霧ケ峰高原 2016年上高地滞在記

7年ぶりに上高地へ行くことになった。
両親への親孝行という名目で、上高地帝国ホテル二泊三日を企画した。
梅雨が明けるか明けないかという微妙な時期で、数日前から天気予報を見ながらヤキモキしていた。

スカイラインで中央道を走り、途中諏訪ICで降りる。
諏訪市内を抜けて、県道40号線の山道を登って行くと、ビーナスラインとぶつかる視界の開けた場所に出る。
自宅から走り続けてきたので、霧ヶ峰スキー場前で一休み。
空には雲が多かったけれど、八ヶ岳から遠く富士山までを眺めることができた。




色彩は蒼く沈み込み、時折通り過ぎてゆくバイクのエンジン音以外は、渡ってゆく風の音だけしか聞こえない。
静けさに身を置いていると、時間がゆったりと流れている感じがする。

少し疲れが取れたところでビーナスラインを松本方面に向かい、八島ヶ原高原湿原に立ち寄る。
こちらも雨が降り出しそうな空だったがたくさんの車が立ち寄って、日光黄菅の花を眺める人が多かった。






ビーナスラインを北上し、三峰大展望台からの景色を望む。
小さく、小さく富士山山頂が見える。
ほんとうにほんとうに雄大で美しい光景が広がっていて、晴れていたらどれだけ素敵だっただろう。



松本市内に下ってきて、今度は野麦街道を山へ向かって走って行く。
道沿いにあった懶亭(ものくさてい)という古民家風の蕎麦屋に入り、ざるそばを頼む。
黒光りする柱に支えられた高い天井と、開放的な土間を生かした店内は広々としている。
窓を開け放って風を通したら、かなり居心地の良い空間になるのだろう。
座敷とテーブルがあったが、野麦街道の見えるテーブル席で蕎麦を待った。


小さく見えるが、これで三人前を乗せた大きな笊。
細打ちの蕎麦に蕎麦つゆが良くあっている。

蕎麦でお腹を満たした後は、新島々を横目に、沢渡駐車場を目指して山に分け入ってゆく。
視界を山に遮られるようになり、暗いトンネル、ダムと発電所が現れ、段々と俗世と切り離されてゆくような気がする。
沢渡駐車場でタクシーに乗り換え、上高地帝国ホテルを目指す。

0 件のコメント:

コメントを投稿