい米を普段から食べている人間が「これ、本当に美味しいね」と絶賛するのだから、ゆめぴりかの美味さは本物だと思う。


















部屋に戻って、彼氏からサプライズのケーキをプレゼントされ、ふたり並んで花火を眺めながら味わった。朱い、碧い光線を見つめながら、彼氏の優しさにしみじみしていた夜。


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