「ケツ貸す気になったら連絡よこせよ」
イラストレーターの佐竹が息抜きにひっかけた相手は超顔の好みなサラリーマン・大森。
がっつき気味にコトに及ぼうとしたけれど、互いにタチであることがわかり、断念。
掘られる覚悟を大森に促して別れたが、その後、大森からの連絡は健全デートの誘いばかり。
「もう呼ぶな。身体の相性が悪いんだよ、俺たちは」
ヤりたいときにヤりたい相手と、自分の好きなように突っ込んできた佐竹だが――…。
タチ歴〇年。初めてのネコに挑戦!?
Amazonにレビューが上がっていない作家は、正直怖くて手が出せない。だけど、表紙買いした八川キュウは、想定外に当たりな作品だった。
収録作品はほとんど当たりだが、「ひとめ惚れの落とし穴」「好きはノートに愛はカラダに」「手に余る生徒で」がオススメかな。
平成の「やらないか」!?
「ひとめ惚れの落とし穴」はお互い顔も好みなのに、タチ同士だったのが残念……というBLでは時々取り上げられるテーマ。がっかりな終わり方をした「不測ノ恋情」、めちゃめちゃおもしろかった「プチッとはじけた、」と比べると、至って普通のカップル。Sex抜きの健全なおつきあいをしているうちに、やっぱり物足りなさがあって「もう呼ぶな。身体の相性が悪いんだよ、俺たちは」と言ってしまう。だけど未練なんだな、佐竹はグルグル悩んで結局は「抱けってんだよ」と大森に抱かれる決断をする。惚れた弱みだね。
1.絵柄
キャラクターはすっきりとかわいい系。脱がせればボディラインも美しくて満足。
2.ストーリー
短編集だけど上手くまとまっている。表題の他、好きな相手のためにノートを作り続けている純情高校生だとか、センセイを手込めにするヤリチン高校生だとか、どれも悪くないできあがり。
3.エロ度
みんな細身でエロイ身体つき。大森ががっつり佐竹を泣かしているのがイイ感じ。
4.まとめ
これから注目していい作家だと思います。掘り出しもんだ。
絵柄 :★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エロ度 :★★★☆☆
(あくまで個人的主観に基づく★の数です)
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