フランス旅行記(2015年) レンヌ、そしてモン・サン=ミッシェル

リヨンからレンヌまでは空路移動する。
レンヌ駅からモン・サン=ミッシェルへのバスは便数が限られている。朝、リヨンを出発し、レンヌ駅11:30に出発するバスに乗車するには空路が一番簡単だった。朝ご飯は空港のスタバで済ませ、8:40離陸のHOP!に搭乗する。HOP!はエールフランス子会社のLCC。1時間弱のフライトだからLCCで十分だった。





晴天のリヨンからノルマンディ地方へ向かって飛んで行くと、途中からドーヴァー海峡を越えて何層もの雲が流れてくるようになった。窓から下界を見下ろすと一面に広がる畑と、所々に小さな町が、細い街道に連なっているのが見える。やがて機体は厚い雲の中に突入し、細かい雨が窓を濡らす。

レンヌ国際空港には10:00に到着した。機外に出るとひんやりとした冷たい風が吹いていて、思わず身震いした。いまにも雨が降り出しそうな厚い雲が空を覆っていて、やっとノルマンディに来たんだなあと、彼氏には聞こえない小さな声で独りごちた。

レンヌ国際空港からレンヌ駅への移動方法は、ざっくり言うと2通りあった。一つは素直にタクシーに乗って駅を目指す。二つ目は空港を出て、左手に直進してT字路にあたったところにあるバス停から路線バスに乗る方法。空港でバス停を教えて貰い、いったんバス停に到着したものの、レンヌ駅で下車する場所がいまひとつはっきりしなかった。で、すごすご空港に戻り、タクシーでレンヌ駅を目指した。費用はだいたい約20ユーロかかったが、安全とベンツでの移動の快適さを考えるとタクシー移動が正解だった。

モン・サン=ミッシェルへ行くバスは駅を11:35に出発する。バスチケットを買い、約40分ほど待って乗車。乗客の東洋人比率がやたら高い。90分ほどの移動でバスはモン・サン=ミッシェルに到着する。前回訪ねた時は城門入り口で下ろされたが、今回は屋根の付いた小さなバス停に停まり、身を隠す場所もないところで強い雨に襲われて大変なことに。ビジターセンターへ駆け込むまでにびしょ濡れになった。なかなか手強い歓迎だこと。

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