フランス旅行記(2015年) モン・サン=ミッシェルに滞在(1)

ビジターセンター近くから無料シャトルバスが運行されていて、それに乗り込んでモン・サン=ミッシェルを目指す。前回僕が訪ねた時は堤防の上に敷かれた道路を移動していったが、新しいアプローチはサンマロ湾の潮流を回復させるために細い橋脚の上に道を敷き、その上を移動する方法になったのだという。

雨宿りをしたこともあって、モン・サン=ミッシェル島内に到着したのは14時近くになっていた。とりあえずホテルに荷物を預け、ランチを摂ることにした。島内はオムレツ財閥に支配されており、どこに行ってもラ・メール・プラールから逃れられないような仕組みになっているような気がする。そんな中、修道院へと続くグランド・リュ沿いにあるレストラン レ・テラス・プラール(Les Terrasses Poulard)で食べた料理が、今回一番美味しかったような気がする。


食べたのはプリフィックスのコース。お値段は18Euro。
下の3品から1品
・フレッシュ野菜サラダ
・田舎風テリーヌ
・野菜のマリネサラダ

下の3品から1品
・ハムの蒸し煮 シードル風味
・ムール貝の白ワイン煮 フライドポテト添え
・ノルマンディ風ヴォライユ(家禽類)のシュプレーム

デザートは下の3品から1品
・バニラアイスクリーム
・アップルパイ
・チョコレートムース

僕が選んだのは、田舎風テリーヌ、ノルマンディ風ヴォライユ(家禽類)のシュプレーム、チョコレートムース。その他に僕らはシードルを頼んで乾杯する。

普段シードルを飲む機会はあまりないのだけれど、やさしい炭酸の刺激は嫌いじゃない。ノルマンディに来たらこれは外せない。



田舎風テリーヌは、ものすごくよい出来で、美味かった。これ、赤ワインと組み合わせたら何枚でも食べたくなるだろう。たった2枚しかないので、もったいなくてチマチマ食べることになったよ。



ノルマンディ風ヴォライユ(家禽類)のシュプレームのシュプレームとは「胸肉」のこと。肉汁が混じった甘めのソースがお米に染みて、これはものすごく日本人好みの味付けだと感じた。こちらも2皿くらい欲しくなる逸品。


デザートはチョコレートムースで。


レストラン レ・テラス・プラールは眺望レストランと言うだけあって、窓の外には灰白色の干潟と、羊が草を食んでいる草原が広がっている。僕はこのレストランが好きになった。

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