ハルピンラーメンで生き返る!

今週も長野県の山の中にいました。
朝、七時新宿発のスーパーあずさ1号に乗るのはつらいんよ。
4時に起き、シャワーを浴びて家を出て、ニッカポッカのお兄さんたちに混じって新宿入り。
駅弁買って、あずさが動き出す前にお弁当食べ終わって寝落ち。
次に目が覚めると円山を過ぎて、甲府盆地の向こうに南アルプスが連なっている車窓を目にする。

で、山に入るわけですよ。
冬枯れの木立の中、お仕事が続く。






前日に25cm積もったと言いながらも、春山な感じはしてる。
空気はピンと冷たいけれど、日差しは確実に強くなってきていて、ダッフルコートが暑いと感じる時もあった。

今回は日が暮れる前に山を降りられたので、晩御飯はコンビニ飯から逃れるべく、町をふらふら歩いてみた。
長野地元民のソウルフード(?)らしいテンホウという店があったので入ったみた。




濃厚味噌チャーシューメンと餃子のセット。
メニューを眺めていて、この店の売りはなんなの?と思っちゃうほどの品数の豊富さで、やたらに安いなと感じた。正直、何を頼んでいいのか迷ってしまった。
オーダーを出して、窓の外を眺める。夕日を背中に浴びながら、こんな時間に飯食えるの久しぶりだなあと落涙しそう。

味はね……大学の学食でも今時なかなか出くわすことのない古いタイプのラーメン。
最近は複雑な味に慣れてしまっているからねぇ……。
いっそシンプルな支那そばだったらそれはそれでありだと思うのだけど。
餃子は八角(スターアニス)などが加えられていて独特だと言われていたけれど、割と普通だった。
もっと強烈なやつが出て来るかも、と身構えていたんだけどね。

翌朝は、駅そばが朝ごはん。
ホテルの朝食が碌なもんじゃなくて、食べる気が起きなかったんだ。
「たかが駅そばでしょ〜」と侮っていたわけだど、さすがは長野県、駅そばのレベルが高い高い。
軽井沢では天ぷらのクオリティが高い!と感動していたんだけど、ここは蕎麦のレベルが高い!


で、お仕事、お仕事。

ランチは、ついに、ついに「ハルピンラーメン」に対面!
出張のたび「ハルピンラーメンって美味いんですよね?ぜひぜひ食べてみたいッス〜」と言いまくってた。
地元の名物を褒められて嫌な気分になる人はいないわけで、相手も「えっ!?なんで知ってるの??」とすぐ打ち解けてくれる。僕がよく使うコミュニケーションメソッド。「地元でも好き嫌いが分かれるよ?」と念押しされながらついに、ハルピンラーメンが目の前に……。


うまいわーっ!!!
これ絶対アリだーっ!!!
唐揚げのクオリティたけぇー!!!
サックサクのクリスピー感、肉汁ジワァ〜!!!
ビールがいくらでも飲めちゃいそう!!!

ラーメンはニンニク醤油?と特製醬の複雑で、引き込まれるような独特な味。
スープひと啜りひと啜りが、なんか幸せなの。

午後の仕事もいい感じで進行して、幸せ気分で終了。

それでも仕事の疲れはジワジワとのしかかってきていて、帰りのあずさの中で桔梗屋信玄餅アイスを食べて撃沈。
あ、このアイスは微妙〜、リピートはないな。
残念。


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