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明日から仕事だというのに、ちょい風邪気味。
薬を飲んで、早めに寝ないと。
全然整理できていないんですけど、昨年安倍政権が発足して以来、支那・朝鮮、そして日本国内の左翼メディアは事あるごとに「日本の右傾化」という事を言ってるんですよね。
「右傾化が問題」と言われると、じゃあその反対は「左傾化」という事になるのだけれど。日本国民の一人として現在の状況を眺めていると、政治手法・主義による右翼(=ナショナリズム)と左翼(=インターナショナリズム??)の対立という感じはしないんだよな。
幸いなことに、日本は宗教対立からほど遠い場所にいる。
となると、残る可能性は文明対立だ。
古い話になるけれど、サミュエル・ハンティントンの『文明の衝突』の中で、世界は8つの文明圏に分類できるという。その8つとは中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、日本文明、東方正教会文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明、アフリカ文明。
支那と朝鮮は二言目には「日本はアジアの障害物」と日本を中傷しているが、なんてことはない、そもそも文明圏がちがうので、自国の基準や歴史観で相手を観ること自体が勘違いの原因になる。それは日本から彼らを観るときも同じ。
支那と朝鮮は、日本が右傾化しているのは「安倍極右内閣と、極右政治家が日本を牛耳っているから。一般の国民は平和主義で親中・親韓である」という。彼らの言う右傾化とは民族主義、愛国主義、それが後押しする軍国主義が拡大していると見立てているんじゃないかと思う。だが、そうなのだろうか???
いま日本国内で、とくに50代より若い世代で急速に広がっている、あるいは意識されはじめているのは、日本文明への先祖返りなんじゃないだろうか、と思う。それは支那・朝鮮が警戒し、批難する明治政府以降の大日本帝国領土拡大期の軍事力を懐かしむ勇ましい時代への郷愁なんてレベルじゃなくて、数百年、あるいは千年以上連綿と続く日本文明の後継者としての覚醒みたいなもの。
そうなってくると話は複雑かもしれない。
というか、凡百の新聞記者では「右傾化」としか分析できないだろう。
経済力と軍事力を背景にごり押ししてくる中華文明への反発、朝鮮は……どうでもいいとして、例えば行き詰まりを見せている西洋キリスト教文明と日本は距離をおきたい気持ちがあったりだとか。グローバリズム、TPPという本能的なうさんくささとか。
近年「神道・八百万神信仰」的サブカルチャーが注目を集め、関連する作品が多く生み出されているのも、日本文明への先祖返りが通奏低音として流れているのかもね。それを日本が経済的に衰退したから内向きになったせい、と解釈するのは違うんじゃないかと。アベノミクスが成功しても、いまさらバブル時代の「24時間戦えますか?」という風潮がもてはやされるとは思えない。意識が変わってきているというか、ステージが変わってきているというか、みんながもっと大切にしたいと思うことが変わったというか。
風邪が悪化する前に、今夜はこれにて。
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