軽井沢を抜けて、戸隠高原へ(1)

これも去年の蔵出し写真。
2015年10月下旬の週末、彼氏と長野県内を旅した。

上信越道の横川SAで峠の釜飯を食べたあと、軽井沢で高速道路を降りた。
晩秋の軽井沢の空気はひんやりと冷たかった。

旧軽井沢のFrench Bakeryでコーヒーを飲んで身体を温めたあと、軽井沢ショー記念礼拝堂を見学して、しばし古の軽井沢に想いを馳せる。
白糸の滝を経由して、白糸ハイランドウェイ、鬼押ハイウェー、そこから万座ハイウェーを走破し、万座道路を経て長野市内に入った。唐松の枯れ枝がハラハラと雪のように降り注ぐ道路をひたすら走って行く、そんなドライブだった。

お昼過ぎに善光寺に到達した。
いつも通り、善光寺周辺は駐車場入庫待ちで渋滞。
途中でコインパーキングが空いたのでスルッとクルマを駐めた。
その場所は山門の手前で、初めてかな、山門を潜ってから本堂へ入ったのは。

真っ暗闇のお戒壇めぐりでは、後ろに続くおばさんに腹の肉をつままれて困惑しっぱなしだけど、闇の中で戸惑う彼氏の声はかわいらしかった。極楽のお錠前をガチャガチャ鳴らして地上に出ると、二人とも上気した顔つきだったことを覚えている。

山門に上がり、四国48カ所を模した仏像群に参拝したあと、眼下になだらかに広がる長野市内を僕らは眺めた。秋の午後、本当に穏やかな日差しに包まれた週末だった。

歩き疲れて、参道の茶屋であんみつを食べた。


0 件のコメント:

コメントを投稿